Monthly FB NEWS 月刊FBニュース 月刊FBニュースはアマチュア無線の電子WEBマガジン。ベテランから入門まで、楽しく役立つ情報が満載です。

JAIAコーナー

デジタル小電力コミュニティ無線機IC-DRC1を発売

デジタル小電力コミュニティ無線

IC-DRC1(アイコム)

価格
29,800円+税

アイコム株式会社はライセンスフリーのデジタル小電力トランシーバー IC-DRC1を2018年11月中旬に発売する。

IC-DRC1は、2018年7月、一般社団法人電波産業会が策定した、無線機の標準規格「デジタル小電力コミュニティ無線システム」に対応した製品となっている。従来のライセンスフリートランシーバー(特定小電力トランシーバー)の出力が10mWであるのに対して、新規格に対応したIC-DRC1の出力は500mW。前者の通話距離は数百メートル、後者は市街地で約500m、郊外で約2kmとなっている。

また、GPSが搭載されていることも、新規格デジタル小電力コミュニティトランシーバーの大きな特長となっている。通信相手となる IC-DRC1の相対位置、たとえば「南東の方向に約300m離れている」などの情報を無線機本体画面に表示することができる。

さらに、ソフトウェア RS-DRC1(無償ダウンロード)をインストールした PC をネットワーク環境に接続することで、地図上に相手の位置を表示することも可能。通信相手の周囲の音を遠隔操作でモニタリングする機能や、FM ラジオも搭載している。500mWの高出力、GPSを備えたライセンスフリーのデジタル小電力トランシーバーは、安全なコミュニティを作るという構想から生まれたものだが、登山やハイキング、お祭りやスポーツイベント、屋外レジャーなど、様々なシーンで活用することができる。

主な特長
・無線機の新しい標準規格「デジタル小電力コミュニティ無線システム」に対応。
・500mWの高出力で、約 500m~2km※のワイドな通話エリアを実現。
・GPSの搭載により、通信相手までの距離と方角を確認できるほか、PCと接続すれば地図上に位置を表示可能。
・周辺音の遠隔モニタリング機能、FM ラジオ機能、USB 充電対応など、高いユーティリティ性。
・音声符号化方式には、クリアな音声を実現するTOKUDER®を採用。ARIB 規格 STD-T99にも掲載され、今後の他社互換性も確保。

※ 障害物の有無など、周囲の状況により大きく異なります。

主な定格
・準拠規格: ARIB 規格 STD-T99 付録2
・送信出力:500mW
・重量寸法: 約 110g(付属品除く)W55×H101.5×D23.1mm(突起物、アンテナ除く)
・防水性能: IP54(保護カバー、アンテナ、バッテリーを正しく取り付けた状態のもの)

●付属品:バッテリー・AC アダプター・USB ケーブル・アンテナ・ベルトクリップなど

2018年11月号トップへ戻る

次号は 12月 1日(木) に公開予定

サイトのご利用について

©2024 月刊FBニュース編集部 All Rights Reserved.