2013年6月号
ニュース
オーストラリアのハムフェスティバル「HAMFEST 2013」
5月11日(土)、メルボルン東部近郊にて、Moorabbin and District Radio Club (MDRC)による「HAMFEST 2013」が開催された。オーストラリアでのアマチュア無線関連のイベントは、その他にも、毎年2月に開催されるニューサウスウェールズ州での「CCARC Field Day at Wyong」や、同じく2月に開催されるビクトリア州での「Centre Victoria RadioFest」がある。
今回開催された「HAMFEST 2013」は、ビクトリア州都であるメルボルンの中心部から比較的近い会場で、公共交通機関でのアクセスもよく、さらにジャンク市の出展者が多いことなどから、毎年若者からOMまで多くのハムが来場するが、本年は秋晴れの暖かい日で、メルボルンで活躍するハムを中心におよそ400名の参加者があった。
会場になったコミュニティーセンター
メインイベントは各人が持ち寄ったジャンク市だが、イベント終盤で開催される抽選会では、アイコム製の最新D-STARハンディ機が当るなど終始賑わいを見せていた。会場にはクラブ員による無料のコーヒーサービスや軽食のコーナーが準備されているなど、終日楽しめるように工夫されていた。また野外ではジャンク市で仕入れた「宝物」をさっそく仲間達に披露するなど、他のイベントと同じように、いたるところでコーヒー片手に来場者達の談笑が見られた。
会場内の様子
このイベントは、元々MDRCの定期ミーティングであり、ジャンク市以外にもクラブの運営に関わることが別室で議論され、またクラブの代表者などの選出もこの日に行われている。
アマチュア無線のイベントというと、東京ビックサイトでの「ハムフェア」や、アメリカでの「デイトン・ハムベンション」等が真っ先に連想されるが、オーストラリアのものは、規模が小さいだけに、来場者のほとんどが顔見知りというアットホームな雰囲気で、他国からの来場者も暖かく迎えてくれるという。
クラブ員によるホットドッグ、ハンバーガーの販売コーナー