2014年9月号

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ハムフェア2014

8月23日(土)、24日(日)の2日間、東京ビッグサイトにて、国内最大規模のアマチュア無線のイベント「ハムフェア2014」が開催された。この週末は比較的天候に恵まれたこともあり、初日の土曜日が23,000人、2日目の日曜日が11,000人、2日間合わせてのべ34,000人(昨年比+3,000人)が来場し、土曜日曜の2日間の開催になって以来、最高の入場者数を記録した。


朝10時の開場を待つ来場者


開会式の様子

アマチュア無線機器の主力メーカーの集まりであるJAIAコーナーにはJAIA正会員4社(アイコム株式会社、株式会社JVCケンウッド、コメット株式会社、第一電波工業株式会社)が出展し、各ブースは大勢の来場者で賑わった。特に土曜日の午前中はどのブースも、各社の主力製品や、新製品、参考出品などを見に訪れた来場者であふれ、目当ての製品になかなかたどり着けないとった状況もあった模様。その他にもJARLビジネスコーナーにJAIA正会員2社(アルインコ株式会社、株式会社エーオーアール)が出展し、こちらも多くの来場者で賑わった。

JAIAコーナーに出展した各社のブース (開場前に撮影)


アイコム株式会社


株式会社JVCケンウッド


コメット株式会社


第一電波工業株式会社

JARLビジネスコーナーに出展した各社のブース (開場前に撮影)


アルインコ株式会社


株式会社エーオーアール
(JAIA各社の新製品/参考出品についてはJAIAコーナーをご覧下さい)

さて、JARLが開発し、デジタル方式のアマチュア無線の世界標準となっているD-STARに関しては、今年は会場内に臨時レピータ(JP1YJJ)が4基(430DV×2波、1200DV、1200DD)設置された。今年は例年混雑していた430DVについて初めて2波を設置することで、混雑解消に貢献した。臨時レピータは会場内の特別記念局(8J1A)による運用もあり、例年同様に高い稼働率となった。

一方、JARLイベントコーナーでは、例年同様に各種講演が行われた。D-STAR関連では、本年もJP1EED小笠原氏、7M3QXW依田氏、JR1UTI藤田氏による初級者向けの「小さな力で大きな世界へ、みんなで楽しもう! D-STAR」と題した講演が行われた。またJAIA技術委員会による、「やさしいデジタル大研究」と題した講演も行われ、どちらも多くの聴講者で埋まった。


JAIA技術委員会による「やさしいデジタル大研究」講演

その他にもハムフェア特別記念局8J1A運用、中学生以下を対象としたスタンプラリー、自作品コンテストの入賞作品展示、親子で楽しめる「電気の散歩道」と「工作教室」、テーマ展示(無線デモカー)など、様々なイベントが用意され、クラブコーナーでの各種展示や、不要品などの即売と合わせて会場内には多数の見所があり、1日では全てを回りきれないといった声も聞かれた。


テーマ展示コーナーの無線デモカー


JAIA各メーカーの最新機種で運用できる特別記念局8J1A

なお、来年の同フェアは、8月22日(土)、23日(日)に開催される。

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