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第17回 電気の街/大阪・日本橋を楽しみましょう!

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こんにちは! 新人編集員のアキラです。今年もまだまだ現時点では外出には配慮・対策が必要ですが、今回のテーマは大阪・日本橋あたりを散策して楽しみましょうというお話です。電気街のメッカと言えば、東京/秋葉原と、名古屋/大須と、大阪/日本橋の3か所でしょうか!

秋葉原は日曜日の13時から中央大通りの約600mが歩行者天国となります(中止の日もあるので注意)ので、狙い目の日と思います。私のお気に入りの1つは秋月電子です。名古屋の大須地区は電気街だけでなく大型観光スポットですよね。グルメもいっぱいです。大須にある有名とんかつ店「名古屋名物みそかつ矢場とん」はおすすめです。

大阪は東京に比べるとコンパクトにまとまった感がある街並みですが、太閤さん(豊臣秀吉)が作った街ですからね、面白いところがギュギュっと詰まっているのですよ。関西が地元ではない方に向けて(でもやっぱり関西の方にも)、せっかくお越しいただくならばと、楽しめる街散策ルートをいくつかご紹介します。

というわけで今回の主題は大阪・日本橋なのですが、大阪といいますとなんといってもユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)は全国区的に有名な観光スポットですね。繁華街でいいますと、大阪駅/梅田界隈(大阪人は“北”といいます)が1番です。特にグランフロント大阪ビル周辺とかは商用も含めて情報発信基地の1つになっていますよ。2番手は、心斎橋/難波界隈(大阪人は“南”といいます)で、この地区にある「グリコの看板」は観光地紹介で大変よく目にしますが道頓堀川に掛かる戎橋の南側にあります。また、ここ道頓堀界隈は食い倒れと言われる大阪食文化のメッカの代表の1つですね。

3番手は、阿倍野/天王寺界隈(ここは“阿倍野”とか“天王寺”といわれますね)で、日本一高い「あべのハルカス」はJR天王寺駅/近鉄大阪阿部野橋駅に直結しています。私は東京タワー、東京スカイツリーと、勿論、あべのハルカスも制覇しています。そうそう横浜ランドマークタワーものぼりましたね、賢い奴と煙は高いところへ上がるってね。Hi もう一つ、阿倍野の有名な所は陰陽師の安倍晴明の誕生の地であるということでしょうか。安倍晴明生誕の地といわれる安倍晴明神社は寛弘2年(1005年)に創建されたと伝えられており、大阪市阿倍野区元町の住宅街のど真ん中にありますね。

さて我が日本橋(大阪の通人からは“ポンバシ”ともよばれています)ですが、アキラMAP1をご覧ください。ポンバシは繁華街2番手の“南”と、3番手の“阿倍野/天王寺”の間に位置しています。そうそう! 今回はスニーカーとか歩きやすい靴は必須ですよ。


それではまずメインコースのアマチュア無線家の皆さんが行きたいと思われます①~⑥のハムショップや、Ⓐ~Ⓔのパーツショップなどを、私アキラが自分の足を使って最新の状況をパチッとした写真でご紹介しましょう。

日本橋のハムショップについて、(MAP1と連携しています)


主要ハムショップは、地図でわかるように日本橋エリアのあちこちにあります。方角を間違えないようにして、お店見つけてください。店はそれぞれの特徴があり、中古の無線機を扱っているお店もあります。大阪なのでそれぞれうまく価格交渉してください。全国的にみて日本橋は無線機の販売店数が多いエリアなので、足を使ってショッピングを楽しんでください。大阪では、価格を下げてほしい時には、“もうちょっと勉強してくれませんか”と言うのですよ! 勇気をだしてトライしてみてくださいね。

さてそれでは、ショップの1つにおじゃましてみましょう。なんば駅から近いオタロード・エリアにある“デジハムサポート”にいってきましたよ。

デジハムサポート訪問

本日は午前に自宅より出発。自転車を輪行袋に詰めて電車移動、南海電車なんば駅で降りて、自転車をセットアップしてルンルンとデジハムサポートを1番に訪問しました。日本橋に来るのは少し久しぶりです。しかしながらデジハムがあります人気のオタロード・エリアも、コロナ禍の影響で今日の人出は少ないみたいですね。

「こんにちはー」と、いつもの店員のお兄さん(ちょっと年配、いやいやベテラン)に挨拶します。「儲かってますかー」、「いやー、さっぱりやわー」とやりとり。大阪は景気がそこそこに良ければ「ぼちぼちでんなー」と返事が来ますが、コロナ禍の影響は景気にも怖い強敵ですね。


デジハムはアイコム機主体のお店ですが、その特色は実働展示機が多くて、アンテナも繋いであるので、実機の操作/感触のチェックが出来るのが良いと思います。IC-7851ではFT8をモニターしていました。D-STARのコーナーではラズパイでdmonitorが稼働中です。ここに来ればD-STARが楽しく味わえますねえ。


デジハムの店員は何名かおられますが、皆さんハムのベテラン・OM揃いですから質問があれば聞いてみたら、色々教えてくれるみたいですよ。


今日はIC-705のオプションのデスクトップ・スタンドMBF-705を買いました。「勉強してやー」ととりあえず言いますと「値段の張るもんやないからねー、こりゃきついわー」と大阪弁でのやりとり。色々と立ち話をして、じゃまたねーと挨拶。またおいでやーと言ってもらって、いよいよ本日の日本橋ツアー(あちこち訪問/写真撮りも)開始です。

自作派のためのお店、(MAP1と連携しています)
主要なお店は下記の4店+1店舗ですが、本当にいつ行っても楽しいお店ですね。品揃えはそれぞれで特徴がありますし、同じような部品でも若干価格が異なる場合もあります。無銭家の私たちはお店を何周か回って、目的のパーツをゲットしましょう。

Ⓔの(株)ナニワネジで紹介しました“ネジやさん”は、自作に欠かせない色々なネジ類を小売りもしてくれるちょっとユニークなお店なので、特に紹介させていただきます。紹介しきれていないジャンク屋さんや、日本橋四丁目交差点の西側の5階百貨店といわれる地域にはコアなお店もあるので、自分の足で覗いてくださいね。
注: デジットは1月末より閉店(移転)セールを開催中で、後日に移転先などを発表予定。

日本橋エリアで宿泊のお勧めはー、(MAP1と連携しています)
日本橋界隈もどんどん変化して、昔に比べたら歩き回ってお腹が空いたときに行きたい食べ物屋さんも豊富になってきたし、このエリアにも全国展開/お馴染みのホテルも出来ました。1泊とかで来られたら、より楽しいステイが出来るかも知れませんね。


大阪/日本橋を2倍(3倍かな)楽しむルート

さあ、ここからはアキラMAP2で、エリアを広げての日本橋探訪ルート紹介ですよ。


大阪/日本橋を楽しむルート1 大阪メトロ/御堂筋線「心斎橋駅」から行きましょう。
心斎橋筋を難波方面に南下して歩くのを“しんぶら”といいますが、このあたりには大小の有名店が多くあって、大阪らしい雰囲気が味わえます。ぶらぶらと人の流れにそって、気になるお店を覗いたり、食べ歩きもいいかもしれませんね。ずーっと歩いていきますと道頓堀・戎橋の前にきます。ここは内外の観光客の皆さんが”グリコの看板前”で記念写真を撮る超有名スポットです。海外でもかなり有名かな?

*道頓堀は安井道頓という人が1600年代に、私財を使って作った人工の川です。

さあ、グリコのポーズで記念写真を撮り終えたら、戎橋界隈の東西は大阪の食い倒れスポットの代表の街並みです。すぐ近くにあのカニの看板(カニの足が動いているでしょ)もありますね。小腹がすいていたら好みのお店に入りましょう、B級グルメなども盛りだくさんですよ。戎橋を渡りましたらもう難波エリアに入っています。ビックカメラやエディオン、無印良品、お笑いの殿堂のなんばグランド花月もすぐ近くです。

なんば花月の左側にある“たこ焼き屋”は絶品で、私もお勧めの1つですよ。

なんば花月の向かい側にはあの「NMB48劇場」もありますよ。そして劇場のすぐそばが、千日前道具屋筋商店街という、こだわりの調理器具や道具を揃えたのが道具屋筋です。東京の合羽(かっぱ)橋道具筋に似ているかも知れませんが、道具屋筋のごちゃごちゃとした雰囲気は見ているだけで楽しい通りですから、歩いて見てくださいね。道具屋筋を抜けると目の前交差点は日本橋エリアです。

またこの近くに、「なんばCITY」というかなり大きな地下街が展開されています。さらに「なんばパークス」という南海ホークス(現・福岡ソフトバンクホークス)の本拠地の難波球場(大阪球場)跡地にできた都市公園型の商業施設があり、「世界で最も美しい空中庭園トップ10」に選ばれたこともあります。ここは映画館もあり、飲食やショッピングに楽しいエリアです。なんばパークスの南側には“ヤマダ電機LABI1なんば”があり、家電関係の品揃えは抜群です。そしてLABIの東側も日本橋エリアに隣接しています。大阪人は、なんば界隈を“ミナミ”と愛情を込めていいます。(タッチではありませんよ)

大阪/日本橋を楽しむルート2 阿倍野/天王寺から行きましょう。
JRか、大阪メトロ御堂筋線の天王寺駅が便利です(複数の路線が行きかっています)。まずはあべのハルカスですね。近鉄百貨店本店/レストラン街/あべのハルカス美術館/オフィス/大阪マリオット都ホテルなどが入る複合ビルで、最上階にはハルカス300という展望台(有料)があり、お買い物と食事に便利です。でもねリーズナブルに楽しめる展望台もありますよ。16階の美術館(有料)前に、無料の展望スペースがあり景色のいいパラノマビューですよ。また17階はオフィス棟の入り口ですが、室内展望室になっていて雨の日でも無料で景色が楽しめます。懐に余裕があればハルカス300展望台にどうぞ、食事(軽食系かな)とかハルカスのおみやげもんグッズ色々、あべのベア(おみやげのくまさん)とかもあります。ここは現在日本一の高さを誇るビルを満喫できるでしょう。さらに、あべのハルカス周辺には、あべのキューズタウンとか、天王寺ミオ(天王寺ステーションビルのなか)など、まだまだ多くのスポットがあります。

さてあべのハルカスを楽しんだら、天王寺公園方面から徒歩で日本橋に向かいましょう。天王寺ステーションビル/JR天王寺駅の西方向に“てんしば”という新名所があります。レストランやショップがあり芝生広場は天気が良ければ最高ですよ。少し歩くと天王寺動物園があります。時間に余裕があれば動物を見て回るのも楽しいです。また大坂夏の陣で真田幸村が陣を構えた茶臼山史跡もすぐそばで、徒歩散策エリアです。

西向きに進み、天王寺美術館の前の道を下っていきますと“通天閣”のある新世界エリアで、ソース2度漬け禁止の串カツ屋さんとか、老舗のお店とかも多いです。ここら辺りは、かつて大阪一の歓楽街でした(1903年に、ここで万国博覧会/第5回内国勧業博覧会の開催があり、その後には、パリとニューヨークという欧米を代表する二大都市の風景を模倣しながら文化的地区を作る試みが行われたり、ニューヨーク・コニーアイランドのルナパークに似た遊園地「ルナパーク」が開かれました。エッフェル塔を模して「通天閣(初代/2次大戦時に解体)」も作られたりしましたが、衰退期を経て近年には若い人も楽しめる街として復権してきました。そのような100年来の近代歴史の足跡も残っています)。らしい!

通天閣(1956年完成/2代目)に上ってみるのも良いでしょう。通天閣周辺や通天閣の中にも幸福の神様“ビリケンさん”がおられますよ。そして通天閣から徒歩5分足くらいで日本橋エリアの南側に到着します。

大阪/日本橋を楽しむルート3 超グルメ・黒門市場から行くルート
黒門市場はコロナ禍の前は外人観光客の方がとっても多く訪れた場所で、食べ歩き/観光スポットです。コロナが落ち着けば外人観光客の方が多い市場に戻るでしょうね。こちらの場所は、地図MAP1の方が分かりやすいです。地図の上方にある日本橋1丁目の交差点の南側にカタカナの「キ」の字のように展開している市場です。
大阪メトロの日本橋駅(堺筋線/千日前線)が最寄り駅で、グルメの人は必見エリアですので、食べ歩き、飲食、お買い物を堪能してください。

黒門市場で食べ歩きとかしながら胃袋を満たして、徒歩でもう少し南下すれば、そこは日本橋エリアですよ。ねっ、やっぱりスニーカーを履いていて正解やったでしょ!

●あとがき
もう10年位前ですが「プリンセストヨトミ」という題名の映画がありました。綾瀬はるか/中井貴一/堤真一とかの俳優が出演していまして、真田家の末裔が「大阪国の総理大臣」として、豊臣の子孫プリンセスの“茶子”を取り巻く内容で、ちょっとおもしろかったです。大阪もよく見てみれば、大坂冬の陣/夏の陣の足跡/史跡なども残っていて、歴史探訪にも楽しい街ですね。

本日は、アキラ所有のルノーカーボン号という自転車で、大阪のあちこち(もうくたくたですが)を回りました。締めくくりに天王寺駅前から上町線というチンチン電車が出ているのですが、その路線に沿って3つめの駅「東天下茶屋駅」界隈まで行きました。そして陰陽師の安倍晴明(あべのせいめい)の生誕地といわれる“安倍晴明神社”を訪ねてみました。ここは熊野街道(熊野三山=熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社への参詣への街道)沿いにありまして、野村萬斎が演じた晴明になったつもりでタイムスリップしてみました。


大阪の魅力はいっぺんには紹介できませんが、皆さん、遠くの方も、近くの方も是非、大阪をいっぱい楽しんで下さいね。ではまた次回に。

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次号は 12月 1日(木) に公開予定

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