2014年8月号
ニュース
第19回 関西アマチュア無線フェスティバル
7月19日(土)、20日(日)の2日間、大阪府池田市にある池田市民文化会館と周辺施設にて第19回関西アマチュア無線フェスティバル(愛称 KANHAM2014)が開催された。西日本最大のこのアマチュア無線のイベントには、関西はもとより全国各地から2日間で9,000名(昨年比+1,000名)もの来場者があった。
会場となった池田市民文化会館
本年は、「アマチュア無線 未来へのさらなる挑戦 ~コミュニケーションのオードブル~」をテーマに、大小様々なイベントが開催された。
開会式
初日である土曜日10:00の開会式には、玄関前に多くの来場者が集まり、来賓挨拶、主催者挨拶、テープカットが行われた。オープン後の会場内は来場者で満員となり身動きが取れないほどの状況だった。特にコンベンションホール内で行われたメーカー展示コーナーは、最新機器を見に来た来場者で通行も困難な状況となり、またコンベンションホールの内外に設置された業者やクラブによる展示、販売コーナーには、格安の機器やジャンク品などを探す来場者が殺到した。
コンベンションホール内の様子
メーカーブースで目当ての展示機を試聴中の参加者
その後は、順次各イベントが始まり、来場者は好みのイベントに参加したり、屋外でのフリーマーケットを見て回ったり、特別記念局を運用したり、はたまた知人局との1年ぶりの再会を楽しんだりするなど、一日中フェスティバルを楽しむ人が多かった。
笑福亭 瓶太さんと歌手のMasacoさんによるトークショー
屋外でのフリーマーケット
特別記念局8J3Aを運用中のJH1CBX Masacoさん
子供を対象に開催され、電子工作や電子実験が行える恒例の「楽しく学べるこども科学スタンプラリー」は今年も大人気で、自分のレベルや興味に合わせた教室が選択できるとあって、会館の入り口前に設けられた各教室の受付には、朝10時の開場前から参加を希望する子供達の列ができていた。午後からはJAXAとJARLのコラボによる「コズミックカレッジ」が開催され、子供を対象とした宇宙と無線についての講演などが行われた。
こども科学スタンプラリー
コズミックカレッジ
各イベントや展示・販売コーナーは17時に一旦終了したが、18時からは1Fのレストランで恒例のKAMHAMパーティーが始まった。参加者は食事をしながらアイボールQSOに花を咲かせたり、お楽しみ抽選会を楽しんだりした。
KAMHAMパーティーの様子
2日目の日曜日も10:00のオープンとともに会場は来場者で満員となり、人が多くて目的のブースになかなかたどり着けないといったこともあるような状況だった。
業者、クラブによる展示、販売ブースの様子
来場者の注目を集めた第一電波工業の無線デモカー
日曜日には恒例の「JARLそこまで言って委員会」が開催された。今年は理事候補者選挙ならびに社員選挙そして6月には社員総会が開催され、その後の新理事による理事会で新しい会長、副会長が選ばれたこともあって参加者の注目が集まった中、パネラーたちによる本音トークで会場は大いに盛り上がった。2日目の最後は南極教室が開催され、インターネットで南極昭和基地とライブ中継が繋がり、フェスティバルの最後を締めくくった。
JARLそこまで言って委員会
JAIA各メーカーブースの様子 (50音順)
アイコム
アルインコ
コメット
JVCケンウッド
第一電波工業