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JARL、第15回定時社員総会を開催

2026年7月1日掲載

第1号議題「令和7年度決算の件」

13時06分から始まった第1号議題では「令和7年度決算」と、この議題と関連性が高い「令和7年度事業報告」「令和8年度収支予算」「令和8年度事業計画」という3つの報告事項を上程。最初に森田会長が令和7年度の収支状況と今後の財務改善に向けた取り組みを説明した。

これに対して出席社員からは、準備書面以外として「100周年ワーキンググループの主要メンバー2名が辞任した理由」「会長の責任として包括免許の実現を」「QSLカード転送について委託先を変更した以外の変更点と改善状況」「NPO法人 日本防災士会への働きかけ」などの質問・要望が出され、13時58分に挙手採決が行われ、第1号議題は圧倒的多数の賛成で可決した(13時58分)。


第1号議題は挙手採決の結果、賛成多数で可決した

第2号議題「定款及び規則改正の件」

続いて13時59分から第2号議題の審議に入った。

これまで、JARLの社員(支部長を含む)、地方本部長、理事および監事は、2年に一度“通常選挙が行われた年”の6月に開かれる定時社員総会が終わった時点から、2年間の任期がスタートしていた。そのため、4月の通常選挙で当選した社員は、直後の6月に行われる定時社員総会には出席できず、「選挙の結果が早期に組織運営に反映されない」ことや、「この定時社員総会終了をもって退任する社員が、4月の通常選挙で選ばれた理事・監事候補者の選任を行う」という難点があった。

こうした点を解消し、選挙結果の迅速な反映と総会運営の整合性を高めるため、JARLの定款と規則、選挙規定の一部を改正し、法律上交代の時期が定められている理事および監事を除く「社員(支部長を兼ねる社員を含む)」と「地方本部長」の就任時期を、“社員選挙を行った月の翌月の初日(5月1日)にする”というのが第2号議題の趣旨だ。改正後の任期が適用されるのは、令和10年4月実施の通常選挙の当選者からとなる。

審議では「社員選挙を定款で決めることの要否」や「地方選出理事の場合、地方本部長としての任期は通常選挙直後の4月末で終わり、次の地方本部長が5月1日に就任することになるが、理事としての任期は6月の通常総会終了まで続くことの懸念」などの質問や意見が出た。

定款改正が伴うため、この議題の可決には総社員の3分の2以上(88名以上)の賛成が必要になるが、マークシートを使った投票による採決の結果は(委任状、議決権行使書を含む)、賛成95、反対27、無効1で原案通り可決された(15時11分)。


社員が記載したマークシート式の投票用紙をJARL職員が回収

第3号議題「(1)役員選任の件」「(2)社員提案 JG1KTC髙尾義則氏を理事として選任しないことを求める件」

第3号議題は、2026年4月に行われた通常選挙で決定した理事候補者15名(全国選出5名、地方選出10名)と理事会推薦による理事候補者2名(ただし書き理事)、理事会で決定した監事候補者2名の選任を行うものだ。

しかし今回の通常選挙に全国選出で立候補し、第2位の得票数(2,646票)で理事候補者になったJG1KTC髙尾氏については、理事会が選任に反対する意見を表明、さらに一部社員からは髙尾氏を理事に選任しないことを求めるという議案が提出された。

15時14分、審議に先立ち、理事・監事の候補者が会場内に入場。まず森田会長が理事会としての意見書の趣旨を説明。続いて社員提案者を代表しJK1FNL小林氏が提案理由を説明した。その後は理事候補者に対する質問や、理事会作成の意見書や社員提案による議案書などへの質問と意見が相次ぎ、理事会や理事候補者が回答したほか、髙尾氏による弁明も行われた。


第3号議題に先立ち、理事・監事候補者らが入場

この議題の質疑応答の際、議長の制止に従わず不規則発言を繰り返した社員に退場命令が出されたが、当該社員は議長席に駆けよって飛びかかり、関係者の110番通報で警察官が到着、事情聴取などで議事が約30分間にわたって中断するという事態も発生した。

16時45分、マークシートによる投票が始まり、採決の結果は次のようになった(理事、監事の選任には出席社員の過半数である60票以上の賛成が必要。なお、※は理事会推薦のただし書き理事候補)。

<理事>

①JF1NEF
森野候補
可決(賛成60、反対56、保留3、無効0)
②JG1KTC
髙尾候補
否決(賛成29、反対90、保留0、無効0)
③7K1BIB
山内候補
可決(賛成92、反対24、保留3、無効0)
④JH4PHW
坂井候補
可決(賛成105、反対11、保留3、無効0)
⑤JA2HDE
木村候補
可決(賛成97、反対20、保留2、無効0)
⑥JO2MLC
村井候補※
可決(賛成99、反対17、保留3、無効0)
⑦JH3GXF
安孫子候補
可決(賛成107、反対9、保留3、無効0)
⑧JR3QHQ
田中候補
可決(賛成97、反対19、保留3、無効0)
⑨JH4LPY
梶田候補
可決(賛成109、反対6、保留4、無効0)
⑩JA5SUD
森田候補
可決(賛成101、反対16、保留2、無効0)
⑪JA5XPD
渡部候補
可決(賛成96、反対21、保留2、無効0)
⑫JA6HUG
中村候補
否決(賛成51、反対66、保留1、無効1)
⑬JH7DHG
志賀候補
可決(賛成109、反対7、保留3、無効0)
⑭JA8DKJ
三井候補※
可決(賛成90、反対28、保留1、無効0)
⑮JH8HLU
正村候補
可決(賛成106、反対10、保留3、無効0)
⑯JA9PPC
森田候補
可決(賛成113、反対3、保留3、無効0)
⑰JF0JYR
髙橋候補
可決(賛成94、反対20、保留5、無効0)

<監事>

①JA1MEK
志村候補
可決(賛成90、反対25、保留4、無効0)
②7N2HJY
武藤候補
可決(賛成108、反対6、保留5、無効0)

投票の結果、理事就任が否決された2名(髙尾候補、中村候補)のうち、九州地方選出の中村氏については、規則に基づき“理事ではない九州地方本部長”として2年間の任期を務めることになる。

この開票結果の発表をもって、17時27分に第15回定時社員総会は閉会した。

終了後の理事会で新執行部が決定

社員総会終了後、就任が決まった理事15名と監事2名は別室で理事会を開催し、下記のとおり会長(1名)、副会長(2名)、常務理事(2名)が決まった。なお専務理事は設けていない。

・会長: JA5SUD 森田耕司氏(再任)
・副会長: JA2HDE 木村時政氏(再任)
・副会長: JR3QHQ 田中 透氏(新任)
・常務理事(総務担当): 7K1BIB 山内貴博氏(再任)
・常務理事(IT・技術担当): JH4PHW 坂井志郎氏(再任)


写真左から山内常務理事(7K1BIB)、田中副会長(JR3QHQ)、森田会長(JA5SUD)、木村副会長(JA2HDE)、坂井常務理事(JH4PHW)

これら執行部を含む、理事・監事の任期はいずれも2年間(2028年6月の「第17回定時社員総会」終了時点まで)となる。

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