2016年9月号

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今年は開催40周年記念!!「ハムフェア2016」に37,000名が来場

8月20日、21日の2日間、東京都江東区の東京ビッグサイトで「ハムフェア2016(アマチュア無線フェスティバル)」が開催された。今年はハムフェア開催40周年を迎える記念企画も行われ、同所で2日間開催となった2002年以降では最も多い37,000名(初日25,000名、2日目12,000名)が来場した。


「ハムフェア2016」初日開場待ちの行列

「アマチュア無線フェスティバル」は、前身の「全日本ハムベンション」を経て1977年から毎年開催されている、日本のアマチュア無線界で最大のイベントだ。1982年から公募で決定した“ハムフェア”を愛称としている。今年は「ハムフェア40周年」をテーマに、これまでのイベントのあゆみがわかる展示や特別企画も行われた。

初日の8月20日は午前中がにわか雨の天候となったが、会場前には例年通り多数の参加者が集まった。午前9時45分から開幕セレモニーが始まり、髙尾義則JARL会長(JG1KTC)による挨拶、ARRL、IARUをはじめとする国内外からの来賓紹介、テープカットが行われ、終了と同時に一般入場が始まり、来場者たちはJAIA各社をはじめとする各メーカーの最新製品展示や、クラブコーナーでの掘り出し物探し、アイボールQSOなどを思い思いに楽しんだ。


JAIA加盟各メーカーの展示エリア


アイコムが会場でサプライズ発表したHF/50MHz帯固定機「IC-7610」は注目の的だった


アイコムのブースではD-STARのターミナルモードとアクセスポイントモードを新搭載した「ID-51新機能プラスモデルⅡ」も5色揃って展示


アイコムでは10kHz~3GHzを、デジタルを含む多彩なモードでカバーするプロスペックレシーバー「IC-R8600」と、携帯型フラグシップレシーバー「IC-R30」もサプライズ発表


JVCケンウッドはD-STARとAPRSに対応した144/430MHz帯ハンディ機「TH-D74」を初展示。SSB/CWモードも受信できる広帯域受信機能も搭載


クラブコーナーも終日混雑した

主催者であるJARLは、ハムフェア開催40周年の記念コーナーを設け、過去のハムフェアで配布されたガイドブックや懐かしい写真のパネル展示や、コミュニティFM局の協力によるラジオの生放送と公開収録が行われた。またモールス通信の楽しさを知り、モールス符号を体験できるコーナーも設けられた。


ハムフェア2016の特別記念局、8J1HAMから記念交信を行う髙尾JARL会長(JG1KTC)

会場入口近くには「ハムフェア40周年」を記念したコーナーが設けられた


過去のハムフェアで配布されたガイドブックの表紙を一堂に展示


「ハムフェア40周年記念コーナー」の一角にはラジオの放送ブースが設けられ、生放送やアマチュア無線番組の公開収録、ミニライブなどが行われた


イベントコーナーでも各種のトークショーや講演会などが開催された

なお20日の夕方には会場近くのホテルで、一般財団法人 日本アマチュア無線振興協会(JARD)主催による「JARD創立25周年式典(JARD25周年の集い)」が開催され、業界関係者ら300人以上が出席し、祝賀ムードに包まれた。


「JARD25周年のつどい」で挨拶する、有坂JARD会長(JA1HQG)

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