アツデン株式会社(東京都三鷹市)は、アンテナと無線機との接続を切り離すことにより、アンテナからの誘導雷や静電気から無線機を保護する ANTENNA DISCONNECTOR (アンテナ切り離し器) AZC-902M/Nを8月下旬頃に発売予定と発表した。

昨年のハムフェア2022で参考出品された4系統のANTENNA DISCONNECTORを2系統としたもので、AZC-902M(M型コネクタ)、AZC-902N(N型コネクタ)の2種類が用意されている。

昨年のハムフェア2022で4系統のタイプが参考出品された

DC12Vの通電時には無線機側とアンテナ側の端子が接続される。またアンテナ側の端子部でアレスターが接続されており、静電気や誘導雷などから無線機を保護している。

無通電時は、無線機側とアンテナ側の接続は切り離され、無線機側は芯線と外導体が短絡される(本体ケース、無線機1，2それぞれ絶縁される)。またアンテナ側では芯線と外導体を短絡し2系統とも接地し保護される。

発表された特徴や仕様は下記の通り。

特徴

・本製品はアンテナと無線機の接続を切り離すものです。無線機側の同軸コネクタはケースから絶縁されていて、同軸ケーブルの外導体も切り離されます。
・接続中もアレスター(遮雷器)により、静電気や誘導雷等から無線機を保護します。
・但し、直撃雷や大きな誘導雷などアレスターの動作を超えるものはこの範囲外です。
・アース端子は直近の良質なアースに接続してください。
・2系統ありますが、出力側でアースは共通になります。
・M型コネクタ(AZC-902M)とN型コネクタ(AZC-902N)の2タイプのコネクタ仕様あり。

※本製品はアンテナに誘起される電圧から無線機を保護するものですが、本製品を使用中に無線機が故障しないことを保証するものではありません。

仕様