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PHONEで楽しむQRP通信

第7回 寒さに負けた移動運用、東武日光駅前QRVほか

JE1ECF 斎藤毅

2024年1月15日掲載

1. はじめに

筆者の移動運用スタイルは徒歩、自転車、公共交通機関を利用するものです。夏の終わりに秋の移動運用のためにと、東武鉄道の株主優待券(販売価格相場は700円前後と記憶する。)を購入していました。有効期限は2023/12/31であることから早々に使用しなくてはと思いつつ、気が付くと2023/12下旬まで未使用の状態でありました。ということで急遽2023/12/22の晩に移動運用計画を練り始めました。決行日は翌日の2023/12/23としました。

移動地は東上線沿線である埼玉方面より、日光線沿線である栃木方面の方が移動する距離が長いことから株主優待券を有効利用? できると判断しました。あとは日光付近にするか鬼怒川御温泉付近にするかを迷いましたが、都心に近い? 日光を選択しました。日光といってもこの頃は駅前QRVを楽しんでいるので観光地に足を延ばすのではなく、東武日光駅前でQRVすることにしました。

2. いざ、日光へ

2023/12/23の朝、東武日光駅を目指し常置場所を出発しました。経路は常置場所のある東急電鉄目黒線沿線から東京地下鉄(東京メトロ)千代田線で北千住駅を経由し東武鉄道に乗り継ぎました。日光や鬼怒川へは数年前までは東武鉄道の普通列車(ここでは特別料金のかからない普通、準急、急行、快速等の列車をさす。)を利用していましたが、年齢も50代半ばとなり、低価格より快適性を重視し、往復有料特急である優等列車を利用しました。といっても価格をひかえる努力は惜しまず、東急線内から北千住駅までの往復は企画切符「東急東京メトロパス」を活用しました。片道ではありますが通常料金との比較は以下の通りとなります。


 ※1 交通系ICカードでの価格。
 ※2 往復の価格。東急線内乗車駅により価格が異なる。
 ※3 金券ショップでの販売相場価格。
 ※4 通常のスペーシア号での価格。

北千住駅~東武日光駅間の所要時間は普通列車で2時間40分程度、優等列車で1時間30分程度かかります。昔の話ですが2003年3月に東急電鉄田園都市線、東京地下鉄半蔵門線、東武鉄道伊勢崎線・日光線の相互直通運転開始記念のイベント列車が東急電鉄中央林間駅~東武鉄道東武日光駅・鬼怒川温泉駅間(途中、下今市駅で分割)にて30000系10両(6両+4両)で運行されました。ロングシートであったため、長時間着席はできたものの腰が痛くなったことが思い出されます。今回はそんな苦い経験を踏まえて往復優等列車を活用しました。

往路は時間的にはスペーシアX 3号に間に合いましたが満席状態で2本後の特急スペーシアけごん 15号を利用する形となりました。復路は東武日光駅到着後すぐに特急券の購入を行ったため、スペーシアX 6号スタンダードシートを何とか確保できました。今回、日光線の優等列車に初めて乗車しました。以下、個人的感想となります。

新型のスペーシアX号の車内は素晴らしかったのですが、日光線内ではレールの状態が悪いのか車体の揺れを大きく感じました。また、停車時のブレーキ音がうるさく感じて所要時間がかからないだけで快適感はそれ程でもありませんでした。


いざ、出発


国会議事堂前駅で乗換



「けごん」号日光に到着


東武日光駅全景


3. 駅前QRVの開始

東武日光駅に到着し、駅舎を出るとバスロータリーがあり、その中央にはかつての東武日光軌道線を走っていた車両が静態保存されている広場があります。

その保存車両横のベンチに座り、運用を開始しました。リグはおなじみのIC-705出力5Wです。まずは144MHz SSBをワッチすると埼玉県比企郡吉見町に移動する局が微かに聞こえますが、プリフィックスがわからず交信に至りませんでした。

続いてバンド内をワッチするとこれまた弱い信号が聞こえました、移動局のようですが、耳を凝らすと大島町移動の局でした。ダメもとでコールすると1発でコールバックがありました。RSレポート交換するとHIS 45、MY 41で交信が成立しました。相手局には非常に厳しい状態でも信号を取っていただき、感謝、感謝です。その後、144MHz SSBでCQを出すも応答がありませんでした。次に50MHz SSBにQSYしますがこちらも静まり返った状態でQSOはできませんでした。天候は晴れ曇り? の状態(後で気温を調べると4℃程度)で時折粉雪が舞っていました。

続いて430MHz FMにQSYすると千葉県市原市に移動する局がプリアンプをONの状態でRS 55~6で聞こえました。すかさずコールするもこちらのコールサインをすべて取っていただけず、交信は不成立。相手は出力50Wにモービルホイップを使用とのことで、相手側では他の局の混信があるとのことでした。FMではなくSSBであれば交信できたかもしれません、残念。

運用しているベンチは保存車両の日陰であったため、身体が冷えてきたので一時休憩、揚げ湯葉饅頭を購入しサービスのお茶をすすり、暖を取るために駅構内の待合室に一時避難? しました。30分経過すると身体も回復したので気を取り直して無線運用を開始しました。今度は駅出入口横のベンチにて430MHz FMの受信を開始、CQ呼び出しを出し始めたひたちなか市を常置場所とする局とRSレポートHIS 57、MY 55で交信成立しました。

その後、バンド内をワッチするもローカルラグチューやモービル局ばかりが聞こえていました。そんな中、今度は東京都武蔵野市に移動する記念局が聞こえてきたことからコールすると取っていただき、RSレポートHIS 57、MY 59で交信成立しました。この出入口横ベンチは日が当たるものの横風が吹き始めたため、今度は手がかじかみ、ログを書くためのボールペンを握るのもつらくなったので15時には撤収しました。

今回は12時~15時までの時間で交信3局でした。教訓として、冬の移動運用は防寒が大切ということを改めて実感しました。12月上旬の都内で移動運用の際は12月とは思えない暖かい日が多かったので、その感覚のまま今回出かけてしまったのが敗因? でした。家を出る前に家族からダウンジャケットを羽織ることを勧められこれが正解となりましたが、手先の防寒まで気が回りませんでした。使い捨てカイロを持参すればよかったと後悔しました。


駅前の標高


駅前広場その1



筆者


駅前広場その2



駅前広場その3


駅前ベンチにQSY


交信は144MHz SSBで1局、430MHz FMで2局となりました。ボウズにならなくてよかったと胸をなでおろす筆者でした。交信結果は以下の通りです。


 ※使用リグはIC-705 出力5W(プリアンプON)
 ※使用アンテナは50MHzが自作ホイップアンテナ、144/430MHzがRH770

今回も電源は純正バッテリー BP-272を使用しましたが、寒さが影響してかFMを長めに運用したことが要因か使用時間が短かった(電圧7.8Vで使用開始し15分程度で赤いバーが点灯)ように感じました。

4. 帰路(復路)

無線運用中は身体が冷え切りましたが、復路のスペーシアX 6号では遅めの昼食とビールを堪能しました。特に暖かい車内での冷たいビールは最高でした。

東武日光駅を出発して隣駅の上今市駅を通過した際に沿線に大きな公園が見えました。暖かくなったらこの公園(杉並木公園)でのんびり無線運用してみようかと思うのでした。この後、秋葉原の若松通商に立ち寄り注文していたトランジスターを受け取り、東京メトロ末広町駅から銀座線を使い自宅へ戻りました。


復路発車案内


乗車したスペーシアX号



乗車したスペーシアX号


車内設置のパンフレット



車内での遅めの昼食


北千住駅で乗り換え



秋葉原に到着


秋葉原ラジオ会館



若松通商店舗


購入した2SC1306



末広町駅から自宅へ



東武日光駅駅前QRVはここまで

5. 品川区五反田ふれあい水辺広場船着場移動

日光市移動の翌日の2023/12/24、ランチ営業をしている東京都大田区馬込の寿司店へ日光土産を持参し訪れました。オーダーしたのがサーモン・マグロ丼(中盛)土産のお返し? にいくらがトッピングされていました。この丼を堪能した後、自転車で国道1号線(第二京浜国道)を経由して五反田に移動し、目黒川沿い(JR山手線の内側)の五反田ふれあい水辺広場船着場にて、144MHz SSBと430MHz FMで1時間程度移動運用を楽しみました。広場そのものは海抜4.1mの表示がありましたが運用場所はさらに下がった川に接した場所なので海抜は2m程度と推定できます。交信結果は以下の通りです。


※使用リグはIC-705 出力5W(プリアンプON)
※使用アンテナはRH770

使用電源は純正バッテリー BP-272であったが昨日と同じように15分程度のFM送信で赤いバーが点灯。(電圧は8.0Vから使用)。受信時には緑バー2本になることから挙動がおかしいと思い、バッテリーを一旦、IC-705から外し再装着することで事象が解消しました。原因はわからず・・・。

この付近には五反田南公園が隣接しており、五反田駅に近いことからR5.5.5駅前QRV山手線駅前(えきちか)QRVなどの運用場所として使用していますが、ビルの谷間の割には意外な場所とQSOができます。しかし、同じ目黒川沿いでもJR山手線の外側で東急池上線高架下にある五反田リバーステーションは受け飛び共によろしくなかったことを記憶します。


寿司ランチ


周辺案内



船着場看板


運用場所


五反田移動はここまで

★★★お邪魔しました★★★

12月15日に月刊FBニュース公開の連絡メールが編集担当者から届きました。折しも、筆者は大阪での所用を終えて帰途につき、天王寺駅手前の電車内におりました。当該メールに対しての確認メールと大阪にいる旨を返信したところ。ICOM大阪ショールームへご一緒しませんかとのお誘いという、うれしいメールが飛び込んでしました。

ICOM大阪ショールームはICOM本社の1階にあり、平日の営業時間中に公開されています。最新新鋭のアマチュア機、業務機の展示のほか、1960~90年代の代表的なICOM製アマチュア機が展示されており、筆者が開局した80年代以降のリグも拝見でき懐かしさが込上げました。残念ながら2000年以降の無線機はスペースの関係で展示はありませんでしたがこのような場所を訪れる機会に恵まれました。お近くの方は一度、足を運ばれることをお勧めします。


ICOM本社アンテナ


加美駅での201系


★★★QRPプチ情報その1★★★

2024年2月25日(日)13:00:00~14:59:59 に「QRP PHONEで楽しむJR武蔵野線コンテスト」を開催します。詳細は「PHONEで楽しむQRP通信」第6回をご覧ください。

【お詫び】市区等略号の記載に誤りがありましたことをお詫びします。
誤・八潮市: YS  正・三郷市: MS
※このコンテストは東日本旅客鉄道株式会社との関係はございません。

★★★QRPプチ情報その2(再掲)★★★

QRP通信を楽しむための団体「東京QRPers」を発足しました。
引き続き、クラブ員を募集します。

以下を目的とするQRP通信に関わるグループ(クラブ)を立ち上げます。
 「アマチュア無線QRP通信(QRV)」を楽しむ。
 「アマチュア無線の運用」により,クラブ員の親睦を計る。
 「ロールコール」などを実施してクラブ員同士の情報交換を行う。

都内在住で参加希望、興味のある方はJE1ECFまでご連絡くだ

 Email: t.saitoje1ecf(あっと)gmail.com
 ※(あっと)は半角@マークに変換。

表題を【東京QRPers問合せ コールサイン】として送信してください。

★★★QRPプチ情報・参加者募集★★★

第2弾 QRPな電車で行うQRP懇親会in関西 阪堺電車

QRPな電車で行うQRP懇親会の第2弾を実施します。今回は大阪・阪堺電車です。阪堺電車に乗ってアマチュア無線談議をしませんか?

乗車時間は約2時間(トイレ休憩あり)
募集人数は15名を想定。

皆さん、お誘いの上、参加表明お願いします。
今回は車内での飲食が可能です。参加費には(アルコール350ml缶2本を含みます。)その他、飲料やおつまみ等の食べ物は持ち込み自由です。

1. 開催日 2024年3月23日(土)
2. 集合場所・時間 阪堺電車・恵美須町駅 13:15
3. 出発時間 13:36
4. 参加費(1名につき) 2500円
5. 申し込みはEメールでお願いします。
  E-mail: mail_je1ecf(アットマーク)ymail.ne.jp
  ※(アットマーク)は@に置き換える。
  表題を【阪堺電車懇親会 コールサイン】として送信してください。
6. 募集締め切りは2024年2月29日。

以上

次号をお楽しみに

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