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2025年1月6日掲載
新しい年、2025年が始まった。そこで新年恒例の企画として、今年予定されているアマチュア無線関連の主要イベントのスケジュールを紹介しよう。この情報収集は2024年12月23日に行った。今後変更になる可能性もあるので、出展や参加の計画を立てるときは主催者の公式ページで最新情報を得るようにしていただきたい。
昨年8月、新会場の有明GYM-EXで開かれた「アマチュア無線フェスティバル(ハムフェア2024)」にはのべ45,000名が来場(写真提供: JARL)
2025年のおもなアマチュア無線イベントを、開催予定日が近い順に紹介していこう。
●関西ハムシンポジウム2025
・主催: JARL大阪府支部、JARL兵庫県支部
・開催日時: 2025年2月9日(日) 9時30分~15時
・会場: 尼崎リサーチ・インキュベーションセンター(ARIC: エーリック) (兵庫県尼崎市)
・公式ページ: https://www.jarl.com/hyogo/ham_sympo/
・備考: 3エリアの新春恒例イベントで例年1,000名以上が来場。今年は2月9日の開催で、クラブや販売店、メーカーなどが約40のブースを出展するほか、技術講演などを予定。お昼には会場内で有料の立食パーティも行われる。
関西ハムシンポジウム2025の公式ページ。準備が進みホール内のブース配置図も公開中
●第22回 西日本ハムフェア
・主催: JARL九州地方本部
・開催日時: 2025年3月9日(日) 9時~15時
・会場: 日産自動車九州株式会社 体育館、ゲストホール (福岡県京都郡苅田町)
・公式ページ: https://www.jarl.com/nishiham/
・備考: 3月初旬の日曜日に開催されることが多い、西日本最大のアマチュア無線イベントで、昨年は2,000名以上が来場。50以上のブースが自動車工場の体育館内に並んだ姿は壮観。今年は3月9日の開催を目指して準備が進行中で、出展者リストとブース配置図が公開されている。前日の3月8日(土)には地元ホテルで有料の前夜祭(懇親会)も行われる。
第22回 西日本ハムフェアの公式ページ。出展者リストも掲載されている
●第29回 関西アマチュア無線フェスティバル(KANHAM2025)
・主催: 関西アマチュア無線フェスティバル実行委員会、JARL関西6府県支部
・開催日: 未発表
・会場: 池田市民文化会館・豊島野公園・池田市立カルチャープラザ(大阪府池田市)
・公式ページ: https://jarl.gr.jp/kanham/
・備考: 関西最大のアマチュア無線イベントで、多彩な講演やセミナー、子供向け企画などが人気。昨年は2日間で8,000名が来場した。2025年の開催日は記事作成時点で未公表だが、これまでは7月の第3月曜日(「海の日」の祝日)直前の土日に開催されることが多い。
関西アマチュア無線フェスティバルの公式ページ。KANHAM2025の情報は未掲載
●アマチュア無線フェスティバル(ハムフェア2025)
・主催: 一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)
・開催日時: 2025年8月23日(土)~24日(日) 10時~17時(24日は15時30分まで)
・会場: 有明GYM-EX(ジメックス) (東京都江東区)
・公式ページ: https://www.jarl.org/Japanese/1_Tanoshimo/1-3_Ham-Fair/2025/Ham-Fair-gaiyo.htm
・備考: 日本最大規模のアマチュア無線イベント。昨年は新会場の有明GYM-EXで開かれ、クラブや企業など185団体がブースを出展し、2日間でのべ45,000名が来場した。今年も同会場で行われる計画で「GYM-EXで はばたこう アマチュア無線の世界」というキャッチフレーズが決定している。
このイベントは有料で、今年は一般の入場料(2日間有効)が3,000円に値上がりする。ただしJARL会員と障害者手帳提示者の入場料は1,000円、22歳未満の青少年の入場料無料は変わっていない。またブース出展の募集要項は3月中旬にJARL Webで発表される予定だが、今年は出展料が約5%値上がりすることが決定している。
なお、ハムフェア会場では「自作品コンテスト」の入賞作品が展示される。この作品募集期間は3月14日~5月7日(郵送の場合は消印有効)。詳しくは自作品コンテストの実施要項を参照のこと。
https://www.jarl.org/Japanese/1_Tanoshimo/1-3_Ham-Fair/2025/jisaku2025/jisaku2025.htm
ハムフェア2025の開催概要ページ。例年より早く情報発信が始まっている
●第8回 北海道ハムフェア
・主催: JARL北海道地方本部
・開催日: 2025年9月20日(土)~21日(日)
・会場: デ・アウネ さっぽろ(札幌総合卸センター) (北海道札幌市東区)
・公式ページ(予定): https://www.8hamfair.com/2025/ (開催が近づいた時点で公開)
・備考: 2年に一度開催される北海道のアマチュア無線イベント。道外からの参加者も多く、前回(2023年)はのべ1,300名が来場した。今年の開催日と会場はJARL北海道地方本部のホームページ(https://jarl.hokkaido.jp/?p=890)で公表されているが、詳細は未決定。開催が近づくと公式ページで案内が始まるという。
北海道ハムフェアの公式ページは前回(2023年開催)の終了時点で更新が停止している
●第57回 東海ハムの祭典
・主催: 第57回 東海ハムの祭典実行委員会
・開催日: 2025年10月26日(日)
・会場: 岡谷鋼機名古屋公会堂(名古屋市公会堂)(愛知県名古屋市昭和区)
・公式ページ: http://www.tokai-jarl.jp/saiten/
・備考: 毎年夏または秋に開催されている東海エリアのアマチュア無線イベントで、東京のハムフェアよりも長い歴史がある。昨年は9月29日に開催し、オンラインを含めて2,800名が参加した。今年は10月26日(日)に開催することが公式サイトで発表されている。
東海ハムの祭典の公式ページ。今年の開催日と会場が案内されている
なお、世界最大のアマチュア無線イベントとして知られる、米国の「Hamvention」(通称: デイトン・ハムベンション)は、2025年5月16~18日(現地時間)にオハイオ州グリーン郡ジーニア市のフェアグランド・エキスポセンターで開催される予定だ。情報は公式ページ(https://hamvention.org/)に順次掲載されている。
米国オハイオ州で開催されるHamvention2025の公式ページ。5月16日の開催に向けてカウントダウンタイマーを表示中
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