2015年10月号
連載記事
あーちゃんの交信は成功しました!
サ「さすが、コンテストで慣れてるだけあるね~!」
あ「まあねっ(*^o^*)b」
メンバー「アマチュア無線では知らない人と交信をすることがあります。相手の声で、その人がどんな人なのか想像を膨らませると楽しいですよ。今回の交信相手はどんな人だと思いますか?」
あ「う~ん、私より若い男の子かな!たぶん背も同じくらい!」
エ「身長はさすがにどうかなぁ・・・(笑)」
メンバー「では、交信相手の子に登場してもらいましょう」
あーちゃんの予想は見事的中しました!
あーちゃんと交信してくれたのは、あーちゃんと同じくらいの身長の男性メンバーでした。
お次はコノちゃんの番です。コノちゃんは自分のコールサインをしっかりとメモ用紙に記入しました。みんなに励まされながら、生まれて初めての交信にチャレンジ!
コ「こちらは『とうきょうK23』です、こちらは・・・」
M「コノちゃん、その調子!(^o^)」
コノちゃんは初めての交信にも関わらず、とてもハキハキと話すことができました。
サ「コノちゃん、初めてとは思えないくらい上手に話せたね~!」
メンバー「コノちゃんの交信相手はどんな人だと思いますか?」
コ「・・・さっきそこにいたお姉ちゃん」
メンバー「あれ、バレちゃってたか(笑)」
コノちゃんと交信してくれたお姉さんがブースに戻ってきてくれました。
エ「コノちゃん、免許を取ったらもっと遠くにいる人ともお話できるよ。そしたら私たちとも交信してね」
コ「うん!」
最後に、交信相手になってくれたクラブメンバーの皆さんと記念撮影をしました。
午前11時になると、JARLのインフォメーションセンターで、中学生以下を対象としたスタンプラリー用紙の配布が始まりました。JAIAコーナーのメーカーブースなどに、異なる種類のスタンプが用意されており、全てのブースのスタンプを押すことができると記念品をもらうことができます。
サ「スタンプラリーで、いろんなアマチュア無線の会社の名前を覚えよう!」
まずは一番上のアイコム株式会社のブースに向かいます。
あ「コノちゃん、こっちこっち!私たちの持ってるID-51だよ!」
M「新色登場だって。コノちゃん、この色可愛いね(^^)」
コ「うん!私、これ欲しいなぁ」
M「お父さんにおねだりしなきゃね!(^o^) 私もそろそろ新しい機種に買い替えようかな」
エ「コノちゃん、こっちにも無線機があるよ」
コ「わぁ、大きい!かっこいいー!」
サ「コノちゃんは将来大物ハムになる予感がするな、うん」
エ「・・・私もこれ欲しい」
ブース内のいろいろなアマチュア無線機を見てまわっているうちに、コノちゃんはスタンプが置いてあるのを発見しました!
サ「まずは1つめGETだね☆」
5人は会場マップを見ながら、どこにスタンプが置かれたブースがあるのか捜し歩きました。コノちゃん以外にもたくさんの子供たちがスタンプラリーを楽しんでいます。時にはスタンプ前に列ができていることもありました。
5人は全てのスタンプを集めることができました!
M「全部集まると達成感があるわね」
エ「一目では何のブースか分からなかったり、社名が英語表記だったりするから、子供向けだからって侮れませんでしたね」
あ「大きいブースも小さいブースもあったしね!宝探しみたいだった♪」
スタンプラリーの台紙を持って受付に戻ります。受付のおじさんから記念品をもらうことができました。
次は何をしようかな、と会場を歩いていたところ、目の前から外国人の男性3人が歩いてくるのが見えました。
サ「Hello!ハムフェア楽しんでますか?」
サミーが得意の英語で話しかけます。
左からドイツから来たMustaphaさん、米国から来たJimさん、ドイツから来たIvoさん
Jimさん「Hello. 君たちもハムなのかな?小さい女の子もいるね」
サ「はい、私たち4人ともハムで、この子はこれからハムになるんです」
Mustaphaさん「Good! 将来有望だね」
サ「そうだ、コノちゃん、このおじさんたちと『アイボールQSO』をしよう!アイボールQSOっていうのは、アマチュア無線の言葉で、電波でお話するんじゃなくて、実際に会って顔を見ながらお話することだよ♪」
エ「外国人のハムとアイボールQSOできる機会なんて滅多にないもんね。いろいろお話を聞かせてもらおう!」
サミーとエリーは外国人ハムたちとお喋りを始めました。サミーはもちろん、エリーも小さい頃から英語の勉強をしていたので、2人とも英語が堪能です。とても楽しそうにお喋りをしています。
あ「アイアム・アーチャン!アイアム・ハム!ウィー・アー・フレンド!\(^o^)/」
あーちゃんは世界スカウトジャンボリーでの経験を生かして、あーちゃん流英語で頑張ります。Masaco先輩とコノちゃんはサミーやエリーに通訳をしてもらってお話をしました。
QSLカードやアイボールQSO用名刺の交換をして、外国人ハムとのアイボールQSOの時間はとても楽しく過ぎていきました。
エ「国が違っても、無線のお話で盛り上がれるね」
コ「ちょっとドキドキした(>_<)」
M「でも楽しかったね♪」
そんなこんなで、コノちゃんとのお別れの時間が近づいてきました。
サ「コノちゃん、ハムフェアは楽しんでもらえたかな?」
あ「コノちゃんが従事者免許を取れたら、一緒に交信してねっ」
エ「一緒に上級ハムを目指そう♪」
M「またハムフェアにも遊びにきてね」
コ「うん。みんなありがとう (^o^)」
仕事を終えたお父さんが、コノちゃんを迎えに来ました。
コ「ばいばーい!!」
ハムフェア会場に着いたばかりの頃はとても緊張していた様子のコノちゃんでしたが、最後は元気な笑顔を浮かべていました。
アマチュア無線の明るい未来は子供たちが担っています。ハムフェアなどの楽しいイベントを通して、もっとも~っとたくさんの子どもたちがアマチュア無線に親しんでくれますように、と3人娘は思ったのでした。