2016年1月号
ニュース
IC-7300を初の実動展示、「アイコムアマチュア無線フェスティバル in ならやま」盛大に開催
アイコムは2015年12月5日(日)に、奈良県奈良市の「アイコムならやま研究所」で「アイコム アマチュア無線フェスティバル in ならやま」を開催した。好天の中、各地から約300人のアマチュア無線家が集合し賑わった。
「アイコム アマチュア無線フェスティバル in ならやま」で行われた、D-STAR防災利用の最新動向に関する講演
会場となった「アイコムならやま研究所」は、無線機の基礎技術やデジタル通信方式などの研究開発を行う施設で、JARLが開発したアマチュア無線のデジタル通信システム「D-STAR」の基礎的研究を行ったことでも知られ、これまでにも同所を会場としたアイコムのアマチュア無線家向けイベントが数回開催されている。
今回は、HF+50MHz帯のトランシーバー「IC-7300」の世界初となる実動展示が行われるとあって、早朝から大勢の来場者が集合し、午前10時の開場を待ちわびていた。開場後はIC-7300をはじめ、IC-7851やD-STAR機器などの展示や、各種の講演を楽しんだ。
世界初の実動展示となったIC-7300は注目の的。試聴や操作を希望する人がひっきりなしだった
展示されたIC-7300
講演会場に入りきれなかった来場者は、別室に置かれたモニターで聴講
また屋外では、7~30MHzのループアンテナを装備した四輪駆動車(ハマー)や、第一電波工業の無線デモカー(ランドローバー・ディフェンダー)が展示された。来場者はこれらの車両や、2015年夏に建設されたマルチバンドの八木アンテナ(工人舎 Versa Beam KA1-211X)、地上高51mの超大型クランクアップタワーに設置された3.5MHz帯の3エレ八木、7MHz帯の4エレ八木スタックなどを見学したり、歌手のMasacoさん(JH1CBX)によるミニコンサートを楽しんだ。
後部に7~30MHzのループアンテナを装備した四輪駆動車(ハマー)の展示
第一電波工業の無線デモカー(ランドローバー・ディフェンダー)
2015年夏に建設されたHFマルチバンドの八木アンテナ(KA1-211X)
歌手のMasacoさん(JH1CBX)によるミニコンサートも大人気だった
イベントの最後に「お楽しみ抽選会」が行われ、盛り上がりを見せた
★1月16日は広島市南区で「アイコムアマチュア無線フェスティバル in 広島 」開催
アイコムは今年も各地でアマチュア無線家向けのイベントを開催する予定だ。その第一弾として、1月16日(土)に、広島市南区で「アイコムアマチュア無線フェスティバル in 広島 」が行われる。概要は次のとおり。
・日時:2016年1月16日(土)10:30~16:00
・場所:広島南区民文化センター3F 大会議室A
(広島市南区比治山本町12-18 広島産業文化センター2~3階)
・交通:JR広島駅から
路面電車(5番)比治山下経由広島港(宇品)行で「南区役所前」下車
バス(23番)大学病院行で「比治山橋」または「皆実町一丁目」下車
・イベント内容:
IC-7851 視聴コーナー
IC-7300 視聴コーナー
D-STAR & RS-MS1A サポートコーナー
コメット株式会社 アンテナ展示&提案コーナー
第一電波工業株式会社 アンテナ展示&提案コーナー
・当日のスケジュール:
10:30~16:00 展示・サポート
11:00~11:45 講演「IC-7851の魅力」
13:00~13:30 講演「新製品IC-7300の紹介」
14:00~14:45 講演「D-STARの概要と防災導入事例」
15:00~ おたのしみ抽選会
・参加について:入場無料、入退場自由、事前申し込み不要
・主催:アイコム株式会社
・共催:コメット株式会社、第一電波工業株式会社
・イベント詳細:下記Webサイトで案内中
https://www.icom.co.jp/products/amateur/topics/2016_AmaFes_hiroshima/
・イベント問い合わせ先:アイコム広島営業所 082-501-4321