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アマチュア無線技士国家試験、役立ちミニ情報

アマチュア無線技士の資格取得の際に公益財団法人 日本無線協会が実施している無線従事者国家試験を利用した人も多いだろう。同協会では2021年から受験者の利便性向上等を図るために国家試験のデジタル化を進めており、アマチュア無線技士の国家試験でも最近便利になっていることがある。そのいくつかを「役立ちミニ情報」として紹介する。

試験手数料支払いにクレジットカードが使用可能に

日本無線協会は2021年11月から「無線従事者国家試験申請システム」を導入し、国家試験の受験申し込み方法をパソコンやスマートフォンを利用したインターネット申請に一本化、従来行ってきた「郵送による受験申請」、「窓口に出向いての直接申請」は原則廃止した。

また近年、試験手数料(受験料等)の支払いは「コンビニ払い」か、金融機関のATMやネットバンキングで行う「ペイジー決済」に限定されていたが、今年6月からはクレジットカードによる支払いも可能になり利便性が向上した。ただし試験方式(CBT試験かそれ以外の試験か)によって利用できるクレジットカードのブランドが異なり、さらに「払込手数料(収納手数料)」も必要になるので注意を要する。(※CBT試験については次項目で紹介)

●利用できるクレジットカードのブランド
・第二級/第三級陸上特殊無線技士、第三級/第四級アマチュア無線技士のCBT試験の場合
 VISA、JCB、MasterCard、AmericanExpress、DinersClub


CBT試験の試験手数料支払い画面。VISA、JCB、MasterCard、AmericanExpress、DinersClubのクレジットカードが利用できる

・CBT以外の試験の場合(第一級/第二級アマチュア無線技士など)
 VISA、MasterCard


CBTではない一般の試験の手数料支払い画面(例: 第一級アマチュア無線技士)。VISAかMasterCardのみ使用可能

●払込手数料(収納手数料)の一例
・第四級アマチュア無線技士 CBT試験の場合
 試験手数料: 5,100円、収納手数料: 297円

・第三級アマチュア無線技士 CBT試験の場合
 試験手数料: 5,400円、収納手数料: 308円

・第二級アマチュア無線技士の場合
 試験手数料: 7,800円、払込手数料: 220円

・第一級アマチュア無線技士の場合
 試験手数料: 9,600円、払込手数料: 220円

CBT試験は終了直後に「合計点数」が表示される

今年2月から「第二級陸上特殊無線技士(二陸特)」、「第三級陸上特殊無線技士(三陸特)」、「第三級アマチュア無線技士(3アマ)」、「第四級アマチュア無線技士(4アマ)」の国家試験は、全国約320か所のテストセンターで受験が可能な「CBT方式(コンピュータ利用試験)」に移行している。受験者は自分の都合がよい会場(CBTテストセンター)と受験日時を選ぶことができ、テストセンターのコンピュータ上に表示される試験問題に解答していく方式となっている。


CBT方式の無線従事者国家試験の案内ページ。全国約320か所のCBTテストセンターで、自分の都合に合わせて受験できるのは便利。試験終了後、すぐに合計点数が表示されるという

2021年に実施されたCBT試験の試行では、テストセンターで受験してから試験結果が確定し、受験者に電子メールで試験結果通知(記載されているURLアドレスから、PDF版の試験結果通知をダウンロードする)が届くまでにやや時間を要したが、最近はスピードアップが図られているようだ。

また、テストセンターで試験問題の解答をすべて終え、「終了」のボタンを押すと、すぐ画面上に参考として「自動計算された点数」が表示される点も目新しい点だ。ただし表示されるのは法規と無線工学の「合計点数」で、実際は2科目とも下記の合格基準に達していなくては合格とならないが、試験の出来具合を判断するには十分だろう。

●試験の合格基準(3・4アマの場合)
・第三級アマチュア無線技士
 無線工学 配点: 70点、合格点: 45点
 法規 配点: 80点、合格点: 55点

・第四級アマチュア無線技士
 無線工学 配点: 60点、合格点: 40点
 法規 配点: 60点、合格点: 40点

例えば無線工学・法規とも配点60点、合格点40点と規定されている4アマ試験をCBTで受験し、「100点以上」の合計点数が表示されたような場合は、法規と無線工学の両方とも合格点に達していると判断できるので便利だ。表示された合計点数は「試験結果レポート」として印刷されるので持ち帰りができる。

1・2アマ国試の「試験問題」と「解答」の公開タイミング

日本無線協会の公式サイトでは、「第三級アマチュア無線技士」、「第四級アマチュア無線技士」を除く、21の無線従事者資格の過去1年間の国家試験問題と解答がPDF版で公開されているのをご存じだろうか(それ以前の問題と解答が表示できる場合もある)。


日本無線協会の公式サイトでは、各級無線従事者国家試験(3・4アマ試験以外)の過去1年間の問題と解答(いずれもPDF)を掲載している

いわゆる“上級ハム”の「第一級アマチュア無線技士(1アマ)」、「第二級アマチュア無線技士(2アマ)」国家試験の場合、試験は年3回、土曜日または日曜日に実施されるが、その試験問題と解答は、試験から2~3日後にあたる「火曜日の夕方(16~17時頃)」に公開されることが多いようだ。一刻も早く正答を知りたい受験者は、この時間帯を覚えておくと良いだろう。

またインターネットでは公開していないが、日本無線協会は過去3年間の国家試験問題と解答を保管している。手数料(試験期ごとに手数料300円)と返信用郵送料を負担すれば、誰でもそのコピーを送ってもらうことができる。さらに受験者本人が書面により開示請求を行えば、合否に関わらず“得点の開示”も行っている(試験期ごとに手数料300円と返信用郵送料が必要)。申し込み方法など詳しくは、日本無線協会の公式サイトの「国家試験についてのFAQ」欄で確認していただきたい。


得点開示請求の方法と、過去の問題・解答の入手方法は日本無線協会の公式サイト内にある「国家試験についてのFAQ」欄で案内されている

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次号は 10月 3日(月) に公開予定

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