2016年8月号

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こんにちは、JH1CBX Masacoです!

暑い夏、ハムの夏がやってきました! 以前、主婦の方に「どこのハムのメーカーさん?売り出ししてんの?!」なんて聞かれたことがありますが(笑)

7月10日は愛知県日進市で開かれた「東海ハムの祭典」で、中部大学、手話サークルの皆さんとステージでご一緒させていただき、「世界に一つだけの花」「ふるさと」の2曲を披露。私も部長が送ってくれた手話動画を見ながら必死で覚えて、20人が心一つになった感動の時間! あの達成感! 宝物がまた増えたなぁ。大学生に戻った気分で楽しいひとときを過ごしました。

また7月16~17日は本拠地! 大阪府池田市で「関西アマチュア無線フェスティバル」! 今年も大勢の皆さんとアイボールしたり、開会式やイベントの司会! そして、てんご堂雅落さんとのステージではいつも台本ナシ、お客様の顔色を見ながら進めていくのですが、この即興を楽しみにしてくださる方も年々増えて、嬉しかったなぁ! 毎年、鍛えていただいてるわ♪ 日々勉強~!あ!それと!ものすごく盛り上がったKANHAMパーティー!!!前号に書いたことが実現! 会場が「歌声喫茶」化してて、歌の原点ってやっぱりコレや~ってまたまた感動! あっという間の2日間でした♪

東海も関西もイベントにかける情熱と愛が詰まっていてね! たくさんの「愛ボール」の繋がりをいただきました! ありがとう!

さて、『Masacoの「むせんのせかい」~アイボールの旅~』は、7月中旬に秋田県能代市を訪れ、秋田県立能代高等学校の「無線部」(JA7YCR)へお邪魔したときの模様をご紹介しましょう。

第7回 秋田県立能代高等学校 無線部の皆さん

お仕事で全国をお邪魔しているMasacoですが、秋田県は初めて! 東北三大祭りの1つにもなっている「竿灯」まであと3週間ということで、町内のあちこちで準備が進んでいるのに出会い、展示館で一足早く美しい竿灯を見ることができました。そして美味しい秋田の郷土料理に舌鼓を打ち、リゾート気分あふれる列車で能代市へ向かいましたよ~


秋田駅の改札口を出ると、「秋田へようこそ」と書かれた竿灯がお出迎え!!


美しい竿灯がいっぱい!(秋田市民俗芸能伝承館にて)。8月3~6日の「秋田竿灯まつり」では、メインストリートに約270本もの竿灯(提灯の総数は約10,000個)が出るそうです


秋田から能代市まではJRのリゾート列車で。窓が大きくて、美しい景色が楽しめました♪


秋田の郷土料理もたくさん食べたよ~。これは稲庭うどん♪ ペロっと食べちゃってもう一杯おかわり!

秋田県立能代高等学校は1914年(大正3年)に開校した歴史ある高校。県下有数の進学校として知られていますが、「文武両道」がモットーで、体操の小野 喬さんや自転車競技の鈴木裕美子さんなどオリンピックに出場した方や、プロ野球で活躍された山田久志さん、人気グループ「オフコース」の元メンバーでシンガーソングライターの松尾一彦さん、「チューリップ」のメンバーの宮城伸一郎さんをはじめ、たくさんの著名人を輩出しているそうです。


秋田県立能代高等学校の校門に到着。広い敷地に松の木がいっぱい。歴史を感じました

校舎の前には卒業生のオリンピック出場記念の石碑があったり、校長室の前には卒業生の色紙が展示されていたりと、歴史を感じさせます。


卒業生のオリンピック出場記念の石碑。写真左は1992年のバルセロナ五輪に自転車競技個人ロードレースで出場した鈴木裕美子さん、右は1952年のヘルシンキ五輪に体操競技で出場した鍋谷鉄巳さんと小野 喬さんを記念したもの

校舎に入ると、無線部顧問の鈴木道生先生が待っていてくださいました。「Masacoさん、ようこそいらっしゃいました。無線部は部員が多いので、今日はみんな物理実験室に集まっていますよ」

先生のご案内で、物理実験室のドアを開けると…部員の皆さんがいっぱ~い! しかも女子が大勢!!!いままでお邪魔した高校の無線部の中で“女子率”の高さは一番かも!? もしかしたら部屋を間違えた…!? と思って、「あの、みんな無線部の皆さん?」と尋ねて聞いてしまったほど!!!

「はい。無線部は部員数34名で、女子が15名、男子が19名です。私が顧問を引き継いだ6年前は、女子部員4人の小さな部だったのですが…、年々大所帯になってしまって」(鈴木先生)

人数も男女比も、ちょうど「1クラス」みたいな感じですね。これだけ多いとコンテストでもいろいろなバンドで運用できるのでいいですね~。

「いや…、実はうちの無線部はアマチュア無線の運用は現在していないんですよ」

ええっ!? アマチュア無線の運用をしていない無線部って……。ではどんな活動を?

「はい、無線部の活動はARDFだけなんです。アマチュア無線の免許を持っている部員はいるのですが…」

わあ!!! ARDF!! これまで何度か「むせんのせかい」でお邪魔した高校で見せていただきました。広い野山に隠された、3.5MHz帯や144MHz帯の送信機から発射される電波の発信源を探し出すフィールド競技ですよね~。受信だけなので資格はいらないし、知力と体力のサバイバルで誰でも楽しめるから女子にも人気なのかも!?

皆さんに「“ARDFが楽しい~”って思う人は手を上げて~!」って尋ねたら、全員が挙手してくれました~。


物理実験室に集まった無線部の皆さん


みんなの前で教壇に立つと、学校の先生になったような気分♥

能代高校の無線部は、とってもARDFを頑張っています! 最近の成績を伺いました。

★平成26年度
・全国高校ARDF競技大会(茨城県)
144MHz帯男子個人:2位、6位
・全日本ARDF競技大会(広島県)
男子個人:4位、女子個人:2位

★平成27年度
・全国高校ARDF競技大会(新潟県)
144MHz帯女子個人:7位
・全日本ARDF競技大会(滋賀県)
144MHz帯女子個人:2位、4位
3.5MHz帯女子個人:優勝
・第10回 IARU第3地域 ARDF選手権大会(群馬県)
80m M19部門:2位
fox-o-ring M19:優勝

という感じで、高校の全国大会や全日本の大会で好成績を収める部員が多数!!! IARU(国際アマチュア無線連合)が行う世界選手権にも、日本代表として何度か出場しているそうです!!!

頭の体操 詰将棋

Masacoの「むせんのせかい」~アイボールの旅~

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