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ドイツ南極基地局DP0GVNからQO-100に向けてQRV開始


基地のアマチュア無線局DP0GVNを運用するRoman, HB9HCF
使用リグはアイコムヨーロッパから寄贈されたIC-9700

ドイツ南極観測基地Neumayer Ⅲ Stationのアマチュア無線局DP0GVNから、初の静止軌道アマチュア衛星QO-100(Qatar OSCAR 100)にむけてのQRVが始まった。


Neumayer Ⅲ Station基地の位置 (南緯70.674444° 西経8.274167°)


SDR画面でみるパイルアップ 左下は基地全景

昨年10月AMSAT-DLから衛星にオンエアするためのアンテナや必要機材が発送され、今年初めに基地に到着して順次設置されていった。去る1月28日より、QO-100を使ったオンエアが開始され、まずCW、続いてSSBの運用が行われ、さっそくパイルアップを浴びた。


1.2m径のディッシュは南極特有の超過酷な条件にも耐えられるようドーム内に設置されている。


Es’hail-2/QO-100の可視範囲
ヨーロッパ・アフリカとアジアのほとんどカバーされている。

DP0GVNでは今後、ISSを使うARISSスクールコンタクトのように、QO-100を使った学校クラブとのスクールコンタクトも計画しているという。ISSと違ってQO-100は可視時間が長いため、時間切れのプレッシャーがないのがメリットだ。

また、画像通信(DVB-S2フォーマットによる高解像度のDATV)によるオンエアも計画されている。2.4GHzアップ、10.5GHzダウンのトランスポンダー通過帯域は、SSB/CWなどの狭帯域信号向けに500kHz幅、ビデオなどの広帯域向けに8MHz幅もあり、バンドプランに従った多様な変調方法に対応している。

多くの若者が南極を通して、地球環境問題とともにアマチュア無線に関心を持つきっかけとなることが期待される。

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次号は 8月17日(月) に公開予定

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