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PHONEで楽しむQRP通信

第27回 ハムフェア2025会場外周での移動運用ほか

JE1ECF 斎藤毅

2025年9月16日掲載

1.はじめに

筆者にとって日本の夏といえば、40年前からハムフェアである。開催場所は東京・晴海、神奈川・パシフィコ横浜、東京・東京ビックサイトと移り変わり、そして昨年からは東京・有明GYM-EXとなっているが暑い(熱い?)夏は変わらない。ハムフェアでの目的は当時(15年ほど前まで)は色々なクラブブースを廻り、ミズホ通信のトランシーバーを見つけることやミズホ通信ブースでの情報収集とジャンク?(保守パーツ)収集が主たる目的でした。

10数年ほど前から10年程度の期間は所属クラブにおいてハムフェアブース出展担当をしていました。というわけで、当時はハムフェア会場において無線運用をすることはありませんでした。しかし、近年は移動時の電源確保(バッテリーの軽量化)や無線機の小型化により移動運用もやり易くなったことで移動運用を行うようになりました。今回は7月の関ハムに続いて、ハムフェア会場外周での移動運用をレポートします。なお今回、会場内の無線運用では出力の規制(1W以下)があったようです。


おなじみ? ハムフェア看板

2. 初日8/23の運用

先月の関ハムでは430MHz・FMでの運用になりましたが、有明では今年も50MHz・SSBの運用を計画していました。しかし、当日は機材の忘れにより、50MHz・HFの運用はあきらめることになり、午前に1時間半程度、午後に1時間ほどV・UHFの運用を行いました。144MHz・SSBで運用するも何も聞こえず、430MHz・FMのみの運用になりました。

運用場所については、昨年は、ハムフェア看板横のベンチにて運用(とにかく暑く、背面壁(背もたれ)の金属部が直射日光により熱せられ、長時間よりかかることができなかったことを記憶しています)していましたが、今年は建物のエントランス横で運用しました。午前中は建物で日陰ができており、直射日光を気にせず、これに加え、さすがエントランスの近くということもあり会場室内の空調冷気を感じなら運用できました。なお、運用時はリグを地べたに転がし、アンテナ地上高は地面から10cm程度でした。


初日交信分のQSLカードは8/24にハムフェアJARLブースに持ち込みました。


初日の運用場所その1


初日の運用場所その2


初日の運用場所その3


初日QSO分のQSLカードはJARLへ

3. 2日目8/24の運用

2日目は機材忘れをすることなく現地に到着しました。以前、入手したアイコムポロシャツを着てIC-705での運用になります。午前中はハムフェア会場に隣接する「有明親水海浜公園」の東屋? にて2時間ほど運用し、午後は前日と同じエントランス側で1時間弱ほどの運用でした。こちらでは50MHzから運用を開始しました。ワッチとCQを1時間ほど繰り返しましたが、成果は0QSOでした。

続いて21MHzにQSYしたところ、バンド内がにわかにザワついており、7、8エリアが強力に入感していたのでこちらから呼びに回りながらQSOをしました。同様に18MHzでも6、7エリアが入感していたのでコールしたところ、筆者の電波を拾っていただきQSOが成立しました。

各バンドのQSOもハムフェアに関しての話になり、長めのQSOをさせていただきました。午後は430MHzにて会場来場者等とのQSOを楽しみました。



有明親水海浜公園その1


有明親水海浜公園その2


有明親水海浜公園その3


PM95VP


「ICOM」ロゴの入ったポロシャツ

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