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Masacoの「むせんのせかい」 ~アイボールの旅~

第19回 日本工業大学 無線部(JA1YYE)の皆さん

Masacoの「むせんのせかい」 ~アイボールの旅~

ここで部長の大谷さん(3年生)と上村さん(3年生)に合流。部長の大谷さんは電気電子工学科3年で唯一の女子だそうです、ビックリ!!


無線部の部長の大谷さん(左)と元部長の槇岡さん(中央)、3年生の上村さん(右)。写真の右奥に見えるのが無線部用に大学が用意してくれた3本のコンクリート柱で、近く14MHz帯の八木などを設置する予定です

--大谷さん、ずいぶん大きなタワーですね! メインテナンスも部員の皆さんですか?

「はいアンテナのメインテナンスや取り替えも、部員たちでやっています。みんなタワーのてっぺんまで上れるんですよ」

--え、大谷さんも!?

「はい、上がりますよー。てっぺんで好きなお菓子食べたり(笑)。Masacoさんも一緒に上ってみませんか?」

--いやいやいやあああ…。ヤメておきます。皆さん怖くないんですか?

「入部したての頃は2mぐらい上がったところで尻込みする人もいるんですけど、少しずつ訓練しますし。ヘルメットをかぶって、墜落防止機能のついた安全ベルトもするので、大丈夫です。すぐに慣れますよ。上でカップ麺を食べる部員もいるほどです」

--タワーの上でカップ麺! 尊敬しちゃいます(汗)

そしてタワーの近くには、コンクリート柱が3本あり、そのうち1本に21MHz帯の5エレと28MHz帯の4エレが建っていました。

「実は以前、クラブの部室の近くにアンテナタワーがあったのですが、校舎の改築のために撤去されることになりました。その時に大学側がこの場所にタワーを移設して、コンクリート柱は新品を3本建ててくれたんです」

--え、そうなんや~


タワーやコンクリート柱から無線部のシャックまでは、U字溝が設けられ、12DSFAの同軸ケーブルが先行配線されていました

「それだけじゃなく、それぞれのタワーやコンクリート柱から同軸ケーブルを引き込んだ、ユニットハウス式のシャックも用意してくれたんです。こちらがそのシャックです!」

--この建物! 見たことがあります!! 思い出しました。JARLとJAIAさんが制作したアマチュア無線をPRする動画で、このシャックが出てきましたよね?


JARLとJAIAの「アマチュア無線PR動画」に出てきたシャックを訪問。コンコン♪

「はい、今年の2月に演歌歌手の水田かおりさん(JI1BTL)と女優の松田百香さん(JI1NYO)のお二人がここにいらっしゃって、撮影しました」

--わあ、その動画、見た見た!!! 私も同じアマチュア無線PR動画の「免許取得編」に出ているんですよ~

「はい、みんなで見ましたよ~」

--ありがとうございます♪

見せていただいたシャックは細長くて、手前が冷蔵庫と掲示板、中央が収納棚で奥がオペレートデスクになっていました。使っているのはアイコムのIC-7400。奥にはタワーやコンクリート柱から引き込まれた同軸ケーブルがズラリ!!


コンテナハウス製のシャックは細長いけれど、エアコンが効いて快適♪ いろいろな無線機が置かれていましたよ~


シャックの壁面に取り付けられた、たくさんの同軸ケーブル。U字溝を経由してタワーやコンクリート柱まで伸びています。そしてホワイトボードには「ALL ASIAN DXコンテスト」参加のなごりが!

「JA1YYEはコンテストでの運用が活発で、国内のローカルコンテストから海外のDXコンテストまで、あらゆるコンテストに参戦しています。この前もオール群馬コンテストや6m&Downコンテスト、ALL ASIAN DXコンテストに参加したところです」

特に頑張るのは毎年10月の全市全郡コンテスト。南埼玉郡は宮代町だけの1郡1町で、コンテストに参加するのはJA1YYEぐらいなので、とーってもモテるそうです!

そして、いろいろなコンテストでの上位入賞などが大学から評価され、学内で最も顕著な活動実績を残したクラブ活動に与えられる「優秀クラブ賞」を2年連続で受賞、それもあって「今年は部の予算も100万円の大台に乗りました」ですって! 100万円の部費!! 凄いわ~!!! ねえ!ねえ!!! 何に使うの?


部長の大谷さんに、最近の交信実績を教えていただきました。コンテストも含めると、毎月1,000局以上と交信しているとか!!


大学から授与された「優秀クラブ賞」の表彰状です

「はい、無線機を更新しようと思って、IC-7300とIC-PW1を注文しました。もうすぐ納品になる予定です」

わあー、楽しみね! ちょうど無線部では、大学創設50周年を記念した「8N1NIT」を3月末まで運用しているそうで、いつも以上に運用のアクティビティが上がっているそうですよ。

◆無線部の活動いろいろ

さて、次は部室へ行きましょう~!今年オープンしたばかりというピカピカのクラブ棟の3階に、無線部の部室があります。


新築されたばかりのクラブ棟3階にある、無線部の部室です

中にはテーブルやパソコンデスク、電子レンジ!! 本棚には無線の雑誌がズラリと並んでいました。あと寝袋も(笑)。


無線部の部室。コンテストに参加したとき、交代で休憩や仮眠を取るための道具も揃っているそうです

部員の皆さんが集まってくださったところで、まずはクラブの活動について伺いました。

無線部は1967(昭和42)年の大学創設当時からあって、現存するクラブの中で最古の歴史を誇っています(活動は一度も途切れていないそうです)。現在の部員数は15名(4年生4名、3年生3名、2年生5名、1年生3名、学外部員1名)。そのうち女子は部長の大谷さんだけ!! 14名がハム資格を持っていて、内訳は4アマ1名、3アマ10名、2アマ1名、1アマ2名だそうです。

「この大学は、工業高校の卒業生が半数弱を占めているので、ハム資格を持っていて入部する部員もいます。でも部員の4分の3くらいの人は、入部してから資格を取っています」

ここで槇岡さんから面白いお話が・・・。

クラブの中での“序列”は、学年じゃなくて、何アマかという“資格の種類”と“オペレートの上手さ”で決まります」ですって!!

「タワーに上れるかどうかは序列に関係ないんですか?」と尋ねたら、「はい、タワーのてっぺんまで上がれるということと、3アマ資格は“部員の必須条件”なので、序列とは無関係なんです(笑)」なんと、そうだったんですね。


無線部の部室に貼られた「新入部員テスト」の紙。「(1)タワーの頂上でお菓子」「(2)1時間で20QSO(初心者)、45QSO(中上級者)」「(3)1日でPC組みと環境設定」――どれも私にはムリやわ~!!

クラブの部会は毎週水曜日ですが、部員の皆さんは自分の空き時間にシャックから自由に電波が出せるそうです。そして週末になると、あらゆるコンテストに参加!!

「特に部員を集めて参加するのは、JARLの6大コンテストとハムフェア、大学の夏祭り、大学祭。あと6m & Downコンテストは埼玉県内の堂平山に移動運用することが多いですし、部員同士で相談して移動運用をすることもあります」。そのほかに移動運用と親睦を兼ねた合宿を温泉地で行うこともあるとか!


アマチュア無線のイベントにも積極的に参加しています。これは「埼玉ハムの集い2017」のスナップです!

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