2015年1月号
ニュース
Thailand Amateur Radio Day 2014 (タイ)
12月13日(土)、タイ王国の首都バンコクで、Thailand Amateur Radio Day 2014が開催され、全国各地から多くのハムが集まった。これは、タイの電波行政を統括するNBTC(National Broadcasting and Telecommunications Commission)が初めて主催したアマチュア無線のイベントで、副題にはアマチュア無線家でもある国王(ラーマ9世 HS1A)に敬意を表したイベントであることが示されている。
イベントの内容は各種ブース展示、プレゼンテーション、レクチャー、屋外ではARDF競技、さらにタイのアマチュア無線連盟であるRAST(Radio Amateur Society of Thailand)によるライセンス試験、それに、国王HS1Aが所有する機器の特別展示などが行われた。
また、RASTブースでは、記念コールサインHS50RASTを使って、その日開催されていたARRL 10mコンテストへ参加する形でのデモンストレーション運用が行われた。一方プレゼンテーションでは、日本で誕生したアマチュア無線のためのデジタル通信技術である「D-STAR」を紹介する講演も行われ、多くの聴講者で席が埋まった。
イベントの詳細は、RASTのホームページで紹介されている。
プレゼンテーションの様子。D-STARの技術や歴史について紹介が行われた。
D-STAR Repeaterの実動展示の様子。
このRepeaterはドイツのゲートウェイに接続されていた。
NBTCコミッショナー(中央)と講演参加者