11月8日(土曜)の午後、メルボルン近郊のビーチにて、主にメルボルン東部で活動するQRP愛好家による年に1度のイベント「QRP By the Bay Day」が開催された。

これからの夏の移動運用シーズンの幕開けに連動するように、南半球のオーストラリアでは初夏の季節にあたる11月に毎年開催されているものである。

会場の様子

このイベントは、タイトルの通り、「QRP運用」に特化した内容であり、愛好家たちが自慢のリグやアンテナの紹介、移動運用時のアンテナ設置のノウハウ、太陽光等自然エネルギーを用いた充電システムの紹介等、実際にデモンストレーションを行い、来場者と直接情報交換ができる場が設けられている。

自作リグによる移動運用デモ

今年は事前アナウンスとして、「バーチカルアンテナでのフィールドオペレーション」がテーマとして掲げられていたため、イベント時は自作品、市販品問わず、様々なバーチカルアンテナがセットアップされた状態で、出展者が来場者からの熱心な質問に実演を交えながら答えるなど、随所で賑わいを見せていた。

熱心な情報交換が行われた

また会場横のビーチでは、メルボルンのハムの間で人気を帯びてきている“Pedestrian Ham Operation”（歩行ハム）のデモ運用が行われ、大いに来場者の目を楽しませてくれた。

Pedestrian Ham Operationの実演