2015年9月号
JAIAコーナー
144/430MHz FMモービルトランシーバー
DR-735 D/H (アルインコ)
DR-735D (20W) 本体価格\57,000 (税別)
DR-735H (50W) 本体価格\62,000 (税別)
アルインコ株式会社では、車載用144/430MHz帯アマチュア無線機DR-735D(20W)/H(50W)を本年秋ごろに発売する。
フロントパネル・セパレーションにも対応する、液晶を大きくしたデザインが特徴的なDR-735は、左右3個ずつ6個のダイヤルを採用して、周波数、ボリューム、スケルチの2バンド完全独立操作が可能。送信中でも反対のパンドの受信ができるフルデュープレクスの回路構成と相まって、あたかも2台のモノパンド無線機を操作している感覚が楽しめる。
白を含む好みの色に設定できる見やすい液晶は、3色のLEDを調光して作るマルチカラー方式。もちろん、送・受・待ち受け状態を、サブ・メインパンドそれぞれに違う色で発光させることもできる。また使いやすい操作感にこだわるため、キーレイアウト、セットモードのパラメータとその内容を、ユーザー目線で徹底的に見直した。
主な仕様
・フルデュープレクス方式で、V/UHF帯の送受信に対応。完全独立のダイヤル、押しやすいキーレイアウト、左右どちらでもメインパンドに指定できるVFOを採用して、あたかも2台のモノパンド機を操作している感覚を実現。
・RGB方式LEDを8個実装。それらを調光することで、白を含む事実上どんな色でも液晶パックライトに登録が可能。
・PTTキーを2個採用してサブパンド送信やスケルチ開放など任意の機能に割り当てできる、新型のモジュラーコネクター式ダイナミックマイクを標準付属。
・よく変更する内容からマイクゲインや出力の微調整などメンテナンスまで、使いやすさを優先して操作できるセットモード、拡張セットモード、簡易調整モードを採用。
・DINソケットをメインユニット後部に搭載、パケットなどのインターフェース信号出力が容易。
・長時間の運用に耐える、効率の良い冷却構造、静かなファンと大さな放熱板。
主な定格
・周波数範囲: 送受信/144.000~145.995MHz、430.000~439.995MHz、受信/108.000~173.995MHz、400.000~479.995MHz
・電波型式: F3E/A3E(受信のみ)/F1E(アルインコ方式GMSK/オプション)
・電源電圧: DC13.8V±15% (11.7~15.8V)
・消費電流: 送信時最大DR-735D 8.0A、DR-735H 12A、.受信時最大0.6A以下
・周波数安定度: ±2.5ppm (TXCO採用: -10~+60℃)
・寸法: 140mm(W)×操作部60mm/メインボディ40mm(H)×188mm(D) (突起物除く)
・重量: 約1.2kg
・送信出力: DR-735D 20/10/2W、DR-735H 50/20/5W
・変調方式: リアクタンス変調
・スプリアス発射強度: -60dB以下
・受信方式: ダブルスーパーヘテロダイン
・中間周波数: VHF 21.7MHz/450kHz、UHF 30.85MHz/450kHz
・受信感度: (-12dB SINAD) -14dBμ以下
・選択度: FM Wide 15kHz以上(-6dB)、30kHz以下(-60dB)
・低周波出力: 2W以上(8Ω、10%歪み)