2014年6月号

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デイトンハムベンション2014

5月16日(金)~18日(日)の3日間、米国オハイオ州デイトンにあるハラアリーナにて、「デイトンハムベンション2014」が開催された。このイベントは、1952年から続く、アマチュア無線では世界最大規模のイベントだが、今年は、木曜日から土曜日にかけて雨天となるなど天候が良くなかったために、例年と比べると参加者の出足が若干奮わなかったようだ。

今年のテーマは、「Makers... The future of Ham Radio」と決まり、機器メーカーに期待が寄せられる内容となった。また、今年は、ARRLが創立100周年を迎え、年間を通して様々なイベントが開催されているが、ハムペンションの会場では、ARRLのメンバーのために特別なケーキが用意された。


ケーキの前に立つN3KNケイ・クレイギーARRL会長。(ARRL Facebookページより)

今後は、7月17日~19日に開催されるARRLナショナルコンベンションに合わせて、公式の100周年記念セレモニーが開催されるという。


ARRLのブース

本年は、アイコムの創立50周年の年でもあり、アイコムブースではコンテストユニバーシティのビデオを始め、D-STAR関連のビデオ、モザンビークC82DXなど大型DXぺディションのプレゼンテーションビデオ、さらには、9~17歳の才能ある9名が所属するラジオ・クラブ・オブ・アメリカによるユースフォーラムのライブビュービデオ、米国および世界のボーイスカウトによるオンエアの様子などが放映された。


ID-5100Aのデモンストレーション

また、アイコムブースでは、新製品ID-5100A(ID-5100の米国仕様)に、BluetoothとAndroidのアプリを組み合わせたデモンストレーションに大きな注目が集まったが、その他にもAppleのiOS機器に対応したモールス練習用ソフト「Morse-it」(US$0.99)も大人気だった。関係者によると、このハムペンションの週末だけで38,000を越えるダウンロードがあったという。このソフトの特長のひとつとして、入力した文字をモールス符号に変換して音として鳴らすだけでなく、ハード(iPhone/iPod/iPad)のフラッシュ機能で光として出力することも可能なので、たとえばSOSメッセージを(音よりも)遠方まで届けることができるという。

さらに、プレミアム(US$4.99)を追加購入すると、さらに多くの高機能が使用できるようになる。たとえば、CWopsのCW Academyを使い、わずか6週間でまったくのゼロから15WPM(75字/分)が習得できるコースもあるという。


CW Academyのスクリーンショット

JAIA加盟各メーカー等の展示ブースの様子(50音順)


アイコム


アルインコ


コメット


JVCケンウッド


第一電波工業


D-STAR

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