ニュース／JARL、2021年分「アンテナ第三者賠償責任保険」を受付中｜2020年10月号

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JARL、2021年分「アンテナ第三者賠償責任保険」を受付中

JARL(一般社団法人日本アマチュア無線連盟)は毎年1回、会員向けの「アンテナ第三者賠償責任保険」の加入者を募集しているが、その2021年分の受け付けが9月1日から始まった。

「アンテナ第三者賠償責任保険【施設所有(管理)者賠償責任保険】」は、JARL会員が所有、使用または管理しているアンテナやタワーが不備により倒壊し、第三者に怪我を与えたり物を壊してしまった場合の民事上の賠償責任に備えるもので、2018年分は7,600件以上、2019年分は約8,000件、2020年分は約8,500件と年々加入者が増加している。また2018年分の募集から年間保険料はそのままに、1事故あたりの支払限度額(身体障害・財物損壊共通)が2億円から5億円に改定され、さらに「使用不能損害拡張補償特約」が追加されるなど内容充実も図られている。

JARLのアンテナ第三者賠償責任保険制度2021年版リーフレットより。JARL WebからPDF版がダウンロードできる

この保険は、毎年9月上旬から12月初旬にかけて翌年分の申し込み募集が行われている。2021年分の募集は9月1日(火)からスタートし、12月4日(金)の郵便局(ゆうちょ銀行)窓口払い込み分で締め切られる。募集概要は次のとおりで、支払限度額や特約内容、年間保険料などの条件は前年分から変更はない。

●募集期間: 2020年9月1日から、2020年12月4日の「ゆうちょ銀行」払い込み分まで

●保険期間: 2021年1月1日16時から2022年1月1日16時まで

●加入資格: 申込人および記名被保険者はJARL会員に限る

●対象施設: 会員が所有、使用または管理するアマチュア無線機器(アンテナ本体、ローテーター、タワー本体。敷地内にある移動式アンテナを含む)

●支払限度額: 身体障害・財物損壊共通 1事故につき5億円

●免責金額: なし

●被害者治療費等補償特約: 1名通院3万円/入院10万円、重度後遺傷害・死亡50万円/1事故・保険期間中1,000万円

●初期対応費用補償特約・訴訟対応費用特約・使用不能損害拡張補償特約: 1事故・保険期間中につきそれぞれ1,000万円

●年間保険料: 1,600円(設置1敷地あたり)
※アンテナが2基以上ある場合も、同一敷地内であれば設置敷地1か所となり保険料は1,600円。
※自宅敷地に加え、別の場所にもタワーがある場合(例：敷地数2か所)は1,600円×2か所＝3,200円となる。

●申し込み方法: JARL NEWS 2020年秋号(10月発行)に綴じ込みの専用加入申込票に記入し、郵便局(ゆうちょ銀行)窓口から振り込み。加入申込票がない場合はJARL会員課(電話03-3988-8759)に請求のこと。

「アンテナ第三者賠償責任保険」の申し込みには専用の加入申込票を使い、郵便局(ゆうちょ銀行)の窓口からの払い込みが必要となる

地球温暖化の影響か、最近は台風や豪雨による災害が毎年のように発生している。日頃からアンテナやタワーのメインテナンスをしっかり行うことはもちろんだが、万一に備えた保険加入も検討してはいかがだろう。JARLによると、今年9月初旬に沖縄・九州に接近し「大型で非常に強い」勢力となった台風10号の通過後にも、加入者から保険金支払いを受けるための申し出があったという。

「アンテナ第三者賠償責任保険」の保険料支払い例(2021年版リーフレットより)

JARLの2021年分「アンテナ第三者賠償責任保険」の案内とパンフレット・リーフレットはJARL Webの専用ページに掲載されている。

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