コンテストインフォメーション
2026年3月2日掲載
2月上旬に珍しく都心で雪が降りました。交通機関の運行状況に乱れがあったものの、週末であったためか大きな騒ぎにはならなかったようです。

東京都練馬区も雪景色となりました
気温をみると、2月8日の最高気温は2℃だったそうですが2月15日には18.4℃まで上昇しました。寒暖差で体調を崩す方もおられたのではないでしょうか。今月号では2026年2月に開催されたコンテストのレビューと3月に開催されるコンテストのうちいくつかを紹介いたします。
なお、今後開催されるコンテストについては規約が変更されることがございます。参加される場合は主催者発表の規約をご確認願います。
直前の週末に雪が降りました。そのため参加局が減るのではと想像しておりましたが、開始前の時点で433.00MHzの上下500kHzは20kHz間隔で隙間なく信号が並んでおりました。首都圏ならではの状況かと思います。

コンテスト中のバンドの状況
筆者は自宅から電信電話マルチバンド部門に参加しました。運用場所や設備に変わりはありませんが、局数、マルチとも昨年を下回る結果でした。また、他の参加者からも「昨年よりも参加局が少なく感じた」「スコアが下がった」等のお声をお聞きしました。このコンテストの場合、天候に加え「開催曜日」の影響があると感じております。全国的に144/430MHz FMに不法局が多い傾向がみられます。彼らは月曜~土曜日の日中に多く運用しているようで日曜日は少なめです。今回は水曜日開催であったため運用しづらい状況だったと言えます。
開催年によっては関東UHFコンテストと重複し参加しづらいこともございますが、今回は別日開催となったため関東勢にとっても参加しやすい状況だったと思います。
コンテスト周波数内には300Hz位の間隔で参加局のCQが並んでおり、更にこのバンド特有の長周期のフェーディングがあるため、同じ周波数を聞いていても混信のなか聞こえる局が入れ替わることも多々ございました。メジャーコンテストの7MHz CW並の混雑だと感じました。
私は自宅から「シングルオペ部門5W以下」に参加しました。昨年とほぼ同じ環境、設備ですが、関東UHFコンテストとは逆に交信数が大幅に増えました。他の参加者にお聞きしたところ、「シングルオペ部門5W超50W以下」参加者でも200交信を超えた方が何人もおられます。昨年とは明らかに異なる状況なのですが、念のため過去10年の上位局の交信数を振り返ってみました。
2021年と2022年は所謂「コロナ特需」で参加者が増加し、交信数も特異的に増えております。2023年以降は落ち着いていましたが、今回はコロナ特需に近い状況であるかもしれません。
原因として思い当たるのが「部門の追加」です。シングルオペについて、2019年以前は1部門でしたが2020年以降はQRP(5W以下)部門が追加されました。更に今回は5W以下、5W超50W以下、50W超100W以下、100W超と4部門となりました。KCJのコンテストでは全国上位局に加え上位50%以内かつ各マルチエリア(都府県地域)1位が表彰対象となっております。同一県内に上位常連局がおられる場合入賞は困難でしたが、部門追加により入賞の可能性が増え、参加局増に結び付いたのではと推測しております。
2026年は3月7日09時~9日09時(JST)に開催されます。本誌2025年2月号にて特徴を紹介しております。規約に大きな変更は無い模様です。気になるのはコンディションの低下です。2月前半までは100を超えていたSSNはこの記事を書いている2月19日時点で48まで低下しております。

太陽黒点相対数の推定値(「NICT 宇宙天気予報」より引用)
他の指標も芳しくなく、昨年までのようにローパワーでも沢山交信できるかどうか微妙な状況です。とはいえ、コンディションの急転はよくある話です。フル参加を予定されていない方も朝のハイバンドを覗いてみることをお勧めします。
ARRL DX CONTESTのweb
https://www.arrl.org/arrl-dx
3.5MHz/7MHzと書きましたが、それぞれ独立したシングルバンドのコンテストです。3.5MHzは3月7日(土)の21~24時、7MHzは3月8日(日)08~12時に開催されます。
特徴は本誌2025年3月号にて紹介した通りでして、互いに途中経過がわかるスプリント形式のコンテストです。今回から賞状が紙媒体から電子データでの提供へ変わることが変更点です。紙媒体の表彰状を希望される入賞者には実費で提供いただけるようです。
なお、この記事を書いている2月中旬時点で、規約の最後に紹介されている「電子ログについて」のリンクが間違っているようです。こちらが正しいものと思われますが、開催直前に主催者のwebを確認されることをお勧めします。
JARL長野県支部コンテスト委員会のweb
https://jarl-nn.asama-net.com/index.php?mode=contest
3月20日(祝)の09~15時に開催されます。特徴は本誌2025年3月号にて紹介しております。前回は総務省東海総合通信局が後援に加わり、「総務省東海総合通信局長賞」が設けられましたが、今回も後援いただき、賞も設けられるそうです。
他のコンテストと異なる注意点として、「ログシート部分は運用バンドごと、時間別に並べ替える」ことがございます。他のコンテストに慣れている方はつい見落とす点だと思いますのでご注意ください。
余談になりますが、今年度になりJARL本部主催コンテストの入賞局のログが公開されるようになりました。筆者も拝見し参考にしておりますが、2エリアの局の中にはバンド別にログをソートし提出されている方もおられるようです。不思議に思っていましたが、東海地方本部の各コンテストではバンド別にソートする規約となっているため習慣化されている、あるいはロギングソフトを設定しているのかもしれません。なお、JARL本部主催のコンテストでは一部の部門を除きソートの定めは無いようなので問題ないと思われます。
JARL東海地方本部主催コンテストのweb
https://www.tokai-jarl.jp/tkitest/index.html
東海QSOコンテストの直後、3月20日(祝)15~18時に開催されます。このコンテストについても本誌2025年3月号にて特徴を紹介しております。
ログの形式について注意点がございます。JARL形式のうちバージョンR1.0で作成するよう告知がございます。また、次回からルール化するとのことです。
R1.0のサマリー部には局数、得点、マルチ、総得点の記載がある一方、最新版であるR2.1には総得点のみしか記載されません。そのため、電子集計システムを用いず手作業で集計する場合、得点の検算にかなりの手間を要します。R1.0でログを提出するよう求めることにはこのような背景が関係しているものと思います。
主催者(ナンバー5ハムクラブ)のwebb
https://no5hc.org/
DXコンテストに分類されますが、国内局同士の交信も得点になるコンテストです。SSBとCWで開催日が異なっており、2026年の場合はSSBが3月28~29日、CWが5月30~31日に開催されます。いずれも日本時間だと土曜日の09時から月曜日の09時までです。特徴や注意点を以下に列挙します。
上記以外に国内コンテストにはないルールもございますので、DXコンテストに慣れていない方には参加にあたり、主催者のwebをお読みいただくことをお勧めします。
CQ World Wide WPX Contestのweb
https://cqwpx.com/index.htm
今月は以上です。コンテストにてお会いできることを楽しみにしております。
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