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Summits On The Air (SOTA)の楽しみ

その57 山頂からのFT8について-1

JH0CJH・JA1CTV 川内徹

本当に暑い毎日ですね。今年の梅雨明けは例年より約1か月も早く、関東地方では6月27日に梅雨明けとなりました。その後は熱波で本当に大変な日々でした。山に出かける方は特に熱中症、そしてまたぶり返しの傾向も見られるコロナ対策に十分気を付けて、山からの無線運用を楽しみましょう。

今月から数回に渡って、山頂でFT8運用をする場合に私が使用している設備を紹介してみたいと思います。私のブログでも紹介しているものの、もう少し細かくその後判ったところなども含めながら解説していきたいと思います。初回はどんな設備を使っているかを紹介し、次回から作り方を解説していきます。

私は山に登る時に持っていく無線機や設備はできるだけ軽量化を図っています。体力の消耗を抑えるためです。

IC-705で山岳運用する場合、当然IC-705本体にアンテナ、バッテリー、マイク、電鍵などは持っていきますがFT8を運用する場合、その標準セット(SSBやCWで運用する設備)に追加するFT8専用の機器をできるだけ減らしたいと思っています。この観点で私がFT8で運用するために追加で持っていく機器をお見せします。


これだけです。ラズベリーパイと言われる超小型CPU、バッテリー、USBケーブル2本(電源用と通信用)だけで、重量を計ってみたら278g、コンビニのおにぎり2個半くらいしかありません。


これだけの追加機材で山からFT8で運用が可能になります。

ひとつだけここには写っていませんが、スマホをラズベリーパイのディスプレイとして使用します。スマホはいつも山に行くときは持っているためこれも追加の機器ということではありません。


これだけの追加機材で今話題のFT8にもQRVできるのは、これら機材とUSBケーブル一本で接続できるIC-705の利点のひとつですね。この設備の作り方を説明していきたいと思っています。

さて、ここで少しSOTA日本支部の紹介ですが、SOTA日本支部は、明日、7月16日から大阪府池田市の池田市民文化会館で開催される関西アマチュア無線フェスティバル(KANHAM2022)に出展いたします。このSOTA日本支部のブースでもラズベリーパイを使ったFT8設備の紹介をいたしますので、是非ブースにお立ち寄りの上、ご覧になってください。ブースの場所は3階イベントスペースのH15番となります。皆様とのアイボールQSOも楽しみにしております。

SOTA日本支部ではSlackを使ったコミュニティプラットフォームがあります。すでに100人以上のSOTA愛好家の方々が参加されています。このコミュニティに新たに参加をご希望の方は私宛のメール、jh0cjh599アットマークgmail.comでも結構ですし、SOTA日本支部のホームページの問合せのページから連絡を頂いても結構です。登録案内を送らせていただきます。

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