2016年7月号
ニュース
JARL「第5回定時社員総会」が開催される
6月26日(日)、一般社団法人日本アマチュア無線連盟(JARL)の第5回定時社員総会が東京都新宿区のベルサール西新宿で開催された。
挨拶する山之内JARL会長(JA7AIW)
JARLの定時社員総会は、2011年に同連盟が一般社団法人に移行後、正員から選挙で選ばれた社員(任期2年、現在は総数127名)によって毎年6月に行われるJARLの最高議決機関で、今年は121名の社員らが出席し(議決権行使書提出4名、委任書面出席1名を含む)審議が行われた。
総会は13時に開会し、JA7AIW山之内会長が「JARLは昨年、創立90周年を迎える1年間として会員増強に取り組んできた結果、平成27年度末で21年ぶりに前年度比の会員減少を止めることができた。今後もJARLは会員増強と若い人の育成を図らなくてならない」と挨拶。そして議長にJA1STY鈴木氏、副議長にJH1NLL阿部氏が指名され、第1号議題「平成27年度決算の件」、第2号議題「役員選任の件」、第3号議題「定款改定の件」が続けて審議された。
全国から121名のJARL社員(代議員)が集まった
上程された議題は会長と専務理事が説明を行い、あらかじめ準備書面を提出していた社員などと熱の入った質疑応答が行われ、質問が出尽くしたところで採決となり、第1号議題は14時52分に賛成多数で原案どおり可決承認された。
第2号議題の「役員選任の件」は、今春行われた「平成28年通常選挙」で選出された15名を含む理事候補者17名、および監事候補者2名の全員が賛成多数で選任された。また第3号議題の「定款改正の件」は、一般へアマチュア無線を啓蒙するため、JARLに名誉会長をおけるよう定款改正を行うという趣旨だったが、改正に必要となる総議決権数の3分の2以上の賛成票を得ることができず否決された。
各議題について熱心な討議が行われた
さらに平成27年度事業報告、平成28年度収支予算、平成28年度事業計画についての報告が行われ、17時28分に終了した。
その後、この社員総会で選任された理事らは別室で理事会を開催し、互選の結果、会長にJG1KTC 高尾義則氏、副会長にJG2GFX 種村一郎氏とJA8ATG 原 恒夫氏、専務理事にJA1SLS 玉眞博義氏が選出された。新役員の顔ぶれは次のとおり。
<JARL新役員>敬称略
会長・理事 JG1KTC 高尾 義則
副会長・理事 JG2GFX 種村 一郎
副会長・理事 JA8ATG 原 恒夫
専務理事(常勤) JA1SLS 玉眞 博義
理事 JA1LVB 伏見 美幸
理事 JH1LWP 島田 守康(関東地方本部長)
理事 JA2HDE 木村 時政(東海地方本部長)
理事 JA3DBD 宮本 荘一(関西地方本部長)
理事 JH3GXF 安孫子 達
理事 JA4DLF 綱島 俊昭(中国地方本部長)
理事 JA5SUD 森田 耕司(四国地方本部長)
理事 JA6DJZ 渡邉 秀明(九州地方本部長)
理事 JA7AJH 尾形 和俊(東北地方本部長)
理事 JH8HLU 正村 琢磨(北海道地方本部長)
理事 JA9BHE 柴田 雄司(北陸地方本部長)
理事 JA9BOH 前川 公男
理事 JF0JYR 高橋 哲也(信越地方本部長)
監事 JA3DKW 永井暉久
監事 JE7JGG 佐藤 眸
新会長に選ばれたJG1KTC 高尾氏(写真中央)と、新副会長のJG2GFX 種村氏(左)、JA8ATG 原氏(右)
なお、新役員の任期は2018(平成30)年の第7回通常総会終了までとなっている。