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来年開催「ハムフェア2020」の日程と会場が決定!!

一般社団法人日本アマチュア無線連盟(JARL)は9月30日、来年の「2020アマチュア無線フェスティバル(ハムフェア2020)」を、2020年10月31日(土)~11月1日(日)に東京ビッグサイト 西展示棟 西3・4ホールで開催すると公式ホームページのJARL Webで発表した。


JARL Webで「ハムフェア2020」の開催日と会場が決定したことが告知された

日本のアマチュア無線界最大のイベント「アマチュア無線フェスティバル(通称:ハムフェア)」は1977年に東京・晴海(中央区)の国際貿易センターを会場に始まったもので、第1回と第2回は秋(1977年9月23~25日、1978年10月27~29日)に開催されていた。

第3回からは学生も参加しやすいように、開催日を8月下旬の金・土・日の3日間に変更したことで “アマチュア無線家の夏の祭典”として定着。当初の入場者数は3日間でのべ25,000名前後だったものが、1993年にはのべ61,000名を記録するまでに成長した。また会場は1996年から東京・有明(江東区)の東京ビッグサイトが使われるようになった(ただし1999~2001年は神奈川県横浜市のパシフィコ横浜を使用)。


毎年夏のハムフェア会場として定着している東京ビッグサイト(西展示棟屋上で撮影)

ハムフェアは2002年から土・日の2日間開催に変更されたが、入場者数は微増傾向が続き、今年の「ハムフェア2019」では2日開催では過去最高となる、のべ42,000名の入場者数を記録した。

ところが来年(2020年)は、東京オリンピックが7月22日から8月9日まで、続くパラリンピックが8月25日~9月6日の日程で開催され、東京ビッグサイトは全館がプレスセンター(国際放送センター)として使われるため、イベント会場としては5月から9月末まで5か月間は完全に利用できなくなる。さらに東京ビッグサイトと並ぶ大型コンベンション施設として知られる千葉県千葉市の「幕張メッセ」も、東京オリンピック・パラリンピックの一部競技の会場として使われることから、首都圏ではイベント会場が極端に不足する事態となっていた。

このためJARLでは、「ハムフェア2020」の開催日や開催場所を変更する方針で会場探しを行い、複数の日程と場所の候補を9月28日~29日に開催された第47回理事会に諮った。その結果、候補の1つとなった“2020年10月31日(土)~11月1日(日)に東京ビッグサイト 西展示棟 西3・4ホールで開催”という計画が、出席理事の全員一致によって承認されたという。

ちなみに、東京ビッグサイトの西展示棟 西3・4ホールは、ハムフェア会場として長く利用されている西展示棟 西2ホール(1階)の上層階(4階)に位置し、最近では2017年のハムフェア会場としても使われている。


来年のハムフェア会場にもなる西展示棟 西3・4ホールは上層階(4階)にあり、最近では「ハムフェア2017」の会場としても使われた。ホール面積は西2ホールよりも多少広い

アマチュア無線家の間では、一時「2020年のハムフェアは開かれないのでは」と不安視する声や、「東京以外の地方開催となるらしい」といった噂も飛び交っていた。時期は秋にずれたものの、例年同様、東京ビッグサイトでの開催が決まったことで、一様に安堵の声が広がっている。

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次号は 12月 1日(木) に公開予定

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