2015年7月号
ニュース
JARD、第5回定時評議員会と第14回理事会を開催
アマチュア無線技士の養成課程講習会やアマチュア局の保証業務、無線設備の技術基準の適合証明などを行う、一般財団法人日本アマチュア無線振興協会(JARD)は6月18日、東京都内で第5回定時評議員会と第14回理事会を開催し、新たな評議員と役員を選任した。
評議員会と理事会終了後の懇親会で挨拶するJARDの有坂会長(写真左)、原名誉会長(写真中央)、井上評議員(写真右)
この日の評議員会、理事会で決定したJARDの新体制は次のとおり(敬称略、発表順)。
<役員>
会長:有坂芳雄
専務理事:坂本純一(常勤、事務局長兼任)
理事:
秋山 健
伊藤康典
小室圭五
高尾義則
竹内俊春
田中謙治
玉眞博義
安田 聖
矢橋 隆
山﨑青志
監事:
吉岡 司
吉井周一
<名誉会長>
原 昌三
JARDの新役員
<評議員>
井上徳造
鬼頭達男
黒沢 隆
後藤尚久
竹田義行
種村一郎
田中征治
鳥井敏雄
丹羽一夫
三木哲也
柳澤一雄
柳澤秀夫
山之内俊彦
吉野武彦
JARDの新評議員
この日のJARDの報告によると、平成27年度の第4級アマチュア無線技士および第3級アマチュア無線技士の養成課程講習会は、開催要件の緩和や事務代行機関の実施費用の改善などを行った結果、昨年同期よりも合計で約12%の受講者が増加し順調に推移しているという。
また7月1日から開始されるeラーニング方式による第2級アマチュア無線技士の養成課程は、定員の6倍以上となる307名から応募があり、抽選で受講者を決定したという。eラーニングによる養成課程は今後四半期ごとに受講者の応募を行う予定で、10月以降は定員を大幅に増やして対応する方針が発表された。
一方、平成26年11月から再参入した「アマチュア局の保証業務」は、周知強化とJARL販売の申請用紙の保証関連書類がJARD専用のものに切り替わったことが奏功し、徐々に取り扱い件数が増加していることと、平成34年(2022年)12月1日以降は使用できなくなる旧スプリアス機器について、総務省において検討が進められており「この一方策として、現行のアマチュア局保証制度の活用も検討されており、JARDとして協力していくこととしています」という報告があった。