2015年2月号

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JARL奈良 CW実技講習会

JARL奈良県支部が主催し、NDXA(奈良DXアソシエーション、会長:JJ3PRT青木洋二氏)が協賛して開催するCWの実技講習会は、毎回締め切り前に満席になってしまうほど人気のあるイベントだ。本年は1月18日(日)に開催され、関西5府県から15名の受講者が集まった。


吉川JARL奈良県支部長の挨拶

講習内容は、電信のイロハではなく、講習受講後にすぐに交信を始められる様、実際のQSOに即した内容の送信・受信練習を行う。受講資格は、CWを送出できる3アマ以上とされ、「資格はあるが実践体験が少ない」、「海外とCWでQSOしたいが自信がない」といった方が対象となっているため、毎年実際のQSOの経験のない1アマ所持者までもが何名か受講している。


講習スケジュールの説明と講師を紹介するJE3AGN梅田浩二氏(左端)

講習形態は、まず受講者のレベルに合わせて2~3人ずつの小人数のグループに分けられる。そしてグループごとに、1人もしくは2人の講師が付きマンツーマン方式でレクチャーを行うため、よくある大人数に対して1人の講師が行う講習とは異なり、1人1人のレベルに合わせた実践トレーニングが行われる。よって、本年も15名の受講者に対して、講師10名という充実ぶりだった。



講習中の様子 (FB NEWS連載筆者荒川氏も講師として参加)

上級の2グループでは、この講習のために製作された、微弱トランシーバーを使用して、実際に電波を送受信しての実践さながらの講習が行われていた。さらに、練習の合間合間には、講師から、体験談や失敗談などのレクチャーもあり、さらに小人数グループのため質問もしやすい環境で、実際、各グループでは受講者から様々な質問が出されていた。


上級グループでは、微弱トランシーバーを使用

実技講習の休憩時間に行われた原田講師(JA3CSZ)による講話では、「今日1日の講習で電信技術が劇的に上達することはありえない。毎日コツコツと練習することが肝心。上手くなってから電波を出そうという考えは間違いで、恥をかかないと上達しない。誰もが初めは初心者。失敗を恐れず、さっそく今日から電波を出してみてください。もし相手がいなかったら、私がいつでもお相手します。」という話があった。


原田講師による講話

講習の最後に眞田講師(JP3AYQ)から、「無線を始めて4年になるが、アパマンなので電話だと電波が飛ばない、そのため必然的に電信による運用が多くなり、今では8割が電信によるQSOを行っている。最近は設備共用で山の上のシャックからも出ているが、やはりメインは電信によるQSOである。電信なら小さいアンテナでもなんとか海外まで電波が飛んで行ってくれる。失敗を恐れず、さっそく今日からQSOを始めてみてください。」という体験談が語られた。


眞田講師による体験談

頭の体操 詰将棋

3人娘アマチュア無線チャレンジ物語

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