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Summits On The Air (SOTA)の楽しみ

その24 イギリスでのSOTA運用 2

JH0CJH・JA1CTV 川内徹

先月いきなり番外編から始めてしまいましたが、イギリスでCEPT T/R 61-02を使って無事アマチュア無線のライセンス(M0ITP)を取得することができました。

JR1NHD(M0IUX)田中さんとJF1OSL(M0HWX)石井さんの3名で、イギリスで無線運用をするための準備を進め、私は同時にSOTA運用を計画しました。行き先はいろいろと考えましたが、最終的に決めたのはマン島。オートバイのマン島T/Tレースで有名なアイルランドとイングランドの間に位置する小さな島です。大きさは淡路島と同じくらいの面積です。

マン島には、この地理的な位置から、いろいろな国に統治されてきた歴史があります。18世紀になり、イギリスの王室がこの島の支配権を買い取り、島政府が置かれました。マン島は現在も厳密にはUKには属さず、王室直轄の自治領となっています。このため紙幣も切手もイギリス本土のものとは異なります。UKのポンド紙幣はそのまま同額の換算レートでマン島内でも使えますが、マン島の紙幣はイギリス本土では使うことはできません。

さて、話を戻して、準備を万端に整えたうえで、4月26日にロンドンに到着。その日はM0HWXさん宅に投宿。翌朝、マン島行きのフェリー乗り場のあるリバプールに向けて出発しました。ロンドンからリバプールまでは約300kmです。

途中でフェリー会社から連絡が入り、悪天候のため出発が4時間遅れるとのこと。何とか出航キャンセルは免れてラッキーではありましたが、フェリーに乗ったのは22時過ぎ、離岸は23時半を過ぎてしまいました。

しかし大変なのはこれからで、船は4時間の航行中、大揺れ。私は、大好きなお酒には酔いますが、船酔いは全く問題ないので、いびきをかいて寝ていたようですが、途中で目が覚めると船の乗客全員が大変なことになっていました。ようやく4時間後にマン島の首都ダグラスに到着。先に現地入りしていたM0IUX田中さんと合流しました。

到着後すぐにCWで運用をして楽しみました。翌日は宿泊地でのアンテナ建設などの準備をした後、少しだけマン島北部の街を観光しました。

28日の夕食はお世話になったボブ夫妻と一緒に楽しみました。

さて私は、いよいよ明日マン島最高峰、Mt Snaefell (SOTA#GD/GD-001)、標高621mに登ることになります。初の海外SOTA運用、楽しみです。

来月はMt. SnaefellでのSOTA運用の様子を報告したいと思います。

JH0CJH 川内 徹

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