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無線をせんとや生まれけむ。

第十話 日本語放送を聴いてベリカードをもらう (その1)

無線(CQ)をせんとや生まれけむ。
短波(ラジオ)聞かんとや生まれけん。
呼ぶ、かの局の信号(こえ)聞けば
我が身さえこそゆるがるれ。

JF3SFU 永野正和

皆さま、こんにちは。いかがお過ごしでしょうか?

しのぎやすくなったと思ったとたんに台風がやってきました。気象は年々狂暴になり、100年に一度などのマクラ言葉を予報で聞くことがさほど珍しくなくなってきた感じのする今日この頃です。本当にどうなっているのでしょうね。この度の台風で被災された皆さまに対しまして、お見舞い申し上げますとともに一日も早い復旧をお祈り申し上げます。

さて、本稿をお読みのBCL、あるいは今はアマチュア無線がメインだけれど、電波の不思議を知ったのは、中波や短波でたまたま聞こえた日本語の北京放送?いやモスクワ放送が最初だったかな?という諸兄も多いのではないでしょうか。今月、第十話では、この日本に向けて放送されている短波放送を話題にしたいと思います。題して、「日本語放送を聴いてベリカードをもらう (その1)」です。

ベリカードの誘惑

ベリカードとは、リスナーが放送局に送付する受信報告書に対して、放送局が任意かつ好意で発行する受信確認証(=ベリフィケーションカード)のことです。ベリカードはその国のアイデンティティーや、文化、お国柄などを表したデザイン、有名な建物や風景などの写真が印刷されている魅力的なものが多いです。


例えば、こんな感じ。左はBBC、右は、R. Australia。


あるいは、こんな感じ。左はR. Moscow、右はKGEI。

BCLを語る時にベリカードの話をしないわけにはいきません。BCLにとって、「放送局から送られてくるベリカード」は大きな楽しみの一つです。実際のところ、BCLを始めた中学生の頃は、「放送を聴いてベリカードをもらう」のではなく、「ベリカードをもらうために放送を聴く」が正確な表現のような気がします。

上のベリカードは、1974年あたりから始まったBCLブームの頃に手元に届いたものです。海外の雰囲気満点で綺麗に印刷されたベリカードが外国から自分あてに届く誘惑はとても大きなもので、少年たちはひとたまりもありません。当時、ベリカード集めは本旨ではないとか、いろいろなことが月刊誌や専門誌などに書かれていましたが、とにかく放送を受信し、放送局名を確認、せっせと受信報告書を書いて送り、それはもう、「必死のパッチ」でありました。そんなことですので、ベリカードをもらうことが一番で、日本語放送であってもその内容を理解して楽しむというのは、もう少し後だったように思います。

受信報告書を書くこととBCLブームの終焉

ベリカードや、アマチュア無線のQSLカードなど、「郵便受けにエアメール」が入っていますと、この歳(=間もなくカンレキです。(汗))になっても、相変わらずドキドキ、ワクワクします。これは、一体なんなのでしょうね。昨今ですと、e-ベリカード、アマチュア無線ならば、e-QSLカードや、LoTW(Logbook of The World) など、データのやり取りで認証を行い、アワード取得などに便利なシステムがありますが、この「郵便受けにエアメール」はやはりなんともエエもんです。

では、ここで、ベリカードをもらうために、放送局が喜ぶような受信報告書について、ちょっと考えてみたいと思います。お決まりの文言や書き方はネットにいくらでもありますが、受信報告書に必要な基本項目としては以下のような情報です。

放送局名

これを書かないと始まりません。

受信日時

時間は日本語放送の場合(JST)でも問題ないと思いますが、(UTC)併記ですと尚よいと思います。

受信周波数

公称周波数と実際の受信周波数にずれがある場合、記載しておくと良いと思います。

受信状態-1

SINPOコード表記。時間の経過とともに変化するならその様子も記載します。

受信状態-2

混信局、伝搬状態、変調の具合などの詳細を記載します。

放送内容

何時何分の時間表記とともに、番組内容の詳細を記載します。同列に④のSINPOコードの表記をしておけば、時系列での受信状態を伝えることができます。

受信機材

受信機とアンテナ、受信機の型番やアンテナのタイプや、地上高などの詳細を記載します。

受信者の住所と氏名

ベリカードの送り先の住所と受信地が異なる場合は受信地を明記します。また年齢は貴重な情報ですので記載します。

放送を聴いての感想

お世辞や、よいしょはいらないと思いますが、放送局(送り手)に対する最大級の敬意を払って思ったことや感じたことを書けば良いと思います。


日本語放送の場合、受信報告書は日本語で受け付けてくれますし、放送局によっては、日本国内に私書箱を持っているところもあります。また、e-mailやホームページから受信報告書を受け付けてくれる放送局もあります。

現在の日本語短波放送は多くの場合、その運営は、国家の担当機関か、あるいは、民間の場合は宗教法人です。国により運営されている場合、放送内容はその国の個性により様々で、大きく開きがあります。国の主義主張を前面に出し、敵対する国を誹謗するかたわら、自国指導者を賛美するプロパガンダ的な放送も見受けられますが、もっと穏やかに、日本のリスナーに対して自国を紹介、魅力を伝え、良い印象を持ってもらったり、観光へ誘うような放送である場合が多いです。

スポンサーが宗教法人の場合、放送の目的が布教のはずなのですが、ほとんど宗教色を感じない番組もあります。放送局によりそれぞれ濃淡があり、この歳になりますと、それはそれで、とても面白いと感じます。

ところで、一通り日本語放送を聴き馴染んできますと最初の壁がやってきます。日本語放送に飽きてくるんですね。ベリカードも、もう、いろいろもらっちゃいましたし。そこでその次のステージ(=日本語放送以外の局の受信)です。それは、英語放送やその他、日本語以外の放送を聴こうというものです。ここには、外国語という大きなハードルが存在します。

理解できない言語の放送を聴き続け、正時や、番組の切れ目でアナウンスされるかもしれない放送局名をただひたすら待つということ、これはもう、はっきり言って修行です。(笑) アマチュア無線で、パイルアップの中、コールバックを待つよりきついかもしれません。アマチュア無線では、能動的にコールしてリターンを待ちますが、BCLはわからない言語の放送を辛抱強く、ステーションアナウンスが出るのを、ただ、じーっと待つだけで、自分から能動的に何かが出来る訳ではありません。

しかも、受信報告書作成のために、わからない放送のログをとらなければなりません。わからない内容の放送のログって、なに書くのよ~。という感じです。あげく、ログには、IS(インターバルシグナル)、News、Talk、Song、Music、Male announcerの羅列、そして運が良ければ、SA(Station Announcement)です。

英語放送であっても、中学や高校で習う程度の英語力でネイティブが話す放送の内容を聞き取ることなどできる訳がありません。私の場合、仕事で使うようになり、やっとこさという感じです。(英語以外の場合、相変わらずどうにもなりません。)

日本語放送であっても、放送の内容を社会情勢や背景とともに理解することは、中学生や高校生にとっては難しすぎ、放送を理解し楽しむという領域への到達は厳しいようにも思えます。このようなことが、BCLはサイクリングやスキーや釣りなどの一般的な趣味にはなりえず、あれだけすごかったBCLブームが下火になってしまった理由のようにも思えます。その点、色々わかってきた大人になってから聴く日本語放送はとても楽しいです。本稿のポイントはここです。

現在、日本のアマチュア無線局数は約39万局で、毎月800~1000局が減少中と言われています。BCLはどうでしょう?私の感覚では、HFのアマチュア無線機で時々短波放送を聴くことがあるという方までを含め、大枠ではアマチュア無線局数の1/10、アクティブなBCLの数はそこから、まだ1/10くらいになり、数字として日本のBCL人口は3,000~4,000人くらいではないかなと思います。(あっ、これ、私の感覚です。)しかし、実態はもっと少ないかもしれません。

もし、そうだとすると、ちょっとマズいですね。アマチュア無線もマズいですが、BCLはもっとマズいです。実際、短波放送バンドを見渡しますと、VOA(アメリカ)、BBC(UK)をはじめ、多くの放送局が放送周波数や放送時間の削減を行い、場合によっては、放送局そのものを閉局しています。日本語放送も例外ではなく、同様の事が起こりつつあるように思います。

日本語放送の今昔

この10年以上、世界における日本のプレゼンスが確実に低下していることを実感します。それにともない、日本に対する放送の必要性をスポンサー(国家や宗教法人)が感じなくなってきているのかもしれません。また、広報の手段が多様化され、短波放送に頼らなくてもよくなってきたということも言われています。

しかし、隣国の中華人民共和国の国営放送局 CRI(China Radio International)などは、各バンドに複数の放送波を持ち、世界中に放送を拡充、展開しています。特にアフリカなどこれから発展が見込まれ、しかしまだインターネットが普及していない地域への情報伝達手段として、短波放送が利用されています。

その一方で、先ごろベトナムの声放送の日本語サービスで、朝07:00-07:27の放送をやめるというアナウンスがありました。各放送バンドで、CRIを含む中国語の放送が増える一方で、日本語放送が少しずつ無くなっていくことに危機感をおぼえます。(英語放送も同様です。)

下表は1979年に放送されていた日本語放送と、2020年の今現在、放送されている日本語放送の一覧です。

国 名

1979年

2020年

アルゼンチン


RAE


RAE

オーストラリア


R. Australia

×
 

UK


BBC

×
 

中華人民共和国


Radio Peking

CRI

台湾/中華民国


V of free China

R. Taiwan Int’l

エクアドル


HCJB

HCJB
by
Reach Beyond
Australia

ドイツ


Deutsche Welle

×

朝鮮民主主義人民共和国


Radio Pyongyang


Voice of Korea

モンゴル

×


Voice of Mongolia

大韓民国


Radio Korea


KBS World Radio


HLDA

FEBC(HLAZ)

アメリカ


KGEI

×


United Nations Radio

×


KTWR

フィリピン


FEBC

×


Radio Veritas

×

スリランカ


SLBC

×

USSR(ソビエト)/ロシア


Radio Moscow

×

バチカン


Vatican Radio

×

ベトナム


Voice of Vietnam

インドネシア


Radio Indonesia


Voice of Indonesia

タイ


Radio Thailand


Radio Thailand

合計局数

21

12


うーん、随分減っていますね。何とかしないと、どんどん日本語放送が無くなってしまうような気がします。

今放送している日本語放送を聴く

オッサンになってから聴く日本語短波放送は想像以上に面白いです。またベリカードがやってくるのもワクワクします。そんなことで、HFでアマチュア無線を楽しんでおられる諸兄にお手軽に日本語放送を聴いていただきたく、下記の放送局をご紹介したいと思います。

〇各国からの主な日本語放送(2020/9現在)

国名

放送局名

時間(JST)

周波数(kHz)

アルゼンチン

アルゼンチン
国営放送
RAE
Radiodifusion
Argentina al Exterior

1700-1800 (火-土)

5950(WRMI)

受信報告書の送り先:

Radiodifusion Argentina al Exterior, Equipo Japones,

CC555, CP1000, BuenosAires, Argentina.


メッセージはここから: http://www.radionacional.com.ar/contacto/ (英文かスペイン語)

http://www.radionacional.com.ar/japones/

中華人民共和国

中国国際放送

CRI
China Radio
International

0000-0057

1044   7410  9585

0700-0757

9535  13640

0800-0857

11680  13640

1900-1957

7325  11620

2000-2057

1044   7325   11620

2100-2157

1044   7325   11620

2200-2257

1044   7325    7410

2300-2357

1044   7395    7410

受信報告書の送り先:

(東京支局)

〒152-8691 東京都目黒郵便局私書箱78号

中国国際放送東京支局


(中国本部)

China Radio International/CRI,

16a, Shijingshan Rd., Beijing 100040, P.R.China.


e-mail: nihao2180@cri.com.cn (受信報告書受付可)

http://japanese.cri.cn

中華民国
台湾

台湾国際放送
RTI
Radio Taiwan International

1700-1800

11695

受信報告書の送り先:

Radio Taiwan International/RTI,

Japanese sec,

55 Pei An Rd., Taipei 10462 Taiwan.


E-mail: jpn@rti.org.tw (受信報告書受付可)

https://jp.rti.org.tw/

オーストラリア

HCJB
by
Reach Beyond
Australia

0730-0800 (土日)
2000-2030 (土日)

15410

15565

受信報告書の送り先:

〒169-00073 東京都新宿区百人町1-18-8

淀橋教会HCJB係


封書によるベリカード返信: 84円切手×2を同封

郵便はがきによるベリカード返信: 63円切手×1を同封

e-mailによる受信報告書: hcjbjapan.office@gmail.com (e-ベリによる返信)

http://reachbeyond.chowder.jp/

朝鮮
民主主義
人民共和国

チョソンの声
Voice of Korea

0600-0850

  621   3250   9650  11865

1600-1750

  621   3250   6070   9650

11865

1800-2150

621   3250   6070   9650

11865

受信報告書の送り先:

Voice of Korea, Japanese Sec.,

Pyongyang,

Democratic People’s Republic of Korea.


e-mail: vok@star-co.net.kp

http://www.vok.rep.kp/index.

モンゴル国

モンゴル国営放送

モンゴルの声

Voice of Mongolia

1930-2000

0000-0030

12085

12015

受信報告書の送り先:

Voice of Mongolia, Japanese Sec.,

C.P.O.Box365, Ulaanbaatar 13,

Mongolia.


e-mail: mub_vom@yahoo.com

http://www.vom.mn/ja

大韓民国

KBSワールドラジオ
KBS World Radio

1000-1100

9580

1100-1200

11810

1700-1800

6155  7275

1900-2000

9805

2000-2100

1170

受信報告書の送り先:

KBS World Radio, Japanese Sec.,

13, Yeouigongwon-ro, Yeongdeungpo-gu,

Seoul, 07235, Republic of Korea.


e-mail: japanese@kbs.co.kr (受信報告書受付可)

http://world.kbs.co.kr/service/index.htm?lang=j

FEBC(HLAZ)

2130-2245

1566

受信報告書の送り先:(英語か韓国語)

FEBC Korea,

P.O.Box 88,

Seoul 04067, Republic of Korea.


http://english.febc.net/html/home.html

http://www.febcjp.com/

アメリカ

(Guam)

KTWR

2115-2145(日)

2145-2215(日)

7500 (Analog)
7500 (DRM)

受信報告書の送り先:

<Analog>(ベリカード発行対象番組にのみe-ベリカードが発行されます。)

https://friendshipradio.net/ktwr.htm


<DRM>(英語)

TWR Asia Broadcasting Monitoring Dept.,

P.O.Box 6095

Merizo, GU 96916-0395, US

e-mail: ktwrdrm@twr.org

http://www.twr.asia/about/guam

ベトナム

ベトナムの声

Radio The Voice
 of Vietnam

2000-2027

9840  12020

2100-2127

9840  12020

2300-2327

9840  12020

受信報告書の送り先:

Voice of Vietnam, Japanese Sec.,

45 Ba Trieu Street, Hanoi,

Vietnam.


e-mail: vovjapanese@yahoo.com またはvovjapanese2004@yahoo.co.jp

https://vovworld.vn/ja-JP.vov

インドネシア

インドネシアの声
Voice of Indonesia

2100-2200

3325   4750

受信報告書の送り先:(IRC 2枚を同封と英語による受信報告書が望ましい)

Voice of Indonesia, Japanese Sec.,

Jl. Merdeka Barat 4-5, JAKARTA, 10110,
INDONESIA

https://voinews.id/japanese/

タイ

ラジオタイランド

Radio Thailand

2200-2215

9390

受信報告書の送り先: (IRC 1枚を同封)

Radio Thailand World Service, Japanese Section
236 Vibhavadi Rangsit Road, Ding Daeng, Bangkok 10400,
Thailand

E-mail: rthworldservice@gmail.com (受信報告受付可)

https://nbt.prd.go.th/

(出典:2020WRTH/各放送局ホームページ)

まずは、ベリカードが来た順番からご紹介します。

①KTWR
2020年8月30日(日) 21:45-22:15(JST)
7500kHz (DRM放送)
ほぼ100%復調。

このDRM放送の前にあるアナログ放送は、宗教放送とは思えないくだけた内容で、昭和の歌謡曲ベスト10のような企画など、まるで民放中波局のように楽しめる番組が多いです。DRMはキリスト教の放送です。聖書の解説などが多いです。DRMでは聖書の挿絵や、文章などがデータで送られてきます。関心のある人には興味深いと思います。



PERSEUS+DRMで受信中

〇ベリカード
DRM放送を受信してe-mailで送付した受信報告書(DREAMログデータ等)に対して、3時間でe-ベリカードの返信がありました。この返信スピードはe-ベリカードとはいえ、最速です。ちょっと驚きました。色々なデータを添えて報告したからかもしれません。アナログ放送では、ベリカード発行対象番組とか、色々なお約束があるようですが、DRMの方は、ネットから受信報告書を送ることでe-ベリを入手できます。但し、DRMの放送に対する受信報告書は英文で書く必要があります。


さすがTWRの送信所、すごいアンテナシステムですね。

②HCJB by Reach Beyond Australia
2020年8月22日(土) 07:30-08:00(JST)
15410kHz
SINPO=45544

当日は、四国中国地方のZOOMによるリスナーの集いの録音の放送でした。HCJB日本語放送はReach Beyondと東京の淀橋教会が放送経費の資金提供している宗教放送局です。HCJBはエクアドルの放送局のコールサインであるため、今、オーストラリアの送信所から放送されていることを思いますと、HCJBのコールサインはおかしいのですが、リスナーやBCLの間で慣れ親しまれた名称であるため、愛称的使用としてカンムリに使用されています。途中一度、放送中断期間はありましたが、1964年から放送されているロングランの短波放送局です。

アナウンサー兼日本語放送ディレクタの尾崎一夫師は短波日本語放送の中でも最長老ですが、益々お元気でご活躍中です。現在は、アメリカアリゾナ州ツーサンにご家族とお住まいです。放送の音声データパケットは、アメリカで作成され、システムにアップロードされ、オーストラリアのクヌヌラ送信所で再びダウンロードされ放送されています。

日曜日は、淀橋教会の主任牧師の峯野龍弘師による聖書解説が行われることが多いですが、月に一度、リスナーのお便り紹介の時間があります。土曜日は、かつてエクアドルから放送されていたアーカイブ番組が放送されることが多く、オーケストラや、マリンバの演奏、エクアドルの民族音楽や、アンデスフォルクローレ、また、インタビュー旅行記や、日本でのリスナーの集いの録音を放送する番組など様々で、古くからのHCJBファンだけでなく、新しいリスナーにも楽しめる番組構成で、「人として豊かに生きる」こと、「リスナーが楽しんでもらう」ことを主眼に番組が制作されています。


ICOM IC-7851で受信中

〇ベリカード
HPからのe-mailでの受信報告には、e-ベリカードが発行されます。ベリカードのデザインは毎月更新されます。下記、e-ベリカードは10日で返信がありました。紙による受信報告書には紙のベリカードが発行されます。


8月のベリカードです。

③ベトナムの声放送
2020年8月22日(土) 21:00-21:27(JST)
12020kHz
SINPO=55444

国際ニュースと国内ニュースをバランスよくとりまとめ、リスナーからの音楽リクエストにもこたえてくれます。アナウンサーの日本語は丁寧で温かみがあり、好感が持てます。社会主義国家の放送ですが、放送内容は極めて中立で、偏っていません。また放送はプロパガンダ的ではなく、大変楽しめます。ベトナムはベトナム料理など日本でもなじみのある国ですが、放送を聴いていて、かの国を訪問したくなります。お薦めの放送局です。


ELAD FDM-S2で受信中

〇ベリカード
8月25日に投函し、9月19日に受領しました。返信は26日でした。ベトナムの声放送のベリカードはBCLの間で大変人気があります。ベトナムは多民族国家で、人口の多くはキン族ですが沢山の少数民族が仲良く暮らしている国です。最近のベリカードは民族衣装をまとった女性の写真でデザインされていて、大変チャーミングです。受信報告書を送りますと、時節に合わせてグリーティングカードなども送っていただけます。こちらも大変美しいものです。


なんともほっこりするベリカードですね

〇グリーティングカード


ああ、花つむ麗しの君よ(笑)

原稿の締め切りまでに、到着したベリカードは上記3局でした。新コロナの影響で、航空便はまだまだ滞り気味のようです。モンゴルへの受信報告書は受付されずに返送されてきました。早く新コロナ禍が収束しますように。

④モンゴルの声
2020年8月29日(土) 19:30-19:57(JST)
12020kHz
SINPO=45333


TENTEC RX340で受信中(アンテナは303WA-2パッシブアンテナ)

こちらもとても温かみのある放送です。日本語は、ほんの少し、たどたどしさがありますが、しかし、大変丁寧にお話しされ、とても好感が持てます。(アナウンサーが、日本語を大切に、心を込めてお話しをされている感じがします。) ニュースから音楽番組(民謡、ジャズ、流行歌まで)、モンゴルの文化の紹介番組など楽しい番組内容です。聴いていると訪問したくなります。放送周波数はやや下にシフトしています。また音声に「ブーン」というハムがのっています。送信所の電力事情が原因かもしれません。

〇ベリカード
受領には時間がかかりそうです。いまは、モンゴルへのエアメールも船便も取り扱い停止中(9月20日現在)で、送った受信報告書が返送されてきました。しばらくは、エアメールの郵便事情の確認が必要です。
https://www.post.japanpost.jp/int/information/overview.html


返ってきた受信報告書

お便りや受信報告書は、ホームページ上にe-mailアドレスの表記がありますので、こちらからは受信報告書を送ることが出来ますが、e-ベリの発行は行われていないようです。郵便の往来が再開されるのを待たないとしかたがないですね。

⑤中国国際放送(CRI)
2020年8月25日(火) 21:08-21:59(JST)
7325kHz
SINPO=55544

日本向けの放送をしている放送局のなかで、放送周波数のチャンネル数、放送時間量はダントツの一番です。GDP世界第2位の大国の国営放送局ですので、今やVOAやBBCを抜き去り世界一の予算を持っており、国として力を入れていることが見て取れます。放送番組は、充分な時間を確保しており、海外ニュース、国内ニュース、文化、政治論説、歌番組など多様です。新型コロナの影響で、たまっていた受信報告書の受発送が大変なことになっている様子で、ベリカード発行に時間がかかるということがアナウンスされています。今般受信のベリカードはまだ来ません。

ところで、CRIからはベリカードやグリーティングカードと共に、美しい切り絵などが同封されていることがあります。とても美しく手の込んだものです。うーん、お金持ちだ。


XHDATA D-808で受信中

〇今回受信のベリカードは未着なので、70年代のベリカードと切り絵です。


  その年の干支をモチーフにした切り絵 (猿と巳)

⑥台湾国際放送(RTI)
2020年9月1日(火) 20:00-20:59(JST)
9740kHz
SINPO=45444

東日本大震災が発生したとき、義援金と共に、最初に支援の手を差し伸べてくれたアジアの友人、親日友好国である台湾からの放送です。大変良好に受信できます。国際ニュースと国内ニュース、それから台湾の今をわかりやすい解説で紹介しています。時事解説では、台湾の考え方や立ち位置を、明確に打ち出し、放送をしています。

人気番組の「ウーロンブレーク」では、台湾の流行曲や日本の歌謡曲のカバーなどが紹介されます。また、玉山会というリスナーズクラブがあり、リスナー同士あるいは、放送局アナウンサーの皆さんと活発な交流が行われています。FaceBookには公開グループがあります。
https://www.facebook.com/groups/374587599833185


Sony ICF-2010(2001D)で受信中

〇ベリカード
まだ、届きません。これは70年代に受信時のベリカードです。局名がVoice of Free China(自由中国の声)となっています。なかなか趣があります。


RTIの前身、Voice of Free Chinaからのベリカード

⑦KBS World Radio
2020年9月5日(土) 10:00-11:00 (JST)
9580kHz
SINPO=55444

朝いちばんの放送を聴きました。KBS World Radioは中国のCRIに続き2番目に日本語放送に時間を割いている放送局です。一回の放送は1時間と時間はたっぷりあり、国際ニュース、国内ニュース、バラエティー番組など盛り沢山です。「玄界灘に立つ虹」は55年続く長寿番組です。この日の放送では、軽妙な語り口で、韓国の若者事情や、流行りなどを伝えていました。また、日本からのお便りの紹介などもあります。

「玄界灘に立つ虹」に続き、日韓が抱える問題についての論評番組となり、日本に対する韓国世論について解説がされました。一つの事象でも、それを写す鏡は国家教育やその立ち位置により多面的であることが実感できます。BCLはやはり大人の趣味です。(笑)


TECSUN PL-330で受信中

〇ベリカード
今回の受信報告書に対するベリカードはまだ届きません。これは76年に受領しました。とても美しいベリカードです。


おまけ: 必死のパッチのベリカード(アフリカ編をちょっとだけ)

外国語を受信して受領したベリカードです。しかも遠いアフリカの地からの放送です。(汗)音楽番組はまだしも楽しめましたが、放送言語が英語ではない場合、トーク番組は聴いていて「ナニモワカリマセン。」状態でした。

意味の解らない言葉をよく我慢して聴いていたと我ながら感心します。SAが出るのを、まだかまだかと、例の単語の羅列ログを書きながら、待っていました。ベリカード欲しさの修行でした。しかし、まぁ、この電波は、遠くアフリカからやってきているのだという、ぼやーっとしたロマンのようなものは感じていたと思います。(笑)

〇Radio RSA
当時もっとも受信しやすいアフリカ局でした。ギターと小鳥のさえずりのIS(インターバルシグナル)はとても印象的で一度聞くと忘れません。


〇ETLF
エチオピアにあった宗教放送局です。比較的強力に入感していました。


〇La VOIX DU SAHERL/Radio Niger
比較的様々なアフリカの音楽(パーカッション主体)を流していた放送局です。ベリカード返信に521日と記録されています。長い返信日数です。


〇Radio GHANA
WRTH2020で調べますと、短波による放送は終了し、全てFM放送になっています。FMでは、日本まで飛んできません。(残念)ベリカードの色使いはいかにもガーナです。


〇Voice of America Botswana中継
返信日数525日と記録されていました。アフリカは遠いです。(笑) 今も早朝に4930kHz, 6195kHzあたりでクリアに受信できます。アフリカンテイスト満点の放送を聴かせてくれます。VOA頑張ってほしいです。


〇Voice of America Sao Tome中継
早朝に5970kHzで聞こえます。アフリカの匂いぷんぷん。パーカッシブな音楽が流れます。こちらもVOAです。頑張ってほしいです。


お盆休みも終わり、下界はまだまだ暑いですが、お空はそろそろ秋模様でHFローバンドDXシーズンの到来です。お互いに新コロナに気を付けて過ごしましょう。来月は、本稿の後半です。では、またお目にかかります。

ごきげんよう。
Very Best 73&88。

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次号は 12月15日(火) に公開予定

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