2014年3月号
ニュース
アイコムアメリカのクラブ局が新社屋からオンエア
アイコムアメリカの新社屋移転を記念し、リニューアルされた無線室から、アイコム株式会社代表取締役会長井上氏(JA3FA)によって、アイコムアメリカのクラブ局N7IHの第一声が発せられた。
オンエア中の井上会長
このQRVはあらかじめ告知されていたこともあり、2月21日0000UTC(0900JST)に、井上会長が14MHz SSBで、N7IH/JA3FAのCQを出したところ、QRVを待ちかまえていた各局のパイルアップになった。このパイルを制したのは、たまたま本誌2月号の今月のハムコーナーで紹介したペンシルベニア州に住むK3LRティムさんだった。
地上高71m/52m/34m/15mに設置されたK3LRの14MHz6エレメント八木4スタック
ティムさんは、14MHz用6エレメント八木の4スタック(合計24エレメント)という、コンテスト用にセッティングしたビッグアンテナを使用し、新装N7IHとのファーストQSOを達成した。2番手にはオハイオ州のNO8Dポールさんが続いた。ポールさんの14MHz用アンテナも5エレメント八木の4スタック(合計20エレメント)という大型で、N7IHのあるワシントン州カークランドに強力な信号を送り込んできた。
NO8Dのアンテナシステム
その後N7IHは14MHzで数局ロギングした後、日本向けに21MHzにQSYしたものの、当日は、急始型地磁気嵐の影響もあってAインデックスが43を示すなど、コンディションが非常に悪く、残念ながら日本やアジアの局とのQSOには至らなかった。
クラブステーションN7IH
今後もN7IHは機会のある毎にオンエアされるとのこと。
(写真は、全てアイコムアメリカ提供)