2014年3月号

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アイコムアマチュア無線フェスティバル in 東京

2月2日(日)、東京都中央区日本橋浜町にあるアイコム株式会社東京事業所にて、「アイコムアマチュア無線フェスティバル in 東京」が開催され、遠くは愛媛県、岡山県、富山県、新潟県、山形県など、全国各地から300人を越えるハムが来場した。


会場となった住友不動産浜町ビル

今回のイベントの目玉であり、一般初公開となったID-5100とIC-7700新機能追加モデルには、来場者が殺到した。タッチパネルを採用したD-STAR対応のモービル機ID-5100は、Android端末からの操作や、Bluetoothオーディオに対応するなど、今後のアマチュア無線機のトレンドを先取りした機能を搭載しており、説明員によるデモには熱い視線が集まった。


オープンを待つ来場者

一方IC-7700新機能追加モデルは、HF愛好家の注目を集めた。基本的には先に発売となったIC-7800新機能追加モデルと同じ機能を搭載しているが、最長録音時間はIC-7800の2倍となる18時間を確保している。既存のIC-7700オーナーにはファームウェアのバージョンアップを無償提供すると発表しており、1日も早くファームを出して欲しいという声も聞かれた。


IC-7700新機能追加モデルを展示したアイユーズコーナー

その他、メイン会場内ではアイコムによるD-STARなんでもコーナー相談コーナーを始め、アンテナ/タワーメーカーである、コメット、第一電波工業、スーパーテクノの各社による展示ブース/相談ブースが置かれ、各社の新製品の展示や、来場者からの様々な質問への対応が行われていた。


協賛各社の展示

一方サブ会場となった、アイコムの東京ショールームは、通常は同社の営業日しかオープンしていないが、この日はフェスティバルに合わせて初めて日曜日にオープンした。ショールーム内では、同社主力製品の常設展示に加え、この日はRS-BA1によるリモート運用の特別コーナーが設置され、東京から奈良市にある同社のリモートシャックを遠隔操作するデモンストレーションが行われた。


東京ショールームの様子

さらに、地下駐車場には、ハマーとロータスエヴォーラという高級外車2台を使った無線機(ID-5100、IC-7100)とアンテナのセッティング参考展示が行われた。ハマーにはアイコムの輸出用HFオートマチック・チューニング・アンテナAH-760、コメットのフィン型アンテナASF-351とASF-430が取り付けられ、ロータスエヴォーラには車体色にカラーを合わせた、コメットのV/Uデュアルアンテナ(試作品)が取り付けられていた。


無線機とのアンテナのセッティングデモンストレーション

メイン会場の奥で行われた講演は、スーパーテクノによるクランクアップタワーの技術講演「LUSO51 MAGNUM」、アイコムによるコンテストテクニックの解説である「SO2Rの実際」、そして最後にアイコムの井上会長と、櫻井技術顧問による「アイコム製品の50年」と題した講演が行われ、それぞれの時代を代表する同社の歴代アマチュア無線機を写真で紹介しながら、それらの機種にまつわるエピソードが語られた。


井上会長と、櫻井技術顧問による「アイコム製品の50年」講演

フェスティバルの最後には大抽選会が行われ、当選者にはアイコムのデジタル簡易トランシーバーIC-DPR3が5台、D-STAR対応の430MHzハンディ機ID-31が5台、そして、HF+50MHzトランシーバーIC-7200が1台、井上会長から直接プレゼントされた。


当選者各局と井上会長

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