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東海ハムの祭典、北海道ハムフェア開催

2023年10月16日掲載

第55回東海ハムの祭典と第7回北海道ハムフェアが9月の同じ週末に開催された。開催日が重なった9月24日には合同企画として両会場をZoomでつなぎそれぞれの会場の紹介や、東海ハムの祭典で行われたJAIA講演会が、北海道ハムフェアの会場でも同時配信で放映された。

第55回東海ハムの祭典

9月24日(日)名古屋市公会堂で開催され、昨年同様ハイフレックス型ハムフェアとなった。テーマは「ひろげよう 育てよう 未来のアマチュア無線」。来場者は、2,500人(主催者発表、スタッフ・オンライン含む)で、昨年の来場者を上回る数であった。


会場の名古屋市公会堂 開場前から多くの来場者が詰めかけた


開会式の様子。来賓によるテープカット

◎イベント
会場内の各部屋では、様々なイベントや展示が行われた。それぞれのイベントをフロアごとに紹介する。

●2階、3階 ビジネス展示、一般展示、DXCCフィールドチェック
2階、3階ではビジネス展示、一般展示が行われ、お目当ての無線機やパーツなどを品定めする人で賑わった。


ビジネス展示、一般展示はどの部屋も賑わった

3階和室では、DXCCフィールドチェックが行われ、DXerらがチェックを受けに来ていた。


DXCCフィールドチェック

●4階 イベント、講演など
4階では様々なイベントや講演、展示が行われ、特別記念局(8J2TKI/2)や運用体験局(8J2YAA/2)も4階のロビーで行われた。

特別記念局では、前日夜に北海道ハムフェア会場から名古屋市へ移動し開会式から参加されたJARL森田会長(JA5SUD)も式典の合間に7MHz SSBでの運用を行った。


8J2TKI/2を運用するJARL森田会長

親子電子工作教室では、3つのトランジスタを使った「ぴかぴか Happy Clover」の製作体験が行われ、親子連れで訪れた来場者が楽しんでいた。



製作体験を通してハンダ付けなどの体験が行われた

集会室では、「届け! 若者の声サミット」や、東海総合通信局による「アマチュア無線の活用等に係る制度改正について」などの講演会などが行われた。

「届け! 若者の声サミット」では東海地区の大学、高校のクラブに限らず、関東や東北、九州の大学や高校のクラブもZoomを利用し参加し、活動の発表を行っていた。

東海総合通信局による「アマチュア無線の活用等に係る制度改正について」の講演は、本年3月22日、そして東海ハムの祭典の開催直後の9月25日に行われる制度改正についての詳しい説明があった。


届け! 若者の声サミット


東海総合通信局による制度改正の講演


また、Zoomを使用して北海道ハムフェア会場と結び、お互いの会場の様子を紹介したり、東海ハムの祭典の会場で行われたJAIA講演会を北海道ハムフェア会場でも放映した。JAIA講演ではアイコム株式会社の高岡氏が「アイコムのハムフェア2023出展報告と未来に向けた高周波技術ご紹介」と題して、アイコム株式会社のアマチュア無線機器の紹介や未来に向けての取り組みについて講演した。なおこの講演は、山形県支部の「ハムミーティング In 山形」の会場やYouTubeでも同時配信が行われたという。


JAIA講演はZoomにより北海道ハムフェア、ハムミーティング In 山形、
またYouTubeでもオンライン配信が行われた。

4階ホールでは、各メーカーの展示や、クラブなどの純粋展示が行われた。どのメーカーブースにも、来場者がたくさん訪れていた。アイコムブースでは、ハムフェア直前に販売開始したIC-905を展示し、注目を集めていた。月刊FB NEWSもこのホール内でブース出展し、特製クリアファイルの配布などを行った。


4階ホールではメーカー展示などが行われた

●大ホール

大ホールでは、午前中、かつてFM愛知で放送されていた青木小夜子さんの番組の「FMバラエティー」が特別企画「FMバラエティー55」として復活した。


トークコーナーだけではなく歌のコーナーもあった

午後からは、来賓を迎え式典や表彰式が行われた。


式典の様子

なおイベントや講演の様子など、開会から閉会までのライブ配信された動画が、公式YouTubeで公開されている。

東海ハムの祭典 公式ページ
東海ハムの祭典 公式YouTubeライブ
東海ハムの祭典 公式YouTube 特別企画「FMバラエティー55」

次回の開催予定は2024年9月29日(日)に決まり、すでに動き出している。

第7回北海道ハムフェア

9月23日(土)、24日(日)、デ・アウネ さっぽろ(札幌総合卸センター)にて、2019年以来4年ぶりに開催された。テーマは「新発見、再発見 社会に役立つ アマチュア無線」。来場者は、のべ1,300人(主催者発表、関係者含む)であった。


会場のデ・アウネ さっぽろ

実行委員長のJARL北海道地方本部 正村本部長(JH8HLU)、JARL森田会長他、来賓の挨拶の後、テープカットが行われ開場した。


9月23日(土)13時より行われた開会式

4年ぶりの開催で北海道内はもとより、他のエリアからの出展や来場者で開場内は賑わった。会場は複数フロア(1階、2階、11階)に分かれて行われた。

●ブース展示(1階)
1階では、各ブース(メーカー、販売店、クラブなど)の展示が2部屋に分かれて行われた。


メーカーブース


クラブブース


●講演イベント(2階)
2階では以下の講演が行われ多くの来場者が講演に聞き入っていた。

9/23(土)
・「JARLの今後について」 JARL森田会長(JA5SUD)
・「アマチュア無線に関する制度改正」 北海道総合通信局

9/24(日)
・「トランシーバは防災活動の最強ツール」
 横浜市アマチュア無線非常通信協力会・磯子区支部長 片山氏(JA1XLU)
・「1アマ国試 最近の傾向と対策」 鈴木氏(JA8RQD)
・「移動運用でサテライト通信」 清水氏(JO2ASQ)
さらに、東海ハムの祭典からのzoomによる配信で、
・「東海ハムの祭典との合同企画のJAIA講演」 アイコム株式会社 高岡氏(JK3AZL)

また別室では、2日目に北海道ジュニアハムの集いも行われた。


JARL森田会長(JA5SUD)の講演

●特別記念局(11階)
11階に設けられた特別記念局(8J8HAM)では、HF~V/UHF帯での運用が行われた。会場の都合でV/UHF帯は窓際に設置されたモービルホイップでの運用であったが、HF帯はリモート運用が行われ、会場からアイコム株式会社のIPリモートコントロールソフトウェア(RS-BA1)を使用し、会場に設置されたパソコンから江別市に設置された局設備を操作して運用(送受信)が行われた。運用の様子は運用者以外でも状況が判るように大型ディスプレイに表示されていた。


HF帯の運用はRS-BA1を使用してリモート運用が行われた

なお公式ページでは、開催報告として各講演、イベント、ブース紹介が行われている。

第7回北海道ハムフェア公式ページ

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