2016年3月号
連載記事
皆さん♪こんにちは、Masaco(JH1CBX)です! 出会いと別れの季節、春ですね! 「第2ボタンをくださいっ!」って言いたいけど、引っ込み思案で、そっと誰かの恋を見守るタイプだった私。
甘酸っぱい恋を抱いた学生時代をふと思いだしながら、今月の『Masacoの「むせんのせかい」~アイボールの旅~』は、茨城県八千代町にある茨城県立八千代高等学校の「工業クラブ」を訪問しました。
茨城! といえば、水戸黄門! 納豆! あんこう! 梅まつり!・・・。そして、ラジオ局IBS茨城放送の「Masaco歌のタイムマシン」という番組でパーソナリティとして6年間お世話になった町でもあり、私にとっては第2の故郷! 今回はどんな出会いがあるかしら~!!!
第2回 茨城県立八千代高等学校 工業クラブの皆さん
茨城県立八千代高等学校は単位制の総合学科高校で、約600人が学んでいるそうです。1年次はすべての生徒さんが共通で基礎教科を学習し、2年次から自分の目指したい進路に応じて「文理総合系列」「基礎教養系列」「自動車・電機系列」「商業実務系列」「福祉家庭系列」に分かれた勉強を行い、進学合格率、就職内定率は毎年ほぼ100%という人気校! ちなみに、単位制なので、“年次”って言うそうです!
進路に合わせて、英語検定、数学検定、電気工事士、危険物取扱者、商業簿記検定、介護職員初任者研修といった資格が取得できるのも特徴です。またクラブ活動も盛んで、正門の前には卓球部のインターハイ出場や柔道部の関東大会出場を伝える横断幕が出ていました。そしてその隣には「祝 全国大会出場 工業クラブ」という大きな横断幕も!!!
今回お邪魔した茨城県立八千代高等学校。校門には「祝 全国大会出場 工業クラブ」という横断幕が掲げてありました
校内にお邪魔して・・・ 担当の小平利昭先生から工業クラブのことを教えていただくことに! 小平先生はね、白衣を身にまとい、お髭を生やしてて、なんだか個性派俳優の雰囲気が漂っていらっしゃいましたよ!
このクラブは学校の設備や生徒さんの興味を生かして、電気工作や機械工作、さまざまな資格取得、そしてARDFや通信競技などにも挑戦しているクラブで、現在は8人の部員(3年次生の男子5名と女子1名、2年次生の男子2名)で活動しているそうです。まずは小平先生のご案内で、学校内の設備を見学♪
すごーい!!! 広い校内には溶接機や旋盤、プレスといった工作機械がいっぱい。さまざまな実習室もありました。整備などの学習に使うため、自動車やバイクなども保存されています。工作機械は工業クラブの活動にも利用しているそうで、クラブで作った電動バイクや二人乗りの自転車、ホバークラフトの実験をしたときのパーツ、木を美しく加工したスピーカーボックスに興味津々!!!
見てください~!!! まるで、大きなおもちゃ箱のようでテンションがあがっちゃいます!!!
実習用に自動車やバイクなども保存されている校内。私の前にあるのはタンデム(2人乗り)の電動自転車の試作品です!
バッテリーで動く電動バイク。これも工業クラブの皆さんで作ったものです
美しく加工された木製のボックスに入ったスピーカー
そして工業クラブが活動拠点にしている「課題研究室3」という部屋にお邪魔すると、爽やかな笑顔で迎えてくださった生徒の皆さん♪
工業クラブの活動拠点がここ。この切り抜き文字も部員の皆さんがカッティングマシンで作りました
この日集合してくださった工業クラブの皆さん。前列左から倉持君、高橋君、須藤君、相原君。後列左から大島君、森さん、川和君
「今日はクラブの活動を知っていただきたくために、いろいろ準備していますから、見ていってくださいね」というご案内で、まず小型の彫刻マシンを見せていただいたのですが、なんと!!!
私の名前とコールサインが入ったチャームやプレートを製作中ではありませんか!!! 心のこもったサプライズ!!! 嬉しいなぁ! このプレートを付けて全国を回ろうかな!?
倉持君の操作で、パソコンで作った画像のとおりに彫刻マシンが文字を削っていきます
だんだん「Masaco」の文字が彫られていく! この機械、メッチャ欲しいかも!?
コールサインプレートやネームプレート、チャームなどをたくさん作ってくださいました♪
ガラス製品に砂を吹きかけて文字を刻印する「サンドブラスター」もお手のもの!
工業クラブでは、文字のカッティングマシンを使って、校内案内で使う文字や看板の製作も行っているそうです。またコップやガラス製品に砂を吹きかけて文字を刻印できるサンドブラスターを使った作品作りも行っているんですよ!
アームロボット。ただ買うだけだと面白くないということで、拾ってきた資材と組み合わせて開発中です