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Masacoの「むせんのせかい」 ~アイボールの旅~

第41回 第一工業大学 情報通信研究部(JA6YJV)の皆さん

Masacoの「むせんのせかい」 ~アイボールの旅~

情報通信研究部を訪問

中茂先生のご案内で校内を見せていただき、「そろそろ学生も来る頃でしょう」ということで、情報通信研究部の部室がある2号館へ! 最初に屋上でアンテナを見せていただきました。


屋上のHFトライバンド3エレHB9CV。右側には144/430/1200MHz帯のGPがあります


1号館の屋上にはHFローバンドのダイポールが張られています

屋上にはHFのトライバンド3エレHB9CV、144/430/1200MHz帯のGPがあり、隣の1号館の屋上にはHFローバンドのダイポールが張られています。残念ながら雨で霞んで見えませんでしたが、晴れた日には桜島を眺めることができるそうです!

気になる電波の飛びは!? 「HFはよく飛びます。でもV/UHF帯は地元の運用局数が少なくて、あまり聞こえません…」というお話しでした。


2号館にある情報通信研究部の部室に到着!

部室では、部長で4年生の吉田さんと、副部長で4年生の西さん、同じく4年生の山畑さんが待っていてくれました。3人と中茂先生に情報通信研究部のことをいろいろ伺いました。

情報通信研究部は「モノに電気と仕掛けを加えて、面白いモノを作る」をテーマに、ハードウェア・ソフトウェアを問わず、何かを作ったり、研究する部として活動中です。現在の部員数は26名で、そのうちアマチュア無線技士の資格は3人が取得しているそうです。

定期的な活動は週に1~2回。部室に集まって思い思いの電子工作やプログラミング、アマチュア無線の運用などを行うそうです。そのほかの活動としては、文化祭の運営サークルと連携して学内で「eスポーツ大会」(コンピュータゲームを競技として行うもの。将来的にはオリンピックの種目になるかも、と言われています)を主催したほか、地域のハンドメイドイベントでの作品出展と販売、シニアや中高生に向けてのプログラミング講座の開催、西日本ハムフェア、関西アマチュア無線フェスティバル、東京のハムフェアといったアマチュア無線イベントへのブース出展も行っています。


昨年の「関西アマチュア無線フェスティバル」にブースを出展。中茂先生と部員の皆さんのスナップです


情報通信研究部主催のeスポーツ大会の案内ポスター。去年は2回開催し、今年も6月27日に開かれました!

部長の吉田さんは「いろいろな学科の学生が交わり、刺激を与え合うことができる場所だということが特徴ですね」と教えてくださいました。

ちなみにクラブ局のコールサインはJA6YJV。「かなり歴史のあるコールサインですね」と中茂先生に伺ったら、昭和40年代に旧校名の九州学院大学にアマチュア無線クラブが発足したときに取得したコールサインなのだそうです。長い間免許切れで失効状態になっていたものを、中茂先生が着任した2017年に復活させ、今の「第一工業大学情報通信研究部」に変更したそうですよ。


情報通信研究部の無線機。V/UHFはIC-910を使っています。写真左下のインターフェース「USBIF4CW」と「digiaid」は中茂先生が開発したもので、多くのアマチュア無線家が愛用しています

部室の中には楽しそうなものがいっぱい配置されていましたよ~!

まずは超小型のワンボードマイコン「Arduino(アルデュイーノ)」に、部で作った専用基板を組み合わせたもの。いろいろなことができるそうで「CWキーヤー」や「CWインベーダーゲーム」を試させてもらいました♪ 自分が打ったモールス符号がそのままディスプレイに表示されるのは楽しいですね。


Arduinoに専用基板を組み合わせたもので、CW送信を体験! ちゃんと「JH1CBX」って打てていますよ♪

授業を終えて部室に来た中禮(ちゅうれい)さんは、Arduinoを何台も用意し、インターネット上で連携させて、1台では不可能な「和音」を出したり、オーケストラのような合奏ができるようにしたものを実演してくれました。パソコンやスマホからもリモコン可能! 部室のあちこちから音楽が聞こえて楽しい~!!


部員の中禮さんはArduinoを何台も用意して和音や合奏ができるように工夫しました

また「クリスマスまであと何日?」という基板は、LEDのデジタル表示に、設定した日付まで“あと何日か”を表示する(きょうの日付や現在時刻も表示できます)ものですが、クリスマスということに胸がキュン♡♡♡


「クリスマスまであと何日?」という、任意の日付を設定できるカウントダウン装置。写真右下は霧島市の依頼で製作した、かごしま国体のPR用カウントダウンボードです

「この基板は、2020年に開催される“かごしま国体”のPRをするために、霧島市からの依頼を受けて作ったPR用のカウントダウンボードに搭載されています」と教えていただきました。

国体PR用のカウントダウンボードは、霧島市内にある第一工業大学と霧島高校、隼人工業高校、鹿児島高等専門学校の4校が台数を分担して作ったもので、第一工業大学のものは日付のカウントダウンだけでなく、観光地の風景を表示したり、ミニカーが特産の酢の産地や牧場などを動き回る仕組みがついているんですって! 市役所でお披露目されたあと、今は市内の総合支所に設置されています。

もう1つはクリスマスツリーの形をした基板! 3色のLEDがピカピカと光ります! これはとても評判が良く、北海道のテレビ局が行った子供向けイベントや大阪府の中学校で技術科の授業でも使われたそうです!


LEDがピカピカ光る、クリスマスツリー型の基板は北海道のテレビ局でもイベントに採用されました

--あ、これ!KANHAMのブースでも売られていましたよね!? ピカピカ光るものがいろいろ売られていて楽しかったのを覚えています♪

「はい、KANHAMでは、このクリスマスツリーのほかに光るピアスやブローチなども売っていましたよ」


去年の「関西アマチュア無線フェスティバル」のブース写真。クリスマスツリー基板のほか、LEDつきのピアスなど、女子向けグッズも作って売ったそうです!

--今日ここで再会できるとは、思っていませんでした!

「じゃあMasacoさん、このクリスマスツリー作りに挑戦してください」

--えー、本当ですか!?

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