2014年10月号
ニュース
ジャンボリー・オン・ジ・エア (米国)
世界最大規模のスカウトのイベントであるジャンボリー・オン・ジ・エア(JOTA)は、毎年、140以上の国から22,000人を超えるアマチュア無線家が運用する13,500局を介して、約700,000人のスカウトがオンエアする。
JOTAの期間中、米国のスカウトたちは、世界中のスカウトたちとの交信を通して、他国の文化やスカウト組織を知るとともに、アマチュア無線の技術、楽しさ、そして魅力を体験する。
あるスカウトの父親は、下記のようにコメントしている 「JOTAのホストを担当させてもらったことにとても感謝している。それは、私の息子にとって大変興味深いものだった。その証拠に、彼は夕食のときはいつもJOTAの話をしていたし、アマチュア無線の免許を取りたいとも言っている。まさに、これがスカウト活動を通して、私が彼に期待したものだ。」
この父親が喜んで話したように、JOTAは、スカウトたちがアマチュア無線を始めるきっかけになることが多い。アマチュア無線は、彼らが科学、技術、または工学を職業にしたり、あるいは生涯の趣味としたりするのに最適な方法なのである。
また、スカウトたちは、JOTAの他にも、無線機の代わりにインターネットを使ったジャンボリー・オン・ジ・インターネット(JOTI)で、世界のスカウトたちと知り合うこともできる。JOTAとJOTIは、世界スカウト機構によって運営されており、詳細は、こちらのウェブサイトで確認できる。さらに、Facebookでも確認することができる。
JOTAとJOTIはどちらも毎年10月の第三週末に開催され、本年は10月17、18、19日に開催される。ぜひスカウトたちとアマチュア無線で交信してやって欲しい。そして、もし可能であれば、地元のスカウト組織のために、貴局の設備を提供してやって欲しい。それによって、あなたもアマチュア無線の技術、楽しさ、そして魅力を彼らに伝えることができる。※
※日本では、アマチュア無線に関する法規が米国とは異なります。そのため、アマチュア無線局の操作が可能な無線従事者免許を所持していないスカウトに、自局の設備からオンエアさせることは許可されませんのでご注意ください。
(全ての写真提供はアイコムアメリカ)