10月4日、読売新聞社大阪本社にて、「よみうりアワード」の表彰式が行われた。「よみうりアワード」は、1969年1月に制定された歴史のあるアワードで、数あるアワードの中でも特に完成が難しいとされる。「世界10,000局よみうりアワード」と「全日本10,000局よみうりアワード」の2種類が発行され、それぞれ、世界各国のアマチュア無線局1万局、日本各地のアマチュア無線局1万局との交信を行い、QSLカードを獲得することで完成する。

9月18日に関東地区の受賞者を対象に読売新聞社東京本社で行われた表彰式に引き続き、今回は関西地区、中国地区、四国地区、九州地区の受賞者10名が出席した。13時から始まった授賞式典では、読売新聞社制作局の植松局長による主催者の挨拶にはじまり、まずは世界1万局賞の受賞者3名に表彰状と盾が授与され、続いて全日本1万局賞の受賞者7名にも表彰状と盾が授与された。その後、近畿総合通信局無線通信部　内山部長より、受賞者全員に総務大臣賞が授与された。

読売新聞社制作局　植松局長による挨拶

よみうりアワードのこれまでの発行数は、今回の表彰分を含めて、世界1万局賞が84名、全日本1万局賞が420名に達し、今回は世界、全日本合わせて全国の61名に発行された。先月の関東、今回の関西に続き、他の地区でも今後順次表彰式を行う予定にしているとのこと。

JARL長谷川副会長による祝辞

表彰状授与の後は、総務省を代表して内山部長による祝辞、JARLを代表して長谷川副会長による祝辞、受賞者を代表して今回世界1万局賞を受賞したJA3GFA山地さんによる挨拶が行われ式典は終了した。式典終了後も記念撮影や、読売新聞の記者による取材などが行われ、受賞者の苦労話などが披露された。

JA3GFA山地さんによる挨拶