こんにちは、JH1CBX　Masacoです。爽やかな季節になりましたね～。

大型連休！ レジャーや移動運用！！ 楽しんでいらっしゃる方も多いのではないでしょうか？ 私は4月27日に発売されたニューシングル「むこう岸」の絶賛プロモーション中で元気に飛び回っています。ぜひ聴いてくださいね♪ なにとぞご贔屓に～。クチコミよろしくお願いしますよー（笑）。

日々変わりなくお仕事をさせてもらっていることが、本当にありがたいことだと改めて思う今日この頃です・・・。地震国日本を痛感する出来事が続き、心が落ち着かない毎日ですが、一日も早く復旧が進んで穏やかな暮らしが戻りますように・・・。自然は優しさと厳しさを与え、何かを問われているかのようです。

私が無線に興味を持ったきっかけは、「阪神淡路大震災」の時に電話がまったく通じず、無線が唯一の連絡手段でアマチュア無線家の皆さんの役割が底力になったとお聞きした時からです。今の私にできることを見つけながら、1日を丁寧に大事に過ごしていきます。今日という日に感謝をもって・・。

さて、今月の『Masacoの「むせんのせかい」～アイボールの旅～』は、初の2エリア！ 静岡県掛川市にある静岡県立掛川工業高等学校の「電気・アマチュア無線部」へお邪魔しました！！

第4回　静岡県立掛川工業高等学校 電気・アマチュア無線部の皆さん

掛川工業高校は1963年に創設された県立の共学校。機械科、電子機械科、電子電気科、情報技術科、環境設備科の5つの科があり、合計で約600名の生徒さんが学んでいます。校訓は「誠実勤勉」、そして「ものづくり」！ 地元では「掛工（かけこう）」の愛称で親しまれています。弓道、ソフトボール、陸上、バレーでもよく耳にする「掛工！」

電気・アマチュア無線部は部員数が33名で、なんと全員が男子！ 女子はゼロ！！ 東京を発つ前にこの情報を聞いて、ちょっとドキドキ♥しながら新幹線に乗り込みました（笑）。

掛川へ向かう新幹線から見えた富士山。こんなにクッキリ、美しく見えたのは久しぶり♪

この日は富士山がクッキリ！ よく新幹線で東京と新神戸の間を移動する私ですが、こんなに美しい富士山を見るのは久しぶり。雄々しい姿はこれから会う生徒さんの姿と重なりました。

新幹線を掛川駅で降りて徒歩10分。目指す掛川工業高校に到着！ 学校の入口は南国のように明るい雰囲気。校舎の上には…ありましたよ、たくさんのアンテナが！ まず最初にアンテナを探してしまう自分に、“なかなか通になってるやーん！”って思うアンテナ女子（笑）。

静岡県立掛川工業高等学校の校門に到着！ 南国の雰囲気でした

屋上にたくさんのアンテナが見えました。一番大きなタワーはレーダーの実習用だそうです

「Masacoさん、ようこそお越しくださいました。まずは屋上ですよね？」と、この連載をよく読んでくださっている顧問の小川和裕先生のご案内で、さっそく屋上でアンテナのチェーック！！

屋上には3つのルーフタワーがありましたよ～。1つには14/21/28MHz帯の3エレ八木と430MHz帯の21エレスタック、もう1つは21/28MHz帯の4エレと430MHz帯の13エレスタック、そして残り1つには50MHz帯の6エレ八木と144MHz帯の5エレスタックが取り付けられていました。ほかにも校舎の間にいろいろなダイポールアンテナが張ってあります。

屋上で見せていただいた14/21/28MHz帯の3エレ八木と430MHz帯の21エレスタック。「良く飛ぶ」そうです。羨ましい！

「たくさんのアンテナが凄い！ 電波の飛びも良いでしょう？」と伺ったら、「はい、特に430MHz帯はコンディションが良いと全国いろいろな地域と交信できます。それから430MHz帯の13エレスタックには仰角ローテータもついているので、衛星通信もできるんですよ」とおっしゃっていました。

「それに、この学校は眺めも良くて、“日本100名城”にも選ばれた掛川城が見えます。お天気が良いと富士山が見えたり、とっても美しい夕日が見えることがあるんですよ」。

学校から約1.5kmのところにある掛川城は立派な佇まい！ 美しい夕日は小川先生がとっておきの写真を見せてくださいました。これはキレイやわ～。QSLカードにしたいなあ～。

屋上から見た掛川城（望遠レンズで撮りました）。このお城は1590年に豊臣秀吉の直臣だった山内一豊が城主として10年間過ごしたそうです。1994年に木造で復元された、掛川市のシンボルです

小川先生が撮影した屋上からの夕日とアンテナ。このままQSLカードにしてみたい！