2015年5月号

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JARLが「モールス符号をユネスコの無形文化遺産へ」と呼びかけ

JARLは「モールス符号のユネスコ無形文化遺産登録」を目標に掲げ、創立90周年記念ページに情報を掲載した。


JARL創立90周年記念ページに掲載された「モールス符号をユネスコの無形文化遺産へ」の呼びかけ

それによると、JARLは「創立90周年を迎えるにあたり、JARLがモールス符号のユネスコ無形文化遺産登録を目標に掲げることは、通信の原点であるモールス信号とアマチュア無線への関心と意識の高揚に大きな意義を持ちます。この活動をとおしてアマチュア無線のファンを増やしていくため、つぎの行動を推進します」とし、以下の目標を掲げている。

(1)現在実施しているJARLおよび各地方本部と支部、クラブ、関連団体等のモールス通信に関する各種活動を継続・拡大して推進していきます。

(2)JARL、IARU第3地域事務局、IARU本部との連携を密接に保ち、日本ユネスコ国内委員会事務局などへの折衝を開始します。

(3)モールス通信に関連する各種行事の実施にあたり、「モールス世界遺産/モールス符号の無形文化遺産登録を推進しよう!」、あるいは、「モールス符号を無形文化遺産へ!」等のテーマやキャッチフレーズを定め、キャンペーンとしての組織的な意思統一とPR活動の推進を図ります。

モールス符号をユネスコの無形文化遺産に登録することは、DARC(ドイツのアマチュア無線連盟)が2014年に発案し、ドイツのユネスコ委員会に申請を行ったが、ユネスコは1国から1年につき1件しか推薦を受け付けないため、同国内の選考に残ることができなかった。

一方でユネスコは「複数国からの無形文化遺産リストへの推薦は優先して取扱う」としていることから、 DARCとIARU第1地域の会長が2012年12月にIARU本部、IARU第2地域、第3地域のメンバーの各国連盟へ協力要請を行い、これに今回JARLが呼応したものだ。

JARLは今後、モールス符号がユネスコ無形文化遺産の日本の暫定リストへ早期に盛り込まれるための情報収集と併せ、上記に掲げた活動を行っていくという。

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