2月22日、オーストラリアのシドニーから北へ約100kmの市、ワイオン（Wyong）で、同国最大規模となるアマチュア無線イベント「Wyong Field Day」が開催された。

アイコムオーストラリアのブースではIC-7850のサンプルモデルも展示、多くの来場者がその性能を体感した

このイベントは、オーストラリアのアマチュア無線イベントを代表するもので、地元ハムクラブの「Central Coast Amateur Radio Club」が主催し、真夏の2月に毎年開催されている。

今年もワイオンを目指して多くのアマチュア無線家がオーストラリア各地から集合した。遠方から参加したハムは開催の数日前に現地入り。キャラバンカーで数日間をのんびりと過ごしたり、前夜に開催されるアイボールイベントに参加したりと、それぞれのスタイルで楽しむことがここ数年のスタイルとして定着している。

また、会場は公共鉄道の駅に隣接しアクセスが容易なことから、交通手段が限られているジュニアハムの来場が年々増加する傾向になっているのも特徴である。

イベント当日はオーストラリア北東部を襲った台風の影響により、終日大雨という悪天候に見舞われたものの、約1,000人が来場。屋外駐車場で行われたフリーマーケットは残念ながら出展のキャンセルもあったが、それでも傘を片手にお目当てのジャンク品を探す熱心な姿が見られた。

屋外駐車場で行われたフリーマーケットの様子。早朝よりジャンク品を探す熱心なハムで賑わった

一方で屋内の展示場では、ディーラーによるその日限りのスペシャル価格での展示即売会、地元オーストラリア製のスクリュードライバータイプのHFアンテナの展示・販売、また多くのクラブブースの展示などが行われ、大いに盛り上がった。

屋内展示場で行われたディーラーによる即売会も好評だった