2015年8月号
ニュース
JARD「小中学生向けアマチュア無線入門講座」を開催、ハムの世界に憧れる36名が参加
一般財団法人日本アマチュア無線振興協会(JARD)は、6月28日(日)に東京の科学技術館で、アマチュア無線の資格を持っていない小中学生を対象に「小中学生のためのアマチュア無線入門講座」と題したイベントを開催した。
「小中学生のためのアマチュア無線入門講座」参加者の記念写真
JARDの「小中学生向けアマチュア無線入門講座」は、総務省の情報通信月間関連行事のひとつとして、2013年から毎年6月末前後に開催されている。当日は事前に申し込んだ36名の小学生とその父兄が科学技術館に集合した。
関東各県から36名の小学生が参加。「家族がアマチュア無線を楽しんでいます」という子供たちも多かった
会場内には、JAIA各社の協力によるアマチュア無線機やアンテナが設置され、参加者はそれらを見学したほか、用意された特小トランシーバーを使って無線交信を体験することもでき、アマチュア無線に関する興味を一層深めたようだ。
会場内に設置されたJAIA加盟各社の展示コーナー
講座では、アマチュア無線の楽しみ方に関する講演のほか、D-STARレピータを利用した交信の実演が行われた。さらに全員が英文のモールス符号を教わり、練習用の電鍵で打ったり、送信された符号の文字を当てるゲームで競い合ったりした。
講演ではD-STARを利用して青森県の局との交信も披露された
講座の後半では参加者全員がFMラジオのキットを製作、引率の父兄やJARL東京都支部のボランティアスタッフらのアドバイスを受けながら、全員が無事に完成させることができた。
引率の父兄も加わってハンダ付けが不要なFMラジオのキットを組み立てた
すべての写真はJARD提供