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大好き! アマチュア無線

第2回 DXCCしましょ!


DXCCしましょ!

こんにちは皆さん、私は新人編集員のアキラといいます。2回目もどうぞよろしくお願いします。

じわじわですが、太陽黒点が増えつつある今、そう今でしょDX/DXCCを頑張るなら!というのがテーマです。

大好きなアマチュア無線、世界中で老若男女問わずに、遠い所や海外あちこちと交信されている方は多くおられます。自分の無線設備でどこまで電波が届くのだろう、日本全国(自国内)津々浦々から、アメリカ、ヨーロッパ、アフリカや、南極の昭和基地とか、世界の隅々まで色々な人々と交信して見たいなあと頑張っておられる人がいます。

せっかく苦労して多くの国々と交信している皆さん、その成果に対していろいろなアワード(賞)がありますが、最も権威のある1つと言われていますのが、ARRL(American Radio Relay League)が発行しているDXCCというアワードです。もしもまだDXCCに参加されていないなら、今回チャレンジしてみませんか? ルールが奥深くて、はまってしまうかも。ポケモンGOと何かしら似た(私はGOしてませんが)感じ? の楽しみがあると思います。

あらためて、DXCCとは何でしょうか。ARRLのホームページを覗くと、次のように書いてあります。

DX Century Club
DXCC is Amateur Radio’s premier award that ham can earn by conforming on the air contacts with 100 countries. You can begin with the basic DXCC award and work way up to the DXCC Honor Roll.

簡単に言いますと、異なる海外のアマチュア無線局と交信して、100局の「QSL(交信証)」を集めて申請すれば、その功績を称えて賞状・他がもらえる仕組みの賞です。


交信条件を満たすと貰える「賞状」、  「トロフィー」、  世界の交信記録を残すソフト

DXCCのルールは、言うならば初級コース、中級コース、上級コースと巧みな難易度設定があり、SSBなら「ジャパーン、、」、CWなら「トツーツーツ、、」、FT8ならボタンをポッツとか、皆さん頑張っておられる状況がみえますね。さあDXCCやりましょう!

では、いよいよDXCCのツールについてLoTW「Logbook of the world」を見て行きましょう!


このホームページはDXCCをやっている人なら、誰でも使っています。
https://lotw.arrl.org/lotwuser/awardaccount?awardaccountcmd=status&awg_id=DXCC&ac_acct=1
(もしも、まだという方は、このホームページの使い方の解説は一杯あるので、それらで調べてくださいね。電子QSL/LoTWを扱うために、コールサインなどの自局情報を送って、ARRLへの登録がまず必要なのです。)

トムさんの登場! (トムさん: ローカルにおられる助っ人OM) トムさんのDXCC

ここでは、新人編集員の私アキラだけではQSOの実績が伴わないので、ローカル局の助っ人OM/トムさんにデータや解説のお手伝いをお願いしました。(皆さんは、毎週日曜日 夕方5時からFMで放送されるNISSAN AVE-RAGE/安部礼司を聴かれた事がありますか? 面白いFM番組ですよねえ! トムさんのお名前の由来もちょっと似ていまして、近所に居られるTYPICALなOMさんなので、トムさんなのです。)


アキラ:ねえねえトムさん、DXCCのおもしろいとこってなあに? (チコちゃん風に聞く)

トム:ぼーっと無線してたらあかんでえ! (流石OM、言い方が、ちょっとチコちゃん風よりやさしい) ほんまはあまり見せたくないんやけども、下の表を見てね、これを使って解説しましょ。


この表は、ARRL/LoTWに登録がすんで、DXを頑張っているトムさんの実績のページです。

トム:これはねARRLのLoTWのページから見ることができる僕のDXCCの現状ですけれどね! 今から5年程前のサイクル24の半ばくらいに、僕の子供が就職で家を離れたから、無線ができる部屋ができたんです。それからの結果やねんけど、人によってはそれぞれの環境とかで、数値の多い、少ないとか、早い、遅いはあると思うけど、都会のアパマンハムのティピカル(出たー)な結果の1つとちゃうかなあと思うで!

アキラ:ふむふむ、よろしくお願いしまーす。

トム:ところでアキラ君、世界には、いったい何か国くらいあるんかなあ(カネオ君風? かな)。正解は196か国なんじゃよ(カネオ!)。さらにARRLが色々な島とか地域を足して合計340の地域が定めてあって、その地域を「エンティティ」と呼ぶんですよ。

アキラ:じゃあ、トムさんのMixedは、いま245エンティティっていうことですね。

トム:そやね、オーナーロール(後述)になるには、あと86じゃ。遠いのう (再びカネオ君風)。それではDXCCのルールを簡単に説明していきましょうね(ポケモンみたいにGO!)。
① Mixedとは、一番取りやすくて、通信モードを問わずに100エンティティ以上と交信。
②~④ CW/Phone/Dataは、各通信モード別に100エンティティ以上と交信。(衛星モードもある)
⑤~⑬ バンドとは、1.8MHz帯~430MHz帯まで、12の周波数帯別で100エンティティ以上と交信。12個のシングルバンドアワードが貰えます。だから僕、トムは3.5~50MHz帯の9つのバンドで、現在挑戦中ということです。
と、ここまでも交信結果によって申請すれば17枚ほどの賞状が貰える事になります。ちなみに、表の下に* = Award has been issuedって書いてありますが、DXCC Award欄に「*」が付いているところは賞状を発行しましたという意味です。僕、トムは現在で8枚の賞状を貰っているという事ですね、(申請費用はそれなりに払ってますけど)
さて、さらに、
⑭ Challenge DXCCチャレンジ賞は、1.8MHzから50MHzまでの周波数帯での交信合計が1000エンティティ以上と交信。(結構頑張らんと!)
さらにさらに、その他ですけど、
5バンドDXCC これは3.5/7/14/21/28MHzの5つのすべてのバンドで、100エンティティ以上と交信、やっぱり3.5MHz帯はちょっと難しいですね。
憧れのオーナーロール 340あるエンティティで、未交信が10以下、即ち331以上のエンティティと交信した人が貰えます。
究極のNo.1オーナーロール これは340すべてのエンティティと交信した人が貰えます。国の事情などで、現在はほとんどアマチュア無線局のないところもあって、運命的な出会いが必要な賞ですね。

アキラ:トムさん、いっきに説明して貰ってありがとうございます、ちょっとお茶でも!

トム:ふう~、だいたいのDXCCのメジャーな賞状については、その概要が紹介出来たけどね。細かなルールは、まだ沢山あるんですよ。たとえば、100エンティティで賞状を貰ったあとはステッカーっていうのがあってね、150/200/250/275/300エンティティという区切り毎に申請すると貰えて、賞状に貼ったりするんですよ。


300以上からはエンティティを取るのが相当に厳しくなるからということで、5エンティティ毎にステッカーが貰えます。オーナーロールになったら、かっこいい楯も用意されているんですよ、欲しいなあ!!!

LoTWのページの色々な機能を楽しみましょう

先に説明したDXCCの結果の表を表示させます。LoTWのページの上の方には黄色い帯のところに、下のように(あ)~(き)に対応した7つのボタンがあります。まずは(う)のボタンを押します。その次に出てくるページの左側に5つほどの項目が表示されますが、その1番上の[Your LoTW ARRL DXCC (DX Century Club) Account (s)]のところが目的のページで、自局コールサインの下にあるボタン[Select DXCC Award Account]を押せば出てきます。


トム:次に、僕(トム)が、特によく使っているのが(い)のボタンで、下の様な表を見ることができます。これは交信した日の順番の記録で、同じく交信した相手局がその交信記録(LoTW)をARRLに送っていれば、初めてのモードやバンドであれば、交信成立となって電子QSL(交信証)が交換されたことになります。


表のQSLの項目で、水色のエンティティ名が出て、その右に✔がついているところは新しく「エンティティ」が増えた、つまりゲット出来たところというわけです。

アキラ:トムさん、太陽黒点が厳しいなかで、カリビアンや東海岸とか、頑張っていますねえ!


皆さん、どんなPCツールを活用されていますか?

最近のアマチュア無線家は、PCのお手伝いで、ログ(Turbo HAMLOGを愛用中)を付けたり、QSLカードの発行とか、さらに下記の4つのアイコンのソフトも、殆どのハムがお世話になっていると思います。これらのソフトについては、多くの解説がネットに出ていますので、まだ使ったことないとか興味があるという方は、是非ネット検索されて、活用方法をゲットして楽しんで下さい。


アキラ:私は上の4つのソフトはいつもよく使っています。大変お世話になっていますねえ!

トム:そやね、僕もだいたい同じやけど、今日のDXCCネタで、いつもは「CLUBLOG」の下の機能が便利で、自分の状況がよく判るよね。


これはね、タイトルの通りで「Personal DXCC Charts」っていうのですけど、LoTWにアップロードするQSOレコードと同じデータをCLUBLOGにも送っておけば、自動的に自分の結果を整理して見せてくれる、とても良いソフトですよ。DXCC頑張ろうって、勇気貰えるソフトやねえ!

アキラ:私もCLUBLOGには感謝していますね。このソフトもユーザー登録が要りますけど、LoTWよりは登録もずっと簡単なので、多くの機能を使わせて貰わない手はないですよね。このソフトの使い方も多くの人がネットで解説されていますよね!
そうそう、このソフトの大きな特徴はOQRS(Online QSL Requests System)機能があることで、多くのハムが、QSLカードを手に入れるために活用していますよね。OQRSは他にも個人でホームページを開設している方もおられますが、CLUBLOGのOQRSが最もポピュラーですよね! ご存じない方は“OQRS”でググって調べて下さいね!
今日はトムさん、本当にありがとうございました。

あとがき

連載の2回目も何とか終わり、ちょっとほっとしました。さて、皆さんはシティ型ハムと、カントリー型ハムのどちらでしょうか?

シティ型ハム:
近所にコンビニが3つ4つあって、阿倍野ハルカス(大阪)とか難波にも電車一本ですぐに行ける。大阪梅田のヨドバシカメラも常連やでという、都会でないと生きられない派、摩天楼ビルに住んでいる人もたまには居るけど、、(大阪シティ型ハムの例)。でも悩みはアンテナ、アンテナって、あれこれ工夫するけど八木型に憧れを持つ。免許は例え上級を持っていても、技適いっぱいの200Wのベア-フット、OMさんがよく言う“熊の足”ね! 太陽黒点が沢山欲しい族で、夜な夜な釣り竿アンテナにチューナーで頑張る人も少なくはないようです。

カントリー型ハム:
3.5MHzのビームアンテナもあるよ、7MHzは4エレですよ! なんて、少々のコンディションにも構わず、遠くもよく聞こえる。また隣の家まで距離があるからkW免許! なんと羨ましいって方が日本でも増えて来ましたね。日本橋(麒麟の翼のない方の橋)にはちょいと行けないけど、通販で買う派?

トムさんも私も、前者のシティ型なので、アマチュア無線は趣味やから、自分のスタイルで、自分の無線設備で、じっくりと楽しんで、すこしずつ、いつかはオーナーロールへ、って思ってます人達ですね。きっと、パリやロンドン、ニューヨークーのマンハッタンだってアパマンハムも多く居るしね、、今晩もFT8で頑張りますHi。皆さん、FBDX!

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