2016年4月号

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読売新聞ニュースサイトがアマチュア無線の動画を公開、若田宇宙飛行士も登場

3月号で既報のとおり、読売新聞社はJARL元会長の原 昌三氏(JA1AN)による連載「ハローCQ」を、2月16日から朝刊紙面の大型企画「時代の証言者」コーナーに掲載、3月28日の第30話で完結した。

同紙はこの連載の告知を兼ねたアマチュア無線の動画を制作、ニュースサイトの「YOMIURI ON LINE」で公開し、話題になっている。

動画にも登場したJAXA宇宙飛行士の若田光一氏(KC5ZTA)。国際宇宙ステーション(ISS)からアマチュア無線で運用した経験を持つ(写真©NASA/JAXA)

掲載されたアマチュア無線動画は下記の4本。いずれも約4~5分に編集されている。

「時代の証言者」アマチュア無線関連の動画リスト(YOMIURI ON LINE)

(1)原昌三さん アマチュア無線の魅力を語る(2月17日公開)4分54秒
(2)原昌三さん 苦難の歴史を語る(3月1日公開)4分52秒
(3)原昌三さんへ若田さんから応援メッセージ(3月8日公開)3分50秒
(4)原昌三さん 女優・松田百香さんと交信(3月15日公開)4分25秒

どれも興味深い内容だが、特に3本目の「原昌三さんへ若田さんから応援メッセージ」では、JAXA宇宙飛行士の若田光一氏(KC5ZTA)が登場し、アマチュア無線の魅力を伝えた上で、NASAが国際宇宙ステーション(ISS)から行っているアマチュア無線の活動「ARISSスクールコンタクト」を説明し、「私も次に宇宙に滞在するときは、スクールコンタクトだけではなく、“CQ”を出してみたいと思います」と述べている点で注目が集まっている。

これら4本の動画はいずれも無料で視聴可能だ。なおJARL元会長の原 昌三氏(JA1AN)による連載「時代の証言者 ハローCQ」のバックナンバーは、読売新聞購読者を対象とした有料サイト「読売プレミアム」(月額150円+税)で閲覧可能だ。下記に全30話の連載リストを紹介しておこう。

時代の証言者「ハローCQ」全連載リスト(読売プレミアム)

第1話  私はハムでございます(2月16日掲載)
第2話  交信 宇宙とも王様とも(2月17日掲載)
第3話  きっかけは鉱石ラジオ(2月18日掲載)
第4話  ラジオ鳴らしスパイ扱い(2月20日掲載)
第5話  軍の要請で無線機作り(2月22日掲載)
第6話  3日前 聞こえた「敗戦」(2月23日掲載)
第7話  中禅寺湖に沈めた「証拠」(2月24日掲載)
第8話  「連盟結成」 世界に打電(2月25日掲載)
第9話  掘り出し物探し 秋葉原へ(2月27日掲載)
第10話 ハム誌創刊 どどっと返本(2月29日掲載)
第11話 無線資格「モールス抜き」(3月1日掲載)
第12話 超短波「交信相手いない」(3月2日掲載)
第13話 超短波 飛んでアルゼンチン(3月3日掲載)
第14話 「非常、非常!」大水害伝える(3月5日掲載)
第15話 アマ無線 南極へ行く(3月7日掲載)
第16話 隊員と家族 会話は「雑音」(3月8日掲載)
第17話 スプートニクの電波受信(3月9日掲載)
第18話 「ハム女子大」は満員御礼(3月10日掲載)
第19話 世界一 ハム100万人突破(3月12日掲載)
第20話 外国人第1号は米大使(3月14日掲載)
第21話 大阪万博 ハムが無線局(3月15日掲載)
第22話 「小野田少尉生存」伝わる(3月16日掲載)
第23話 世界へ「こちら沖ノ鳥島」(3月17日掲載)
第24話 富士山麓でハムの祭典(3月19日掲載)
第25話 「電波停止を!」全国に号令(3月21日掲載)
第26話 中国のハムはスパイ探し?(3月22日掲載)
第27話 日の丸衛星 打ち上げ奔走(3月23日掲載)
第28話 阪神大震災 非常局が活躍(3月24日掲載)
第29話 連盟総会 きついんです(3月26日掲載)
第30話 ハムの楽しさ 子どもにも(3月28日掲載)

これらのバックナンバーは「読売プレミアム」で閲覧可能(有料)
http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/list_JIDAINOSHOGENSHA

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