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関西ハムシンポジウム2020開催

2020年2月9日(日)、恒例となった関西ハムシンポジウム2020が兵庫県尼崎市の尼崎リサーチ・インキュベーションセンター(エーリック)にて主催者(一社)日本アマチュア無線連盟兵庫県支部、大阪府支部の共同で開催された。世の中では新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大の影響で来場者数の減少が懸念されたが、45団体による参加と1,500名にのぼる来場者(主催者発表)で会場は多くの熱狂的なアマチュア無線家で賑わった。


(左)JARL兵庫県支部のブース。(右)配布された案内ガイド。表紙にはJARL支部別会員数の増減が前月比で記載されている


関西ハムシンポジウムの会場となった尼崎リサーチ・インキュベーションセンター(エーリック)

関西ハムシンポジウム2020の案内パンフレットによると、開催は9:30からとのことであったが、8:30にはすでに多くの来場者が会場内に入っておられた。この関西ハムシンポジウムは、関ハムやハムフェアで見るようなテープカットや場内のアナウンスもなくもなく皆さん自己責任で9時には自然にオープンしており、ジャンク市会場もすでに大勢の来場者でごった返していた。外は北風が吹き寒かったが、会場内は熱気であふれていた。


ジャンク市会場。開場前の午前9時で、もうすでにイベントは始まっている

 


アイコムブース。(左)IC-705のサンプル展示。(右)HF大型機の説明を受けるユーザー

アイコムのブースでは、センターディスプレイでおなじみのフラッグシップ機IC-7851のほか、IC-7610、IC-9700など人気の固定機の展示を、また昨年末に価格が発表されたIC-705もサンプル展示されていた。IC-705を期間中に予約注文すると、特別仕様の缶に入った瓦せんべいがもれなくもらえるとのプロモーション展示もあり、多くのユーザーが興味を示していた。

JAIA加盟メーカーではコメット株式会社と第一電波工業株式会社が展示ブースを出していた。これから出るIC-705に使えるポータブル用のアンテナはどれがよいかといった問い合わせが多いと、メーカー説明員の話だった。

 


JAIA加盟各社のブース。(左)第一電波工業。(右)コメット

関西ハムシンポジウムは、ハムフェアや関ハムほどの規模はないが、イベント全体はコンパクトにまとまっている。アマチュア無線家の好きなジャンク市はもとより、メーカー展示のほか、その方面に長けた有志が行うセミナーや講演、工作教室もあって人気が高い。

会場2階では、JH3BUM石原氏による「初心者の衛星通信入門」、有志三名の指導による「FMラジオキットの製作」、JA3RAF村脇氏による「新デジタルモードFT8の入門と実践」、JJ4KME古城氏による「これから始めるARDF」など興味あるセミナーや講演、工作教室が催された。

また、アイコムのJK3AZL高岡氏による「IC-705の魅力」と題した講演も多くの人が聞き入り人気の度合いが伺い知れる。さらにJARDによる「スプリアス確認保証と模擬測定」講演もあり、自慢の無線機のスプリアスが気になるOM諸氏が熱心に聞き入った。小ホール前では、近畿総合通信局による電子申請を促す訴求説明などもあり午後3時まで終始賑わっていた。

 


(左)ARDFの説明を聞き入る参加者。(右)FMラジオキットを製作中

 


(左)初心者の衛星通信入門のセミナー。(右)「IC-705の魅力」と題したアイコム(株)の講演

 


(左)近畿総合通信局による電子申請の説明デスク。(右)兵庫県電波適正利用推進員協議会

 


(左)全国高等学校アマチュア無線連盟の部活紹介。(右)ARRL VE神戸による米国アマチュア無線ライセンス試験会場

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次号は 12月 1日(木) に公開予定

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