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2026年4月15日掲載
南極の昭和基地に開設しているJARL局「8J1RL」は、毎年5月に日本の小・中・高校生と優先交信を行う「こどもの日の特別運用」を実施している。2026年も5月5日(火・祝)の「こどもの日」に第67次日本南極地域観測隊(越冬隊)が担当し、特別運用が行われることをJARLが発表した。

南極・昭和基地のJARL局「8J1RL」のQSLカード
2023年の第64次日本南極地域観測隊(越冬隊)が運用した分が、QSLビューローから2026年3月に転送されてきた
8J1RLの「こどもの日の特別運用」は、日本国内の小学生、中学生、高校生等が5月5日にアマチュア無線による南極・昭和基地との交信を通じて、無線通信の素晴らしさを体験してもらうと共に、南極の自然科学に興味を持ってもらうことを主な目的として、2003年に当時の観測隊員の発案でスタートした。

日本の南極観測の拠点である昭和基地は、南極大陸のインド洋側、リュツォ・ホルム湾東岸にある東オングル島に設けられている(JARL Webより)
以来、隊員にアマチュア無線家が不在だった2006年、東日本大震災の直後で中止した2011年、ブリザードでアンテナが破損した2015年、コロナ禍の2020年と2021年を除いて、毎年5月5日の「こどもの日」前後に特別運用が実施されてきた。
そして2026年も、5月5日(火・祝)の夕方(日本時間)に、第67次日本南極地域観測隊(越冬隊)のアマチュア無線有資格者らによる特別運用が行われることが発表された。以下、JARLの発表から今年の「こどもの日特別運用」の概要を紹介しよう。
2026年のJARL南極局「8J1RL」のこどもの日特別運用
●運用日時: 2026年5月5日(火・祝) 18:00~19:00(JST)予定(※1)
(コンディションの状況によっては延長を予定しています)
●運用周波数: 21MHz帯
(コンディションの状況によっては他の周波数で運用することもあります)
●電波型式: SSB
●優先して交信を行う局:
①JARLが開設する社団局において運用する小学生、中学生、高校生
②日本国内の小学生、中学生、高校生が運用する社団局 (※2)
③日本国内の小学生、中学生、高校生が開設する個人局
④日本国内の空中線電力が10W以下で免許されている個人局 (※3)

JARL Webに掲載された、8J1RLの「こどもの日特別運用」の告知より
JARLは特別運用における優先交信について、「日本国内の小学生、中学生、高校生等が南極・昭和基地との交信を通じて、無線通信の素晴らしさを体験してもらうと共に、南極の自然科学に興味を持ってもらうことを主な目的としていますので、“初めての方”を優先とさせていただきます」「小学生、中学生、高校生等とは(中略)次世代を担う青少年という意味で使用しているものです。従って南極とぜひ交信してみたい概ね18才以下の人であれば、交信を拒否するものではありません」とした上で、次の注意事項を発表している。
・SSB以外の電波型式へのリクエストには応じられません
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