2013年7月号
ニュース
SEA TO SUMMIT 2013
6月22日(土)- 23日(日)、北海道大雪山系の旭岳にて「SEA TO SUMMIT 2013」の大雪 旭岳大会が開催された。「SEA TO SUMMIT(シー トゥー サミット)」とは、カヤック、自転車、ハイクの3つのアクティビティで水辺から山頂を目指し、自然の循環を体感する環境スポーツイベントで、国際的にファンも多く、当日は海外からの参加者も交えて盛り上がった。
大会当日の旭岳。1mを超える積雪の場所もあった。
2013年の第1回目となる大雪 旭岳コースは、湖のステージとなる忠別湖に、早朝5時より参加者がカヤックを搬入。午前7時のスタート直後、参加者がそれぞれ色とりどりのカヤックで約5kmの水のコースを回った後、自転車に乗り換え約15kmの里のステージを走行し、その後旭岳ロープウェイを経て、標高2291mの旭岳山頂にあるゴールをハイクで目指すというもの。
SEA TO SUMMIT実行委員会が主催するこの大会に、今年は通信機器メーカーとしてアイコム株式会社が協賛し、イベントでの安心確保用に携帯型デジタル無線機を提供して、スタート地点の忠別湖からゴールの旭岳山頂までの通信手段を確保した。またビル間通信と呼ばれる無線LANシステムなどを使い、旭岳山頂を含む各チェックポイントをWiFi化すると共に、ネットワークカメラを用いてゴール地点の様子を麓に中継した。
開会式の風景。
忠別湖の親水広場には色とりどりのカヤックが並ぶ。
旭岳山頂のゴール地点の様子。
大会当日の旭岳山頂は久しぶりの好天で、スマートフォンを使って登頂記念の画像を、山頂からfacebookなどにアップする参加者や一般登山家の姿が目立ち、中には「この装置をこのまま置いて帰って欲しい」の声もあがるほど好評だった。
ロープウェイ終点の姿見駅から麓に向けられたビル間通信用のロングループ八木アンテナ。
旭岳山頂から姿見駅に向けられたビル間通信用の平面アンテナ。
旭岳山頂に設置された[Free無線LANつかえます]の看板。