特別寄稿
2026年5月1日掲載
アセッサーのLeeさんとの何度かやり取りのあと、ある日「本日20時から受験可能だがどうするか」と連絡が入りました。やや急ではありましたが、準備は整っていましたので、当日夜に受験することになりました。
試験前にMicrosoft Teamsのミーティングリンクと解答用紙(PDF)が送られてきました。解答用紙はPDF上で記入することにし、氏名や住所など事前に入力できる項目はあらかじめ記入しておきました。本人確認用としてビクトリア州の運転免許証を準備し、Webカメラやマイクの状態も確認しました。
試験時間にTeamsに接続し、簡単な自己紹介のあと、本人確認と試験に関する注意事項の説明がありました。試験は30分間で30問、21問以上の正答で合格とのことでした。
試験問題はアセッサーの画面共有によって表示され、問題の最下部まで到達すると、その都度スクロールしてもらいながら解答する形で進みました。見直しを含め、所要時間はおよそ20分でした。
解答を終えたあと、その場で記入済みのPDFをメールで送付しました。アセッサーが即時採点を行い、結果は30問中27問正解で合格でした。間違えた3問については、その場で簡単な解説をしていただきました。

試験問題の表紙
試験の翌日、ACMAから「試験結果の確認が完了した」という連絡が届きました。ACMA Assistにログインすると試験結果が反映されており、そのページで証明書とコールサインの申請を行うことができました。
翌日には申請が承認され、Recognition Certificateが発行されました。証明書はPDFとして送付され、ACMA Assistからも確認できるようになっています。
これで、オーストラリアの最上位の資格であるAdvancedを正式に取得したことになります。なお、この資格証明は、ITU-R M.1544に準拠した能力基準に基づいており、CEPT Recommendation T/R 61-02の要件を満たす試験に合格したこと、ならびにCEPT Recommendation T/R 61-01に基づくCEPTアマチュア無線免許相当であることも示されています。

Advanced資格の証明書
ライセンスの申請と同時進行でACMA Assistからコールサインの申請が可能になります。ACMAのコールサイン検索ページにて空いているコールサインを検索し、その中から希望のものを選択します。

コールサイン検索画面
まず、日本のコールサイン7M4MONと同じサフィックスのVK3MONを確認しましたが、すでに割り当て済みでした。また、Advancedライセンス保有者は2文字コールサインを申請することもできますが、ビクトリア州(VK3)の2文字コールはすべて埋まっていました。
そこで、MON の1文字目と3文字目を入れ替えたVK3NOMを申請しました。コールサイン指定での局免許発給手数料は44ドルでした。申請時にクレジットカードで支払いました。

コールサインの申請画面
申請から3日後、コールサインの承認通知が届きました。局免許のPDFが添付されており、同様の内容はACMA Assistからも確認できるようになります。これで、オーストラリアのコールサインVK3NOMが正式に発行されたことになります。

発行された局免許
日本の資格を持っている場合、RPL制度を利用することで、比較的スムーズにオーストラリアのアマチュア無線資格を取得することができました。その後、取得した VK3NOM のコールサインで John Moyle Memorial Field Day Contest に参加し、部門4位となりました。

John Moyle Memorial Field Day Contest Certificate
オーストラリアでもアマチュア無線を続けたい方の参考になれば幸いです。
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