2016年2月号
ニュース
毎日放送(MBS)、ニュース番組で「大震災と無線通信 頼りになるアマチュア無線」を特集、動画も公開中
大阪の毎日放送(MBS)は1月14日、ニュース番組「Voice」で「大震災と無線通信 頼りになるアマチュア無線」というテーマの特集を放送した。これは1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災や、2011年3月11日の東日本大震災における、アマチュア無線家の活動をリポートしたもので、当時の関係者の証言や、緊迫した非常通信の模様などで構成されている。
毎日放送「Voice」のWebサイト。特集コーナーで1月14日に放送された「大震災と無線通信 頼りになるアマチュア無線」の動画が公開されている
同番組のFacebookページでは、この特集について「阪神・淡路大震災では大勢のアマチュア無線家がボランティアで被災地に入り、大活躍しました。また、東日本大震災では孤立集落の情報をアマチュア無線家が発信し、それを大阪のアマチュア無線家がキャッチするなど、情報伝達の重要な担い手となりました。当時の緊迫したやり取りを交え、無線通信の凄さをお伝えします」と案内している。
この「Voice」は関西ローカルのニュース番組だが、放送後の1月18日に同番組のWebサイト内で、特集部分の動画が公開された。阪神大震災発生時にアマチュア無線家たちがボランティア活動として避難所との通信に活躍した様子や、東日本大震災発生時に電話網が途絶した被災地と関西のアマチュア無線家が7MHz帯を使った非常通信で結ばれ、救助の要請が届けられた模様が当時の録音を交えて紹介され、災害時にアマチュア無線が頼りになる存在であることを印象づける内容となっている。
公開された番組の動画は約9分間。 http://www.mbs.jp/voice/special/archive/20160114/ で視聴可能だ。