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大好き! アマチュア無線

第12回 あけましておめでとうございます

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新年あけましておめでとうございます。新人編集員のアキラです。皆さんー、紅白歌合戦みましたか、今回は4KTVでみましたよ、無観客だったけど盛り上がりましたねえ。NiziUかわいかったですよねー、ドルチェアンドガッバーナーの香水はますます売れますかねー、嵐も長年にわたってご苦労様でした。ゆく年くる年も見終えて、元旦の初詣も今年はTV初詣ですね。美味しいお餅の入ったお雑煮を暖かいコタツでいただくのはお正月の醍醐味ですねえ、、というわけで本年もどうぞよろしくお願いします。

さて、2021年もアマチュア無線をいっぱい楽しみましょう、ということで大阪のとある☆バックスコーヒー店で、近所のOMのトムさんと、私アキラが2020年のトピックスをまじえながら2021年の構想・計画を練ってみましょうという対談を行いました。

アキラ: トムさん、あけましておめでとうございます、本年もよろしくお願いします。

トム: やあアキラ君、あけましておめでとうございます。でもねえこの店の入り口のクリスマスツリーは飾り付けがきれいやねえ。(アキラ: ギクッ、いやいや、、汗!)

アキラ: というわけで、昨年の2020年をすこし振り返りつつ、新年2021年へのアマチュア無線への熱い思い・計画などをフリートークでよろしくお願いします。

トム: はい了解です!

☆じゃ2020年のトピックスから、早速フリートークでお願いします。
まず2020年のはじめころからサイクル25が明けましたね。コンディションの変化が早くて短い周期でのバンドオープンが多かったかなあ。2020年の秋のDXシーズンはひょっとしたら2019年の秋より厳しかったのではと思いました。私も同感に思います。ハイバンド系は特に厳しかったです。11月に入って少し太陽黒点が上昇しはじめまして、月半ばにゼロに戻って、また上昇し月末ころには80を越えたりしました。ここのところは朝の5時過ぎくらいから9時過ぎと、夕方の3時過ぎから日没くらいまでの時間帯のロングパスで頑張るDXerも多いですね。僕たち「熊の足族/羊アンテナ派」もマンションのベランダで2方向(北/南とか西/東で建物による)にアンテナを出せている人は、巨砲族並みにはいきませんが自分のペースでロング/ショート・パスを味わうこともできますね。アパマン族は八木/リニアアンプ付きの巨砲族には確かにかなわないところもありますが、マイペースで工夫する高い志を持ったチャレンジャーですね。僕は2020年最後のDXペディションと言われたアフリカ/マラウイ7Q7RUを早朝4時ころに起きて頑張ってロングパスでゲットできましたよー。


昨年11月末頃には太陽黒点数が一時80に上がったことはDXSCAPEや宇宙天気予報センターのホームページでも数値が出ていましたね。でも実際の電波の飛びとの感覚が一致しなくて、なんか飛ばないよねーと会話されるDXerの声もちらほらありました。しかし少しずつ状況はよくなってきていますね。今年2021年はさらなるコンディション上昇が確実になっていくので、いっぱいDXを楽しみたいですね。

では次は、お祭りがほぼなかったですね。新型ウイルス/コロナ禍(WHO-世界保健機関はCOVID-19と命名、COVIDとは “corona-virus disease”で コロナウイルス疾患の略称)は影響甚大ですね。お正月には明るい話題がふさわしいのですが、COVID-19は将来の教科書などに載るくらいの出来事と思うので、少し記録しておきたいです。ことは2020年2月の豪華客船ダイヤモンド・プリンセスで連日のTV放送以来、急速に展開しはじめて目に見えない猛威が急速に全世界にも広がりました。関ハム、ハムフェアの中止/延期、名古屋の東海ハムの祭典はオンライン開催、阿波踊り、祇園祭り、各地の花火大会、F1日本グランプリ、だんじり祭り、そしてオリンピックの2021年への延期もアナウンスされました。人通りの途絶えた難波、心斎橋の通り、京都やその他多くの繁華街から人の姿が消えて、飲食店や色々なお店が大打撃を受けました。世界のほとんどの都市部でも同様で、はじめてみる光景と言ってよいでしょう。そんな中でアマチュア無線界ではSTAY HOME活動で、多くの国からSTAYHOMEのサフィックスを持った無線局が出てきて、頑張りましょうとキャンペーンもありました。貨物や郵便にも影響が出て、特に欧州からダイレクト/SASEとかのQSLがなかなか戻ってこないし、JARLビューロー経由のDXのQSLは少し少ない感じで、現在もその状況は続いていますね。ほんでねえ、映画館にも行かなかったけれど観客への対策も施されたようですが、まだ「鬼滅の刃」は見れていません。見たら泣くのかなあ!

そして「大好きアマチュア無線」のお仕事を頑張りました。例年より濃いアマチュア無線を楽しんでいますね。実践的に進めるという気持ち/方針で進めていますので、一歩突っ込まないとうまくまとめられません。それが自分でもおもしろいのかなと思います。そして、トムさんにもいっぱい教えていただいたり、大変お世話になっています。(いやいや、大丈夫やでー) はい、ありがとうございます。2021年も楽しいアマチュア無線をしたいですね、おもしろいテーマはなんでしょうね? (そうやねアキラ君が楽しいと思うことをするのがよいと思いますよ) はいそうですね、今年もときどきヘルプをお願いしまーす。はいはいー(笑)。

☆楽しい(思い入れの)QSLカード
事前にそれぞれお気に入りのQSLカードを3枚程度持参してお披露目しましょうという設定で、結局2人あわせて6枚のカードが目の前にならびました。おっと、コーヒーで濡らさないようにっと。

まず、8J1RL、これは南極/昭和基地の2019年/第60次観測隊のQSLカードでサイクル24の終わりで厳しいコンディション下でのQSOでした。つぎは南鳥島の気象庁HAMクラブJD1YAAです。2局共に日本の誇りのアマチュア無線局ですね。昭和基地8J1RLは2020年に入ってFT8/CWで交信しやすくなったようですがSSBではまだ少々厳しいようです。そしてJD1YAAはCLUBLOGの最も交信したい局“Most Wanted”で22位/340の上位局でレアの部類ですね、でもJAの局にはいつも丁寧に応答されているようですね。


次は東京大学アマチュア無線クラブJA1ZLOのQSLカードで、あまり説明しなくてもいいですね。そして阿波踊り記念局の8N5AOのQSLカードは独断と偏見のかたまりかも知れませんが、私アキラはここ数年のお盆の時期になると大阪から近いので徹夜の日帰り?で見学に行くくらいお気に入りのお祭りです。2020年はコロナで中止になりましたので、敬意をこめて2021年開催期待の思いで選出しました。


最後の2枚の左側はNYCの国連本部にあるアマチュア無線クラブ4U1UNですね。この局とかスイス・ジュネーブの国際電気通信連合のアマチュア無線クラブ4U1ITUは1局で1エンティティなので、つかまえることができればラッキーですが、そうでないと、このエンティティはうめられないので貴重な局です。ちなみに4U1UNはMost Wanted”で50位/340でやはり上位の局ですね。

イラク・バクダッドのYI1SALは、JAからだとイラクはなかなかつながらないかなと思います。よってコンファームは難しいと思いますがQSLカードのゲットはグッドなことです。


闇鍋ではありませんが、どのカードがトムさんので、どれが私のかというのを全部は公開しませんが、それぞれ1枚ずつの簡単なストーリーを紹介します。8N5AOはもちろん、私アキラのQSLカードですね。2019年ころに撮り貯めた徳島のお盆の状況を少しお見せします。徳島市がお盆のあいだは街中がカーニバルです。掛け声は、踊る阿呆にみる阿呆やっぱり無線はやめられない、やっとさーやっとさー。


トムさんのは4U1UNのカードですね!
コホン、僕トムは少し前ですが仕事でニューヨークに出張したことがあるんですよ。


宿が国連本部より数ブロックしか離れていなかったので訪問しました。会議開催がない日は内部ツアーで、TV放送でよく出てくる会議室も見学出来ました。そのころは4U1UNが運用されていない時期でしたが、2020年に交信できた時はうれしかったですよ。QSLカードが到着した時はきたきたーって思いましたね、LOTWも便利だけれど、こういう場合のペーパーQSLは最高だよねえ。

☆DX/DXCCについて
サイクル25が始まって今年は2年目にはいりましたね。NOAAとかNASAの専門家の方達の情報によれば2019年12月のサンスポットが極小だったとのことです。

2020年のはじまりとサイクル25はいっしょにスタートしたよということで今は期待値上昇中です。そうやね2020年秋のDXシーズンとして昨年9月にはいって、かまえて待っていましたけれどコンディションはさっぱり上がらず。10月半ばくらいには、SSN/SFIは少し上がってきたけれど、宇宙磁気のA-Indexの値がぐんぐん上昇して鳴かず飛ばずがしばらく続きましたよね。(もしよかったら、大好きアマチュア無線/第1回で、太陽黒点関係の解説がありますので、参照してくださいませ)14MHz帯ですら21時前後くらいからさっぱりダメで、7MHz帯とか3.5MHz帯などのローバンド系がかろうじて近隣諸国方面でオープンという状況でした。ハイバンドを期待してましたけど、2020年秋は短時間でのオープンが多くてDXCCは、ほんのちょっぴりしかのびませんでした。そうそうコロナ禍でDXペディションも超激減の年でしたね。


2019年では、アキラ君家も僕ん家も、ほんのちょっぴり電気代が下がったかもね。

少し景気のよい話をしたいのですが、サイクル25もサイクル24と同じくらいの活動規模と予測されています。サイクル24はこの100年間ではもっとも活動が弱かったらしくて、ここのところのアマチュア仲間の挨拶がわりは「聞こえへんねー」というくらいやったしね。でも好みはあるかもしれないけど、FT8の出現はアマチュアのアクティビティの底上げに多いに貢献していると思います。サイクル25でもしばらくすればSSBでも「ハロー」っていえるようになって明るさもぐんぐん上昇してきますよ。

あそうそう、2020年10月ころから8J1RLがLOTWでQSLを出し始めたようですね、従来はCLUBLOGでチェックできてから、越冬隊が帰国してからJARLビューロー経由でQSLカードが到着する流れでしたからね。南極/AntarcticaのDXCCのレア度からも、やっぱり8J1RLはペーパーQSLがとてもうれしいですね。

☆2021年にやること/やりたいこと
まずはDXCCからね。いきなりですかー? そうやで!まずはメイン・ディッシュを決めないとね。肉と魚って言いたいけれど、肉!肉!肉!かな?うーん、ようわからんけど、トムさんが言われるなら肉でいきましょ。フィレのミディアムレアですかね。

僕もどんな肉なのか?うまく言えませんが(大笑)、僕もアキラ君もアパマン族ハムとして、日々楽しくエンジョイしています。そんな中で電離層や太陽黒点が微笑んでくれるかどうかで影響はすごく大きいですね。僕は2020年末のぎりぎりまでチャレンジしたけれどDXCCの区切りにもう一歩で、おしかったねえというリザルトでしたよ。先ほども少しふれましたけれどDXCC/Mixedの250コンファームに1つ届きませんでしたし、Challengeは990台にきたけれど1000にわずか一桁の局数足りませんでした。よーく追いかけたけど、もーちょっと!のところやったですねえという前年の状況でした。ですから2021年の前半/年初にかな?DXCC/Mixedの250とChallenge1000を達成させます。それから次のMixed275/Charenge1500にむけて頑張ります。

Challenge1000を達成させると、DXCCチャレンジプラークという記念の盾の申請ができます。日本からの申請だとUS$124(送料込)で少々値は張りますが、盾に金色の板に名前/コールサイン/取得日がはいった横長プレートと、金色の“1000”と描かれたメダリオンというステッカーのようなものが付いてくるようです(もらってみたらよくわかると思いますけど)。


チャレンジはその後1500/2000/2500/3000と続きますが、どこまで行けるのでしょうか。まず1500のエンドースはいつころでしょうかね次への夢が広がります。でも盾は本当にかっこよさそうですね。

DXCC/Mixedについてですが、サイクル24の終了、そしてサイクル25の立上り始めという太陽黒点活動11年周期の底の時期に、私アキラもトムさんもそれぞれの目標(肉?ね)を持っているというのがよいと思います。私は2021年に何とか200に到達したいですし、トムさんは250越えで次ステップ275のどこまで進めるでしょうか?トムさんは太陽黒点の時節柄もあったでしょうが240を越えてから坂がきつくなってねと言われていますが250の先はどうなのでしょうね。先人のオーナーロール到達の方たちはどういう状況だったのでしょうか。DXCCについてトムさんと私の自己宣言のようになってしまいましたが、楽天家の人たちであるトムさんと私ですから、サイクル25の波に乗ってこつこつと頑張りたいと思いまーす。

ちなみに、よく使っていますソフトの「DXSCAPE」ではDXCCの記録のページもありますので、そのページによりますとDXCC/Mixedの世界中でのオーナーロールは5733名で、JAだと965名のようです。またChallenge1000では世界中で6830名、JAだと976名ですね。Challenge3000を越えている世界中は196名で、JAの方は21名です。Challengeのアワードは多くのバンドでポイント/エンティティを増やしていかないと伸びていきませんがDXCC/Mixedの数を見れば、もっと多くの方がChallengeも申請できるのでは?そうすれば人数が多くなるのではなんて思いますね。

次はアウトドア計画ですね。
アウトドアの話はカラッと上がったあつあつの豚カツってところですか。そうやねえおいしいもんも食べにいくのもええよねえ。と2人の会話にもうまく油がまわってきました。

私は昨年IC-705を持って、何ヶ所か移動運用をしましたが、まったく素人の移動であったと思いました。効率のよい機器のセットアップや効率よく局数を稼ぐ交信や、移動先でのおいしいもんを食べることとか上手にできませんでした。家で聞いていると皆さんうまく移動運用されているなと思っていましたが、やはり経験・工夫・改善のたまものであったのだと気づかされましたね。2021年はさらに磨きをかけた移動運用にチャレンジしたいです。TV番組で“ヒロシのぼっちキャンプ”というのが静かなブームのようですが、“アキラのぼっち移動運用”なんて、イカスじゃありませんか!でも移動運用ではTV局スタッフもいないので、本当に1人だと夜(トイレとか)は怖いかもですね。ト: はははーコロナも怖いよー!

そうですね、移動運用というテーマを持って、キャンプとか車中泊も工夫次第でおもしろいですよね。日帰りとか泊まりとか、無線が楽しめる移動運用で、いろいろなおもしろいチャレンジをするということですね。テーマは“楽しい無線移動運用”ですかね。そのころにはオートマチックアンテナチューナーAH-705も出ているだろうからよいと思いますね。エンジョイしまーす。

そろそろお店の時間も尺もよい状況ですので2021年への締めをお願いします。

そやねー、話をしながらいろいろ考えてたんやけれど、DXCCを伸ばすとしたらね、新たなバンド追加かなと思いました。トップバンドの1.8/1.9MHzは実験程度に国内向けで少しQSOしたことがあるけど、アパマン族の宿命でアンテナが厳しいですね。

ロングワイヤー+ATUでも正直1.8/1.9MHzでは超ショートワイヤーになってしまって、なかなか安定したチューンが保てないもんね。ア: それはよく理解できます。

それでね、1.8/1.9MHzに出るというテーマでいろいろアパマン族的なアンテナ対応をトライするということです。さすがに1.8/1.9MHzでビームを回しているという話はあまり聞いたことがないし、それなりの工夫/苦労はそれぞれであると思うよ。DXCCで今なんとか運用しているバンドは、3.5M/7M/10M/14M/18M/21M/24M/28Mそして50Mの9バンドで、稼ぎの中心は14Mと18Mそして10Mですが、現在ローバンド系はアンテナ効率がハイバンド系はお空のコンディションに課題があります。まー話が長いのでこの辺にして、要は10バンドにチャレンジしてするということです。まー笑い話的な説明/計算かも知れませんが、Challenge3000にトライするとして、9バンドだと1バンドあたり、333.3局必要で全バンドオーナーロールですね。10バンドだと1バンドあたり300局かー、、Challenge3000ってやっぱりすごいね。まー感心することは横に置いておいて10バンド/1.8/1.9MHzにアンテナの勉強をかねてトライするということですね。ア: 私も同じテーマで1.8/1.9MHzにチャレンジします、師匠よろしくおねがいします。はいはいー了解!

●あとがき
対談は流行語大賞の「3密」にならないように注意して、また横並びに座って行いました。やっぱり無線でQSOするのが安全/安心ですが、細心・最善の対策をもってアイボールQSOをしました。2021年はより早くにコロナ対策が進むことを期待します。

そしてDXペディションがたくさん実施されますように、またイベントやお祭りも早く元通りになってほしいです。

2021年もアマチュア無線をよりいっぱいいーにエンジョイしたいと思います。

あとがきPART2 やっぱりコロナは強敵やー、DXペディションチームにエールを!
本文中でトムさんが2020年最後のDXペディションの7Q7RUの話をされていました。その彼らのチームは11月25日までオンエアーして帰国の途につくはずでした。でもメンバーのうち2名が帰国時のコロナ検査で引っかかり、その2名は「few more days」サービスしますとアナウンスが出ていました。しかし2020年12月中旬に至っても7Q7RUはオンエアーしていました。彼らが無事母国でのお正月を迎えていますように!ちなみにトムさんはとっくに7Q7RUのLOTWはもらえたそうでグッドですね。


次回は“番外編”で、チャーリーのお話を予定しています。どうぞお楽しみに!

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