2013年4月号

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創刊のご挨拶

1952年7月にアマチュア無線が再開されてから60年を経過しました。その間、1995年にはアマチュア無線局数が136万局のピークに達しましたが、趣味の広がりや、携帯電話器の普及など無線通信手段の多様化によって、現在ではピーク時の約1/3まで減少しています。

趣味としてのアマチュア無線でありながら、この60年間、電気電子、通信を中心とした産業界に数多くの人材を輩出してきており、今後も日本の産業界にとって重要な役割を果たすと考えられます。また単なる遊びの範疇を超え、過去の阪神大震災や東日本大震災等の災害発生時の活躍など、アマチュア無線の社会貢献性が大きく衰退の道をたどることは何としても避けたいと願っています。

その様な状況の下、アマチュア無線に関する様々な話題や情報の提供を通し、アマチュア無線の普及活性化を図る目的で、この度インターネットを介した電子マガジン「月刊FBニュース」を創刊いたしました。

紙媒体では得られない電子媒体のメリットを活かした誌面作りを目指します。具体的には、各記事の文字数に制限は設けず必要な分はすべて掲載します。読みたい記事にすぐにアクセスできるようにリンクを充実したり、古くなった情報は適時リニューアルします。また、スポンサーメーカーだけに限定せず、業界各社の製品を掲載することで公平性を確保し、アマチュア無線界全般を見渡した情報を提供していきます。

内容については、現在、アマチュア無線を楽しんでいる主力層である40代以上のハムを対象に、最新の情報を提供するとともに、様々な遊び方を提案していきます。また、将来のエレクトロニクス業界を担っていく若年層のハムを対象に、単なる連絡手段ではないアマチュア無線本来のおもしろさを余すところなく伝え、一生の趣味としてアマチュア無線を楽しんでいただくことを提案していきます。

一方、過去にアマチュア無線を楽しみながら何らかの理由で休止された方や、何かのきっかけでサイトに立ち寄っていただいたハムでない方にも、アマチュア無線のおもしろさだけでなく、非常事態時の活躍などを通したアマチュア無線の社会貢献度を正確に伝え、アマチュア無線免許の取得(再取得)の一助になりたいと考えております。

どうぞ本趣旨にご賛同いただき、末永くご愛読を賜りますよう、よろしくお願いいたします。

平成25年4月1日
電子マガジン「月刊FBニュース」
編集長 稲葉浩之 JS3CTQ

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発行元: 月刊FBニュース編集部
連絡先: info@fbnews.jp